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『グローリー』

みなさん、こんにちは!
今回は、

『グローリー』


を紹介します。



  • 公開年:1989年

  • 監督:エドワード・ズウィック

  • 主演:マシュー・ブロデリック、デンゼル・ワシントン、キャリー・エルウィス、モーガン・フリーマン


あらすじ

物語は、南北戦争時代のアメリカ、特に連邦軍のアフリカ系アメリカ人部隊である第54マサチューセッツ連隊を中心に展開されます。主人公は、若き白人将校ロバート・ゴールド・ショウ(演じるのはマシュー・ブロデリック)で、彼は高名な父親の影響で軍の将校となります。

ショウは、南北戦争初期においては黒人兵士は劣等と見なされ、彼らの指導を担当することを任命されます。最初は部隊に対して懐疑的であったショウは、やがてその能力とリーダーシップにより、黒人兵士たちと強い絆を築くことになります。中でも、元解放奴隷であるトリップ(演じるのはデンゼル・ワシントン)や、熱心な兵士のサージェント・メジョー・アダムス(演じるのはモーガン・フリーマン)との関係が重要な要素となります。

第54連隊は、北軍の一部として南軍の防御陣地であるフット・ワグナー砦を攻撃することになります。この戦闘が彼らにとって初めての戦いであり、ショウは彼らが受けるであろう偏見や差別、そして戦争の非情さを理解しています。しかし、第54連隊は壮絶な戦闘に挑み、多くの犠牲を払いながらも勇敢に戦います。

戦いの中で、トリップは自身のアイデンティティと自由に対する渇望と向き合います。また、アダムスは兵士たちに対して、自分たちの武勇と献身を示すことで平等と誇りを勝ち取ろうとします。

フット・ワグナー砦攻撃は苦戦を強いられますが、第54連隊は最後まで立ち向かい、特にトリップやアダムスの奮闘が光ります。結局、ショウは南軍の猛反撃にさらされ、多くの兵士が犠牲になりますが、彼らの勇気と犠牲がアメリカの歴史において不屈の存在となります。

『グローリー』は南北戦争と奴隷解放に焦点を当て、差別や偏見に対する兵士たちの戦いを描きながら、同時に個々のキャラクターたちの成長や友情も丁寧に描かれています。デンゼル・ワシントンはこの作品でアカデミー助演男優賞を受賞し、映画自体も高い評価を得ました。


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