パンダ@つみたて投資

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【投資歴15年の東大卒公認会計士📈】 5億円に向けて運用中 | アジア・中国株多めのインデックス投資中心 | 金融のプロで資産運用・会計・ファイナンスが得意 | 考えを整理するためにツイッター開始 | 投資や経済について発信→皆さんの考えも教えてください

最近の記事

インフレ対策としての利上げ:FRBが見据える経済のソフトランディング

この1週間のFRBに関する記事をまとめています。投資をする皆さんは最低限これは把握しておきましょう! タイトル: "Atlanta Fed President: We Have Broad-Based Inflation and Fed Will Be Restricting 'Well into 2024'" 要約: アトランタ連邦準備銀行のラファエル・ボスティック総裁は、インフレが2%に達するまでに時間がかかり、連邦準備制度が2024年まで引き続き制約的な立場を取ると

    • 株式市場の波乱含みな一週間:投資家が知るべき10のポイント

      先週の主な株式市場に関するニュースです。時間がなくてもこれだけはおさえておきましょう! 債券の売却が増え、その結果として利回りが上昇し、投資家が株から離れる動きが見られた(The Wall Street Journal)。 デイトレーダーが再びミーム株に投資を集中させ、Tupperware、Yellow、Rite Aidの株価が急騰した(The Wall Street Journal)。 9月は伝統的に米国株の最も弱い月であり、今年はカレンダーの変わり目が特に心配されて

      • 【2023年7月】冬の到来はまだ遠い!?冬に備えて買うべきものは○○

        6月までに起こったこと3/10:SVB破綻 3/19:クレディ・スイス買収 4/17~:チャールズ・シュワブ銀行決算→株価急落および継続下落 5/24~:エヌビディアを中心にAI銘柄急騰(エヌビディアは約30%の上昇) 5/28:債務上限問題について民主党・共和党合意 足元では金融セクターの信用不安は完全に忘れ去られたようです。エヌビディアの好決算を受けてAI銘柄が急騰しており、プチお祭り騒ぎが始まっています。悪いニュースもありますが、基本的にはそれほど大きく受け止

        • 【2023年6月】相場の季節は晩秋!?冬に備えて買うべきものは○○

          5月中に起こったこと5/24~:エヌビディアを中心にAI銘柄急騰(エヌビディアは約30%の上昇) 5/28:債務上限問題について民主党・共和党合意 金融セクターの信用不安は完全に忘れ去られたようです。エヌビディアの好決算を受けてAI銘柄が急騰しており、プチお祭り騒ぎが始まっています。悪いニュースもありますが、基本的にはそれほど大きく受け止められていない印象を受けます。 今後の懸念事項は銀行の貸出態度悪化による弱小企業群の倒産をきっかけとした景気悪化で、それが起きるのは前

        インフレ対策としての利上げ:FRBが見据える経済のソフトランディング

          【2023年5月】先月の市場振り返り。3月の勢いを受けて4月は!?

          このNoteの目的マーケットデータは日々更新されていき、イベントも次々と起きていくため、起きる事象を一つ一つ追っていくとどうしてもニュースが伝える温度感の影響を受けてしまって、直近起きた事象に過度な重みづけをした現状認識をしてしまいかねないため、毎月の定点観測を記録することで定期的に市場をみる視点をリフレッシュさせることを目的に毎月更新します。 ニュースをみて過度に悲観・楽観に寄ってしまっていないか、直近数ヶ月のNoteを見返して平静さを取り戻せるように意図しています。

          【2023年5月】先月の市場振り返り。3月の勢いを受けて4月は!?

          【2023年5月】相場の季節は晩秋!?冬に備えて買うべきものは○○

          4月中に起こったこと4/17~:チャールズ・シュワブ銀行決算→株価急落および継続下落 金融セクターの信用不安は忘れ去られたようでしたが、チャールズ・シュワブの決算の悪い数値をみて再燃気配。現時点ではチャールズ・シュワブが話題に上がる程度でショックらしいものは起きておらず株価も全体的に上昇傾向。 今後の懸念事項は銀行の貸出態度悪化による弱小企業群の倒産をきっかけとした景気悪化で、それが起きるのは前提として問題はいつ起きるのか。早ければ弱気派は数ヶ月といい、強気派は1.5年な

          【2023年5月】相場の季節は晩秋!?冬に備えて買うべきものは○○

          【2023年4月】金を使った資産獲得方法

          2023年4月のマーケット状況 逆イールド状況継続 PMI最悪水準 貸出基準悪化継続(さらに3月に銀行信用不安発生) 株価は大きく下落せず 雇用統計も強い 2023年4月時点では先行指標は悪化しているが、株価は維持されており、遅行指標ではまだ悪化傾向がみられていない状況。今後景気悪化が見込まれており、そうした意見も多いが、株価が落ちないために強気な意見も見られるところ。2022年の逆金融相場が終わり、逆業績相場前の中間反騰の時期にあると想定される。 常に暴落リス

          【2023年4月】金を使った資産獲得方法

          【2023年4月】相場の季節は晩秋!?冬に備えて買うべきものは○○

          3月中に起こったこと3/10:SVB破綻 3/19:クレディ・スイス買収 金融セクターの信用不安がどこまで波及するか恐る恐るだった相場ですが、月末にはもはや何事もなかったかのようです。 今後の懸念事項は銀行の貸出態度悪化による弱小企業群の倒産をきっかけとした景気悪化ですが、それが起きるまでは数ヶ月単位がかかるのは想像しやすいところ。 もう一つの懸念は水面下で誰も気づかないうちに大きなリスク事象が発生することで、銀行システム外のファンドなどで変なポジションを持っていたと

          【2023年4月】相場の季節は晩秋!?冬に備えて買うべきものは○○

          【2023年4月】先月の市場振り返り。信用不安があったのになぜ!?

