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【#96】さりげなく、なにげなく

ワイルドだろ~

 紋別の教会にある案内板は、季節に合わせてKさんが祈りを込めて装飾をしてくださっています。TOP画像が春バージョン(3-4月バージョン)です。水彩画と紙の両方で、桜の花びら一枚一枚を描いて貼ってくれているようです。同じではないその一枚一枚は、紋別と近郊におられる人々のようにも思えますし、この案内板を見られる方々の心に主の愛によって花が咲くようにという願いも感じられます。

 そして桜が終わる頃の5月7日(日)、今度は5-6月バージョンということで新しく作ってくれたものが飾られました。風薫る5月、新緑の季節にふさわしい図案ですね。桜の時もそうですが、右上の礼拝時間を知らせる紙も、季節によって変えてくださっていたのですね。そして今、気づいたのですが、案内を貼る丸い磁石も図案に合わせて変えてくださっています!!(気づくのが遅いですね)

▲ 5-6月バージョンの案内板(2023年5月7日)

 Kさんに感謝をメールで述べたところ、返信の中に「奥にいるシャボン玉を吹く女の子は靴を履かせ忘れたので足だけ野生感が出ています…」という一文がありました。なるほど〜、気づきませんでした。そう思って見てみると、ワイルドな野生感というよりも、自然の中で自然体でいられるものを感じました。

さりげなく

 この案内板の画像を撮ってLINEで送ってくれるのがAさんです。建物の位置や太陽の位置なども関係して、いつも画像には写真を撮るAさんだったり、向かいにあるドラッグストアが反射して写り込んでいるので「できるだけ反射しないように撮ってください」とお願いしていました。そして「今回は上手く撮ってくださったなあ」と感心していました。

 するとKさんのメールに「Aさんが太陽の反射を防ぐため、ガラスを一旦外して撮影してくれました。細かい気づかいに感謝します😌」とあったのです。そう言われてみれば、確かにガラスがありません。そこまでしてくださっていたとは・・・、本当にありがたいです。

▲ 撮影者とサツドラが写り込んでいる画像(2023年3月19日)

 そして私が大きく感心したことは、Aさんが私に送られたLINEに「今回は反射しないようにガラスを外しました」というような一文が無かったということです。私だったら自分が工夫したことなどを知らせるだろうなあと思うと、Aさんのさりげなさに尊敬の眼差しを向けずにはおれません。さりげない小さな愛をなにげなくできるって、さわやかな風が心に吹いている証拠だなあと思います。

 さあ、明日は主日礼拝です。花々の咲く、いつもの通い慣れた道を通って主の教会に来られる皆さんと共に、さわやかな聖霊の風に吹かれながら、時に道草もする道中も楽しみながら天国に続く小道を歩む礼拝を捧げます。

今日も主の恵みと慈しみが、追いかけてくる1日でありますように。

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