yudai

諸々の事情でギターを鳴らして歌う活動が出来なくなってしまった為、15歳頃から書き溜めて…

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諸々の事情でギターを鳴らして歌う活動が出来なくなってしまった為、15歳頃から書き溜めていた歌の歌詞をはじめ、憧憬する詩の真似事等、投稿しています。

マガジン

  • 詩の真似事

    憧憬する詩人達の、詩の真似事です。

  • 歌詞

    15歳から25歳頃まで、感性の出水から蒸発してしまうものを凝結させようと書き留めていたメモに、メロディをつけて歌っていた歌詞です。 no.が若い程若年のときに書いた歌ですがno.でまとめたのが20歳のときだったので例外も多くあります。

  • 知己と共作した楽曲

    16歳からの知己、兄弟のような友人と共作した楽曲です。 「Soggy」https://youtu.be/wcTf5xcp-pE?si=KgtlgJAQCoAkCe6G

  • 呟き

  • 徒な雑文

    ただただ徒な雑文。

最近の記事

詩の真似事「混沌」

(不条理な幸せで、雁字搦めだ) この世を疑っている 憧憬に侵されている 無垢より純粋な欲望 空より果てしない人波 "俺らは動物" 思い出させやがるニュース あの人を攫う濁流が 俺にも流れているのか 時代の付けを払い痩せては 時代の恩恵を浴び太っていく ボーダーラインはグラデーション その上を彷徨っている 端から正常な人生なんて無かったんだ、 いかれた連中を眺めている。 誰かからしたら俺もそう

    • no.129

      乗り物酔いのように人生に酔ってしまって 嘔吐に目眩、十何年経っても慣れない 俺には端から乗っていけるようなものじゃなかったから 飛び降りたんだ 死ねやしなかったけど 無様にのうのうと 鼓動は止まない

      • 再生

        「綺麗な顔になって」Crack

        作曲編曲yashi 作詞yudai

        • 再生

          「Soggy」Crack

          作曲編曲yashi 作詞yudai

        詩の真似事「混沌」

        マガジン

        • 詩の真似事
          19本
        • 歌詞
          46本
        • 知己と共作した楽曲
          2本
        • 呟き
          4本
        • 徒な雑文
          6本

        記事

          詩の真似事「愛する人」

          水溜まりにもなれない場所に零れ落ちた 一雫のような 愛する人 照らされる筈の光に焼かれ続け 蒸発してしまいそうな 愛する人… 雨よ、雨のような事象よ しめやかにそっと、 愛する人に降り注いでくれ。 孤独をうたう人がいたら、どう思うの。 訴ふことも出来ない 愛する人。

          詩の真似事「愛する人」

          嵯峨信之さん「開かれる日、閉ざされる日」より

          嵯峨信之さん「開かれる日、閉ざされる日」より

          詩の真似事「秤2」

          思い切りのしかかった現実に 針が振り切れてしまった古びた秤を いくつも抱えて過ごして 美しい必然に憧れて 書き写した詩句の数々も 注いだ熱情が手に負えず 人々を困らせた日々も 僕を僕たらしめる理由も あなたがそこにいた重大さも 測れなくなってしまった

          詩の真似事「秤2」

          詩の真似事「春」

          蒼穹を見たら 外に出よう 散歩するくらいでいいんだ 人を見ていようよ 明日には いない人が どこかで笑っているから どこかに散りゆくように 吹き降りの日は 本でも読もう 芽吹いた知恵に耳を澄まして 雨を感じようとドアを開けたんだ。 剥がれ落ちて撒き散った 花弁を踏み潰さずには どこも歩けない 自分の行く末に目をこすったよ

          詩の真似事「春」

          詩の真似事「秤」

          思い切りのしかかった現実に 針が振り切れてしまった古びた秤を いくつも抱えて 己の価値も 貴方の意味も 測れなくなってしまった

          詩の真似事「秤」

          詩の真似事「風」

          罪を知らない風は まだ何処かに吹いている 雨も罰なんて受けないで ただ乾いたら消えていくだけ

          詩の真似事「風」

          詩の真似事「夜の裂け目」

          窓を叩く答えがうるさくて眠れない 削れた言葉が歪に意味を散らす眩しい夜 イメージを抱かせた筈の言葉が いつの間にか別の意味を孕んでいる あの人の笑顔がちらつけば もんどりをうつよ どうか幸せでいて 夜の裂け目を探すように真夜中の風を喰らう 燃やし続けたハートは殼になって 焦げ付いた感性で失せた感覚を思う 心底震えているよ 波打つ胸中で 沈殿していた思いや記憶が翻る

          詩の真似事「夜の裂け目」

          no3「構えられた正義」

          画面が何かを喋っている 論う 責任 誰が悪い? ニュースが差し出す餌を漁る 心が看板立てていく 構えられた正義の下へ駆け込んで行く悪を撃て 「暗い」と呟くその声で 灯が一つ、また一つと消されていく 非難の理由を拾い 詰り浸かっている その気分 逆上せる前に出て来い 有り合せた正当性に自由が奪われているんだ 投げ付ける言葉や的なんて いくらでも誰にでも見付けられる つまらねえ 弱さが零した悪を舐る弱さが悪を滲ませる 弱さが零した悪を拭える強さがなくちゃ…

          no3「構えられた正義」

          徒な雑文6、「すくってれた詩人」

          高校退学処分後に地元の図書館に通い、「珍しい名前だな」程度の興味で出会った中原中也さんの全詩集に始まり、萩原朔太郎さん、高村光太郎さん、室生犀星さんといった日本に口語自由詩を確立させていった世代の方々から、戦中又は戦後を青年時代に経験した世代の吉野弘さん、川崎洋さん、石垣りんさん、茨木のり子さん、黒田三郎さん、村野四郎さん、北村太郎さん、吉原幸子さん等、少し上だけど嵯峨信之さん… (さくらももこさん、みつはしちかこさん、松谷みよ子さんの詩にも幾度となくすくわれました) 数々

          徒な雑文6、「すくってれた詩人」

          詩の真似事「あの、夏の日」

          昼下がりの多幸感 団地の階段を駆け下りて行く 帽子を被り直して 飛行機が低く飛んでいる もう何も聞こえなくなりそうな あの夏の日 (胸に湛えた全てで世界に痕を残していく、あの頃はそうだった) 焼け付くようなアスファルトに バケツをひっくり返すように生きた あの、夏の日

          詩の真似事「あの、夏の日」

          +2

          「現代詩入門」 吉野弘さん著 嵯峨信之さんの詩からp111〜115抜粋 

          「現代詩入門」 吉野弘さん著 嵯峨信之さんの詩からp111〜115抜粋 

          現代詩文庫・思潮社・「黒田三郎詩集」p89-90 詩人とことば2より

          現代詩文庫・思潮社・「黒田三郎詩集」p89-90 詩人とことば2より