母親203日目
息子が産まれて200日以上がたった。
ふにゃふにゃだった身体は少しだけがっしりとした。
か細かった泣き声もいつのまにか大きくなった。
寝てばかりだった時間は、一緒に色々なものを見る時間になった。
そこにいること自体が違和感だった時から
少しずつ
いるのが当たり前
な存在に変わりつつある203日目
とても幸せなようで、同時にものすごい不安に襲われることがある。
大切なものを前にすると、ついついそれが失われる可能性を考えてしまう癖のせいだろうか
「もし、あなたがいなくなったら?」
この問いかけは、毎日テレビから流れてくる悲惨なニュースに連鎖して私の中で幾度も問われる
人生で初めての、自分より圧倒的に大切なもの
失ったら、私は私も失うだろう。
そんな思いを胸にしまいこみながら
どうかそんなことが決して起きないことを願う。
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