2023年2月

 今月はポップに元気に書ける気がする。少しずつ温かくなってきているけど春は春できついからもうちょい蓄えようね元気。そんな2月。

2月のライブ

  • 2月2日@大宮ヒソミネ

  • 2月7日@代々木labo「マロンブランド」

  • 2月9日@代々木labo「月がきれいな夜ですネ」(金あむ)

  • 2月15日@八王子papaBeat「或る晴れた日のハリーズニャイト」

  • 2月16日@下北沢LIVE HOLIC「ミライオトロック~歌うたい編~vol.1」

  • 2月21日@代々木labo「tender song vol.75」

 2月もしっかりいっぱいライブさせてもらいました。うわぁあああん!!!らいぶだよおおぉぉぉぉおぉぉおぉ!!!むりだよおおぉぉ!!!となりながらもステージ立つのは楽しいからまたやりたいなぁとは思う。難しいんだけどね。
 7日のマロンブランドは久々に出来立ての曲をやってみました。やっぱり歌詞書くのをまずは楽しもう!と思って書いて曲もすんなりついたのでよかった。大先輩方とご一緒するタイミングで新曲を出すなんて怖いもの知らずかよと思いつつも「今朝できたとは思えないぐらい完成度がちゃんとしている」とお褒めの言葉をいただけてよかったです。
 9日はひらこーじんとの即席ユニット「金借りてあむうぇい」略して「金あむ」の初ライブでした。楽屋でのバカ話からユニット名だけ先に決まり、何をやるかとなった時に、アコギ2本でビートルズのカバーとか楽しそうだねと話したら意外と乗り気になってくれたのでやってみました。ユニット名以外は真面目なのでまたどこかでやれたらいいなとは思います。
 15日は初めましてのpapa Beatでした。初めての街、初めてのライブハウスで緊張もありつつ。この日の少し前、寒暖差が激しくてしっかり風邪をひきましてちょっと病み上がりでのステージとなってしまい本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです…いつかリベンジさせてください…!
 21日のlaboは知っている人だらけの安心感のある日が戻ってきました。鼻声は継続中でしたが…。なかでもふじたけいすけさんは1年前の同じ日にもlaboで対バンしていたという奇跡。熱かった!!この日も出来立ての新曲をやってみて首をひねった。

2月にできた曲

ジャスミン

 7日のマロンブランドでお披露目できた曲。

ジャスミンの歌詞

 ジャスミン茶が大好きでほぼ毎日飲んでいるのですが、いつかジャスミンは歌にしたいなと思いつつ、そんなベタなことやるの恥ずかしいという謎の感情とのせめぎあいの末に出てきた「Just mean」のおかげですんなり曲になりました。たぶん和訳としては間違ってる気がするけどいいのよ。音が気持ちよかったから。
 意図的にポップで無意味で分かりやすい歌詞を書くようにしている最近。とりあえず無駄な要素を排除してみることを楽しんでいます。

着のみ着のまま

 21日にお披露目できた曲。

着のみ着のままの歌詞

 わかりやすさの中に意味をひたすら含ませまくった歌詞。ポジティブな人には海へのデートに思えるけど、個人的には心中をイメージして仕上げた曲。
 これはこういうつもりで入れてる言葉ですと説明し始めると長くなるのでぱっと聴き耳ざわりの良いポップでハッピーなワードをちりばめておきながら、その真意は全く違う、でもこれを幸せだと感じる人がいても悪くはないと思っています。
 これはまだもう少し展開を増やしたいなという気持ち。もっと救いがない終わり方でもいいかもしれないしそれをポップに歌えたら楽しいだろうなとも。
 ポップの含有する有毒物質をいかに誤魔化すかって難しくて。あまりにも毒素が強すぎると食べてもらえないから。

2月に見たもの聞いたもの

 先月末にカネヨリマサルのメジャー1stアルバムがリリースされてそこからずっと聞いている。声が本当に魅力的でずっと聞ける。サウンドも超かっこいいし。生まれ変わったらカネヨリマサルみたいなバンドやりたいもん。「I was」が一番好き。あのカナカナ英語をたどたどしく歌う感じ、ずるい。技巧派。やっぱ声と歌い方って大事やなぁと思う。いつかライブもまた見たい!

