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『きみに読む物語』

みなさん、こんにちは!
今回は、

『きみに読む物語』


を紹介します。



  • 公開年:2004年

  • 監督:ニック・カサヴェテス

  • 主演:ライアン・ゴズリング、レイチェル・マクアダムス


あらすじ

物語は1950年代のドイツで始まります。15歳の少年ミヒャエル・ベルク(デヴィッド・カッスティング)は、ある日突然具合が悪くなり、見知らぬ女性ハンナ(ケイト・ウィンスレット)に助けられます。ミヒャエルは回復すると、ハンナの元を訪れてお礼を述べると、二人は互いに引かれるようになり、恋愛関係に発展します。

しかし、ハンナには秘密がありました。ハンナは元々、ミヒャエルにとって年上で謎めいた魅力を持つ女性でしたが、彼女の謎は深まるばかりです。ある日、ハンナが働いていたとある建物が爆発し、多くの人が死傷します。事件の中でハンナは一人の女性を選んで助け、他の多くの人々が死ぬ中でその女性だけを助けるという行動をします。

事件後、ハンナとミヒャエルの関係は終わりを迎え、ハンナは姿を消します。数年後、ミヒャエルは法学生となり、法曹界でキャリアを積んでいます。彼は裁判で再びハンナに遭遇します。ハンナはかつて助けた女性たちがナチスによって殺害されたことが原因で、その罪を問われているのでした。

裁判でのハンナは、法の不勉強な彼女が命令に従っていただけであったことが浮き彫りにされ、彼女は無知ながらも自分の行動に責任を感じ、自らの罪を認めます。しかし、ハンナは自分が読み書きができないことを明かし、そのことが裁判での結末に影響を与えます。ハンナは重い刑罰を受けます。

物語はその後、ミヒャエルがハンナのために彼女の愛読書を録音して送り、また、彼女のために法学を学びなおし、再びハンナに会うまでを描きます。ハンナは刑務所で自ら命を絶ち、ミヒャエルは彼女の行動や死に至るまでの経緯を理解し、彼女への思いに終止符を打つことになります。

『きみに読む物語』は、ホロコーストの影響を背景に、愛と罪、倫理と正義について考察する作品として高く評価されました。特にケイト・ウィンスレットの演技が絶賛され、映画はアカデミー賞を含む多くの賞を受賞しました。


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