          このNoteの目的マーケットデータは日々更新されていき、イベントも次々と起きていくため、起きる事象を一つ一つ追っていくとどうしてもニュースが伝える温度感の影響を受けてしまって、直近起きた事象に過度な重みづけをした現状認識をしてしまいかねないため、毎月の定点観測を記録することで定期的に市場をみる視点をリフレッシュさせることを目的に毎月更新します。 ニュースをみて過度に悲観・楽観に寄ってしまっていないか、直近数ヶ月のNoteを見返して平静さを取り戻せるように意図しています。

          【2023年4月】先月の市場振り返り。信用不安があったのになぜ!?

          【2023年3月】相場の季節は晩秋?冬に備えて買うべきものは○○

          相場の季節判断まずは2023年3月時点の相場の季節感を見ていきましょう。 いつものように、トレンドに特徴のある下記項目の現在の動きを見ていきます。 米国のセクター別の推移 米国金利の状況 米国のセクター別の推移 ヘルスケアセクター 業績安定的なため逆業績相場時には優先して買われるが、1,2月は逆に売られている状況 1年の移動平均ではまだ上昇傾向だが、短期的には買い戻されており、明確なトレンドが見えない状況 ヘルスケアセクターの動きからはまだ逆業績相場入りしている

          【2023年3月】相場の季節は晩秋?冬に備えて買うべきものは○○

          【2023年2月】いまの相場サイクルは〇〇!注意すべきは・・・

          【2月の相場サイクル】1月は景気回復期に上がるセクターが全般的に良好で、トレンド転換かと思わせるような株価の動きでした 金融引き締めは継続中で雇用統計は強い 金利は今後1年から2年で金融緩和を想定 セクター別の動きは景気改善を示唆 これらをみると、大きな枠組みでは冬に向かっている(1,2)、が一時的に暖かい日が続いている(3)、というように見えます 【冬の時期の投資対象】 冬の時期の投資対象として有望なのは以下の通り 金:今後の実質金利下落と景気悪化時の逃げ先とし

          【2023年2月】いまの相場サイクルは〇〇!注意すべきは・・・

          【2023年1月】いまは相場サイクルの〇〇にいる!投資すべきは〇〇

          【いまは相場サイクルのどこ?】 2022年は経済が過熱してインフレが上昇し、金利が上がりました これは逆金融相場の定義そのものです 逆金融相場の次に来るのは「逆業績相場」 金利が上がって経済活動が低下するのに合わせて株価が下がる時期 業績悪化懸念の強いときは生活必需品株が変われる傾向があります そして今の株価をみるとまさに生活必需品株の評価が高まっている時期(グラフ中のVDC/SPY) 金利が上がって市場が業績悪化懸念を持っている今の状況は逆業績相場 今は冬なので、種

          【2023年1月】いまは相場サイクルの〇〇にいる!投資すべきは〇〇

          株価が下がる原因は〇〇?マーケットにも重力が存在した!

          【金利が上がると株価は下がる】S&P500とFF金利との関係はこちら これをみて次のことがわかります 金利が上がると株価は下がる 金利上昇が大きいと株価下落も大きい 2022年の下落はまだ小さい(15%) 金利の上がり方が最速最大なのに株価が15%しか下がっていない。 【金利の威力】グラフは米国債利回りの1年前との比較 注目は10年債、20年債で2%ほど利回りが高くなっている点 少し難しくなるので理屈は省略しますが、2%金利が上がったら株価は30%くらい落ちて

          株価が下がる原因は〇〇?マーケットにも重力が存在した!

          【2023年1月】米国株の下落余地は〇%!?米国株は割高か?

          【米国株は割高か!?】S&P500は1年前より16%下がっています 問題は下落が16%で済むのかというところ 市場ではS&P500のさらなる暴落を予想するグループと調整が終わったとするグループに分かれています インフレ鎮静化して、金利見通しも落ち着いてきているのでなんとなく平穏な感覚になっていますが過去最速・最大の利上げが行われている今、下落が16%で済むのだろうか ちなみに理論株価を出す際に使用されるDCF方式で使用する割引率は下記の通り 国債利回りはこの1年で2%

          【2023年1月】米国株の下落余地は〇%!?米国株は割高か?

          2022年米国株のふりかえり

          【2023年は成長株低迷か?】2022年の種別リターンはグラフの通り 成長株が売られて、バリュー株が変われた形 金利が上がればすべての株が下がるはずなのだけど、成長株だけ売られているのはコロナ禍で上げ過ぎた株が元に戻ったと考えるのが自然のようにも思えます 成長株が売られてディフェンシブ株が変われるのは逆業績相場の典型 マーケットの季節感が変わったと考えるのが妥当ですね 心配なのは、成長株からディフェンシブ株へのシフトが進んでも、ディフェンシブ銘柄の株価は落ちていないとこ

          2022年米国株のふりかえり