 THE☆☆☆長谷川大輔の解散ライブを配信で拝見しました。当日伺うことが叶わなかったので翌日帰り道にアーカイブで視聴しながら夜道を歩いていたのですが、かっこいい解散ライブでした。
 HDさんとの初対面は昨年5月のマロンブランドで、僕はlabo入りたてホヤホヤの頃でした。その日は受付で聴いたのですが「バカ息子」に心を掴まれまして。あの頃は親にはライブハウスで働いていることをハッキリとは言っていなくて「月2回ぐらいいる」という大嘘をついていました。そんなわけなのでしっかり刺さりました。
 その後浅草に見に行ってみたり柏で対バンさせてもらったりという感じで、大好きなユニットだったのですが、この度解散という運びになったと報せがあった時はショックでしたね。まだまだ見たかったしご一緒したかったなあという気持ちです。推しは推せるときに推せってこういうことかと思いました。
 落語っぽいお二人だなぁと思ってました。どことなく漂う芝浜感。素敵ですよね。あんなだらしなさそうな小汚い(褒めてます)おじさんがいい声でいい曲歌うからほんとずるいですよね。
 本編の感想としましてはゆみ姐さんの「生きてりゃいいことあるからねっ!」が刺さってまだ抜けていないです。ほんとにいい声で素敵だなぁと。ちょっと気分が落ち込んでいたタイミングだったのでちゃんと元気もらいました。
 ユニットは解散だそうですがHDさんはまだまだ走ってくれるようなので、これからも小汚いのにかっこいいおじさん(褒めてます)として一つの目標とさせてください。

 YouTube shortで無駄な時間を溶かしてしかいない最近。思考のスパイラルに陥ってずっと何か考えてしまう状況ってホント疲れるので、ああいう中身も無ければ意味もない何の役にも立たない存在意義が不明なコンテンツを接種する時間って結構大事なんだなって言い聞かせて思考を止めてます。

その他いろいろと

 ちょうど執筆中に面白いネタが転がってきたので。今までわざわざ名前を伏せて書いてきたけどいよいよナイトテンポの悪口を書こうと思います。

 昨今の昭和ブームやシティポップブームに憤りを感じながら音楽制作をしてきて、結局それっぽく作った曲の方がお褒めいただくことが増えたところで僕が少し懸念していたのは「流行りに乗ってるから」と言われることでした。一応今のところまだそう言われたことはないのはありがたいことです。
前から好きでずっと聞いていたものがある日急に「ブームだ!」と取り沙汰され、気づけば消費され飽きて捨てられていく様子を見せられて、ほんとに勘弁してくれと思っていました。ずっと大事にしていた物を急に踏み荒らされて、最後には「もう流行ってないから、お前らとやかくいいすぎ」と捨て台詞を吐かれて終わり。初めての彼女が目の前で突然レイプされたらこんな気持ちなんだろうなって思ってます。
 なんでこんな気持ちになるんだろ。本当につらい。今まで私が好きな物を否定してきたくせに。急に権利侵害のアニメ映像に乗せられた曲に「エモい」「チルい」だけ言い残して捨てていく。やめてほしい。もちろん深く聞けとか考察を強要しているわけではなく、ナイトテンポの所業にはリスペクトを感じない。上っ面のいっちょかみ。稼ぐだけ稼いだらポイ捨て。還元されている感がないのよ!そう!本家に還元されてる感がない!捕まり始めている!捕まり始めている!!!別にナイトテンポのリミックスを聞かなくても本物に最初から行けばいい話なんですよ。あんなリスペクトのかけらも持ち合わせていないような奴を仲介する意味がわからない。そう!別にブームの立役者でもなんでもないただのいっちょかみのくせに偉そうだから嫌なの!夢がない!!捕まり始めている!!!結局うざい!!!!所詮権利侵害違法アップローダーだろうが!!!

 思いつくままにメモに書いていったら答えは「そこにリスペクトがないから」でした。本当に昭和的文化が好きな人はそこにちゃんとリスペクトを感じるものです。だから全否定はしないしこれからも自分が好きなものを好きだと言いやすい世界になってくれるのが一番理想です。でもまだしばらくはひた隠しにしてコッソリ生きなきゃいけない気もしてます。流行ることも嬉しいし良さを共有できる人はもっと増えてほしい、でも逆張りストに「あぁはいはいシティポップね、流行ってるもんね」とか言われたら発狂して全裸で中央線に飛び乗って夜を超えたくなるかもしれない。馬鹿にしないでよという気持ちが無いと言えばうそになる。今まで私が手袋付けて慎重に丁寧に扱っていたものを、ポテチ食べて拭いてない手でべたべた触ってそのまま床に落としたりとかはしないでほしいという、結局は価値観の違いということですね。そういう楽しみ方もあるという話で。お互い分かりあうことは無いだろうけど争わずに生きられるといいな。ぽへ。

 前この調子で友達にLINEで長文で喋りすぎた後に「喋りすぎている!!」って自戒したらウエストランドの写真が送られてきて笑っちゃったというほっこりエピソードでどうにか帳尻を合わせてもらいたい。


 全然ポップになれなかった…なんでこの人こんな怒ってるんだろ…安静に生きたい。では3月も健やかに~。

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