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sagwon「prescription」全曲解説

新潟のラッパーのsagwonがリリースしたアルバム「prescription」のプレスリリース文章を担当しました。各種配信サイトで聴ける・ダウンロードできます。

新潟を拠点に活動するラッパーのsagwonは11月8日(水)、1stアルバム「prescription」をリリースする。

2017年頃から活動を始めたsagwonは、オートチューンを使ったメロディアスなアプローチを多用したフロウを聴かせるラッパー。トラップを軸にメロウなR&Bやロックなどを取り入れたサウンドに、クロスオーバー感なく自然体で挑む音楽性の持ち主だ。これまでに2020年のEP「eleventh」のほか、同郷のラッパーのFoolsdayboyと組んだ「Fill up Tonight」などのシングルをリリースしている。2022年には先のFoolsdayboyと共にレーベルの「RUBiK」を設立。今作からの先行シングル「Doppelganger」をリリースし、Foolsdayboyの2ndアルバムGift for Foolsなどにも参加してきた。

アルバムサイズの作品としては初となる今作は、「自分や他者が受けた肉体的・精神的な痛みに対する処方箋」をテーマにしたもの。トラップ系を中心に据えた統一感のあるサウンドで、ダークな序盤から繊細でエモーショナルな方向に向かっていくような作品となっている。

客演にはエグゼクティヴ・プロデューサーも務めたFoolsdayboyのほか、シングル「Build Top View」でsagwonと共演していたfuzzy、ハイパーポップ系ラップグループのChild Plate Peopsで活動する.Nico meloが参加。ビートはインターネットで購入したものが中心だが、新潟のWooRockも4曲を手掛けている。ミックスとマスタリングはDJ KOL(STB STUDIO)が担当し、アートワークは同じくRUBiKに所属するイラストレーターのfu34shiが制作した。


1. Diva (Prod. by WooRock)
2. Throbbing pain (feat. Foolsdayboy) (Prod. by waytoolost)
3. limit (feat. fuzzy) (Prod. by Trevor Eights)
4. Sing a various (Prod. by WooRock)
5. relaxation (Prod. by WooRock)
6. pictrain (Prod. by malloy)
7. 理想郷 (Prod. by WooRock)
8. alone (Prod. by brizz)
9. lucid dreams (feat. .Nico melo) (Prod. by Jody)
10. titanic (Prod. by rossgossage)
11. prescription (Prod. by sketchmyname)
12. Doppelganger (feat. Foolsdayboy) (Prod. by woodruff)


また、リリースページ用の紹介文も担当しました。

「自分や他者が受けた肉体的・精神的な痛みに対する処方箋」をテーマにした1stアルバム。

共にレーベル「RUBiK」で活動する同郷のFoolsdayboyがエグゼクティヴ・プロデューサーを担当し、ダークな序盤から繊細でエモーショナルな方向に向かっていくような作品となっている。ラップスタイルはオートチューンを巧みに使ったメロディアスなもの。メロディメイカーとしての優れた才とポップな感性を備えており、そのラップの魅力がトラップ系を中心に据えた統一感のあるサウンドで楽しめる。

客演にはFoolsdayboyが「Throbbing pain」と先行シングル「Doppelganger」の2曲でラップを添えたほか、以前シングル「Build Top View」でsagwonと共演していたfuzzyが「limit」、ハイパーポップ系ラップグループのChild Plate Peopsで活動する.Nico meloが「lucid dreams」に参加。ビートはインターネットで購入したものが中心だが、新潟のWooRockも4曲を制作している。ミックスとマスタリングはDJ KOL(STB STUDIO)が担当し、アートワークは同じくRUBiKに所属するイラストレーターのfu34shiが手掛けた。

全曲解説します。


1. Diva

ふうわりとしたシンセを使った曲。

ヘヴィな低音や連打されるドラムが目立つビートですが、トラップではなく別の何かのような印象です。アクが強いですが、sagwonは涼しく乗りこなしています。


2. Throbbing pain (feat. Foolsdayboy)

浮遊感のあるトラップ路線。

客演のFoolsdayboyと共に、オートチューンを使った歌心のあるラップを聴かせる曲です。アグレッシヴなFoolsdayboyのラップがsagwonにない味をプラスしています。


3. limit (feat. fuzzy)

ちょっとエレクトロニカっぽさのあるトラップ。

逆再生のシンセや蠢くようなベースを用いたビートに、メロディアスな歌フロウをシリアスに乗せた曲です。Fuzzyのワイルドなラップもパンチがあります。


4. Sing a Various

Drakeがやりそうな透明感のあるトラップ。

ミニマルなウワモノに重厚な低音シンセを合わせたビートと、sagwonの優しくメロディックなラップが見事に噛み合っています。20代前半らしさのあるリリックも印象的。


5. relaxation

神秘的なシンセを使ったクールな曲。

フックで入ってくる高音シンセは少しGっぽい魅力があります。sagwonはメロディアスではないフロウも披露。


6. pictrain

ポロポロとしたギターが効いたエモーショナルな曲。

手数の多い808やチップマンク・ソウルも目立つビートに乗る、優しい歌ラップが沁みる曲です。短めの曲ですが完結しています。


7. 理想郷

YoungBoy Never Broke Againがやりそうな曲。

哀愁漂うピアノを使ったビートに、クールにメロディックラップを乗せていく曲です。WooRockらしい低音の圧も強力。


8. alone

「pictrain」と同タイプのビートの曲。

ギターを用いた穏やかなトラップビートに乗り、どこか飄々とした味もある歌ラップを聴かせる曲です。そのメロディセンスが堪能できます。


9. Lucid dreams (feat. .Nico melo)

この曲も「pictrain」系です。

Child Plate Peopsの普段のノリとは異なるビートですが、.Nico Meloはらしさを適度に残しつつsagwonのスタイルと合ったヴァースを残しています。主役のラップにもキレがあります。


10. titanic

チップマンク・ソウル入りの哀愁曲。

ドリーミーな雰囲気のトラップビートで、sagwonの繊細な歌フロウが冴えた曲です。歌モノのようでやはりラップの良さ。


11. prescription

枯れたギターが効いたトラップ。

序盤は淡々としたフロウを聴かせますが、後半ではエモーショナルに振り切るフロウの変化が印象的です。コーラスも巧みに使っています。


12. Doppelganger (feat. Foolsdayboy)

シングルとして先にリリース済みの曲。

ロック的なギターを鳴らすシリアスなトラップです。Foolsdayboyの力強いラップとの抜群のコンビネーションが味わえます。

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