2022年2月

 2月は逃げるとはよく言ったもので、自分が何をやってたのかまじで自覚がない。カレンダー見ても思いだせない。そんな2月が好き。
 はい。2月の山内てっぺいについて、ご査収ください。

2月のライブ

  • 2月7日@下北沢Laguna

  • 2月21日@代々木labo

 久々のLagunaでした。とはいえ毎回久々な感じがしているLaguna。作ったばかりの曲をやったり久々の曲をやったりしました。共演者の皆様とも楽しくお話できてよかったなり。
 21日は529411ことちゃんくも姉さん(そんな呼び方したことない)の西日本ツアーファイナルでもあり、貴重な機会に共演できてありがたかったです。ふじたけいすけさんとちゃんくも姉さん(多分直接はまだ呼べない)が西日本で得てきた熱が会場と演者に上手く影響したイベントになっていたかと。ひらこーじんと興奮を分かちあった帰り道。「またちゃんくもさんにツアーファイナルやってもらいましょう!!」とひらこーじんに言われたけど俺に言われても、と思った。このライブにも作ったばかりの曲を持っていきました。お褒めをいただけて嬉しかった。

2月にできた曲

「おまじない」
 最近自分の中に第4次フォークブームが来ている。第4次というように定期的に訪れるわけですが、曲作りにも影響出るもので前のブームの時は「ベランダ」や「破片」のようなちょっと悲しい曲ばかり出来上がりました。今回は無理して明るくなろうとした結果余計悲しくなったような気がしています。
 眠れないことを歌う詞が増え、そこから抜け出すために「まだ寝れないの?じゃあおまじないをかけてあげるね!」とか言ってくれる人でもいればいいのに…というところからスタートした歌詞。童貞かよ。

「JY18」
 激しめのジャカジャカやる感じのかっこいいダークな曲ばっかりウケるもんだから、そういう曲を頑張って作ろうとしたものの、上手く口に馴染む歌詞が書けず、寄り道ついでに突入したのが第4次フォークブームと「おまじない」でした。そこに寄り道したおかげで久々にジャカジャカ系を作れたという曲。
 BEYOOOOONDSのCHICA#TETSUにハマっているので、電車の詞を書きたいということ。「オレ手相わかるんだよねぇ~。ちょっと見てあげるよ。」と言って女の子と触れ合う男が許せない、ということ。朝ドラにハマってしまったので関西弁の詞を書きたいということ。などなどのきっかけからフレーズたちがいくつか溜まっていました。それとはまた別として適当にコードを弾きながら鼻歌を歌っていた時に口をついて「愛してるって恋してるって損してるってなんで?」という歌詞とメロディが出てきた瞬間にすべてが繋がり、メモに溜まっていたフレーズたちを組み合わせたり付け足したりして歌詞とメロが同時に完成する一番気持ちいいやつができました。
 タイトルの「JY18」は代々木駅の駅番号。最近よく降りる山手線の駅なので。初披露が21日のlaboだったので、これが別の場所だと違うタイトルになっていた可能性もなくはない。(ないです。)

2月に見たもの聞いたもの

 朝ドラ「カムカムエヴリバディ」も佳境に入ってまいりましたな。ひなたの友だちのさよちゃんが大人になるとめっちゃえr…綺麗になり、そりゃ桃太郎もませガキになるわ。と思った。僕は「お姉さんが欲しかった」系男子なのだが、その理由の一つに「姉ちゃんの友だちにちょっかいだしたい」というのがある。その点ではさよちゃんはめっちゃ理想的な「姉ちゃんの友だち」である。もう今更英語会話がどうとか言ってる人らはナンセンスだなぁとおもったり。
 2月24日にBase Ball Bear TOUR「LIVE IN LIVE~I HUB YOU(Take)2~」東京公演を見に行きました。延期となってしまったベボベの対バンツアーで、この日はUNISON SQUARE GARDENとの対バン。僕の青春を彩ったバンド2組の共演で心だけは若返りました。ユニゾンは初めてライブを見ることができて感動でした。田淵さんってほんとにこんな動くんだ、とか斎藤さん顔めっちゃ小さい、とか鈴木さんかわいい、とか。あとほんとにMCないんだ、とも。ベボベも11月の中野以来で、毎回現在地が最高地点のライブを見せてくるから大好きです。一生好きだなって。
 まだ読んでる島耕作は部長になり、ワインを卸して大町久美子と喧嘩したり、演歌歌手を再興させたりしたけど、課長時代ほど面白みが減った気がする。

その他いろいろと

 高校生になった時、初めて僕に話しかけてくれたKはロックが好きな男だった。Kはバンプとユニゾンが大好きで、僕がユニゾンを聞くようになったのはKの影響と言ってもいいと思う。
 まだ高校生活に夢を抱いてた1年生の5月ごろ「どっちが先に彼女を作るか競争しようぜ!」と僕が勝負を持ちかけた時点で、もうすでにいい感じになっている女子がいたため堂々とその勝負を受けて立ったKであったが、2年生になってしばらくしてから、その彼女と別れるんだということを朝イチに男子トイレで教えてくれた。ただマジでそういう話に興味がない僕は「あ、そう。」ぐらいしか言えなかった。失恋をしたと言っても普段通りバカみたいな会話で盛り上がったり騒いだりしていたのであんまりダメージはないのかな、とか思っていた。(そんなんだから恋愛できなかったんだろうな。)そんなある日、「今日はユニゾンのシングルのフラゲ日だから帰りにタワレコに行く」とKが言うのでついて行った。それは「シュガーソングとビターステップ」という曲で、Kがレジで会計をしている間に視聴機で聞き感動したたものの、お金が足りず買えなかったので「こんど貸して」と頼んだが断られたのを覚えている。店を出るとCDのジャケットを見ながらKは涙ぐんでいた。びっくりした。どうしたのか聞くと、KはCDの帯を見せてきた。「死ねない理由を見つけ出せ」と書いてある帯を指さしながら「これは今の俺に対するユニゾンからのエールなんだと思う。俺の死ねない理由はユニゾンだ。」と言いながら、Kは大粒の涙を流した。あ、ほんとに失恋したんだ、ということと、ショックを受けてたんだ、ということをなんとなく感じた。こういう男が幸せになる世界になればいいなとも思った。
 ユニゾンのライブを見て思いだしたこと。

 さぁ3月になりますよ。出会いと別れの季節。出会いが欲しいです。ということで、2月の定例報告とさせていただきます。


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