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“ドレスコードがないレストラン”を大阪にて開催した話-スーパーマーケット信濃屋研究③-


クレイジータンクでは2年以上前より東京都世田谷区に本社を構えるスーパーマーケット「信濃屋」の研究を進めています。

その中で私たちクレイジータンクが「信濃屋の魅力を一言でお伝えするならコレだ!」と思うのは、信濃屋は、

“ドレスコードがないレストラン”

である、ということです。信濃屋は、世界各国、日本全国から集められた珠玉のこだわり商品が所狭しと並ぶスーパーマーケットですが、さらに信濃屋オリジナルでプライベート商品の開発も多く手がけており、「そのままでとびきり美味しい」「かけるだけで美味しい」「あたためるだけでレストラン」といった手軽さとこだわりぬいた味わいを同時に得られる場所なのです。

詳しくはこちらの記事をご覧いただければと思います。


1 : 関西にはないスーパーなのに、関西で信濃屋の話題が!?


クレイジータンクでは2019年よりスーパーマーケット研究を進めてきましたが、主に研究員の多くが在住する関東エリアに情報が偏りがちでした。

しかし2022年。とあるご縁から関西地区のスーパーマーケットについての研究をスタートさせました。現地のスーパーマーケットを日常的に利用している方々とワークショップ会を開催するなど、研究の幅を拡げております。


ワークショップ2回目では、参加いただいた皆さまへ、信濃屋のプライベートブランド商品をプレゼントいたしました。

関西地区にないスーパーマーケットの商品を渡されても困るかな…と思いきや、皆さんスーパーマーケットや食へのアンテナが非常に高く、大変喜んでくださいました。帰宅後に早速召し上がられた方から「感動のおいしさでした!」などコメントまでいただきました。

さらにワークショップに参加してくださった方がご帰宅し、信濃屋の商品を置いていたら、ご主人から「あれ!?信濃屋の商品、なんであるの!?」と驚かれたという方までいらっしゃいました。ご主人はお仕事で東京に来られた際に信濃屋に立ち寄ったことがあるのだとか。すごくいいスーパーだよ、という会話に発展したそうです。


2 : “ドレスコードがないレストラン”を関西で


ところで、クレイジータンクは、机上の研究でなく、常に「行動」と「体験」を伴う研究を大切にしています。

研究を進める中で、自分たちが感じている“ドレスコードがないレストラン”を実現し、信濃屋に訪れたことがない人へもこの感動を味わってもらいたいと思うようになり、実現したのが“ドレスコードがないレストランin 東京” でした。


この時の参加者の反応、そして、関西地区でじわじわと信濃屋に興味をもつ研究メンバーが増えてきている様子を見て、この“ドレスコードがないレストラン”を関西へ出張し開催してみてはどうだろうか?と思うように…。

関西にないスーパーマーケットにもかかわらず、信濃屋の話題で盛り上がれる方々がこれだけいらっしゃるのだから「ぜひもっと広い信濃屋の世界を体験してもらいたい!」とモチベーションが上がってしまい……


ついに、大阪へ出張開催してまいりました!


3 : 調理器具はほとんど使わず、レストラン級のおいしさを


こちらが“ドレスコードがないレストラン”in大阪当日のメニューです。

“ドレスコードがないレストランin大阪”特別メニュー


メニュー表のカラーは信濃屋をイメージしたワインレッドカラーを使用し、信濃屋の品格とこだわりを伝えられるフォントを意識しました。


はじめは前菜(Appetizer)から。

前菜では、信濃屋で取り扱われるプライベートコラボ商品の「能登豚の無添加パテ・ド・カンパーニュ」と、こちらも信濃屋で取り扱われる長野県のらくら農場の旬のお野菜をお出ししました。

ソースは、信濃屋プライベート商品の「能登海水塩」と、のらくら農場で作られているオリジナルバーニャカウダソースの2種を添えました。

パテは能登豚、お野菜には能登海水塩、と同じ地域(石川県能登)の食材を盛り合わせることで、食する時間の中で、日本の地域の魅力を発見することにも繋がるのではないかと考えました。

能登豚パテ・ド・カンパーニュ。ピスタチオの食感が新しい。
能登海水塩。粗塩でどのような料理にも合う。
今回お出ししたのらくら農場のお野菜とバーニャカウダソース


のらくら農場のお野菜は、はじめは火入れせず、生のまま召し上がっていただき、素材だけでも十分な濃い味(旨み)を楽しんでいただきました。

そのあと、すこし火で炙った野菜もお出しし、味の違い、食感の違いを楽しんでいただきました。

のらくら農場のお野菜は、日本有数のフレンチレストランでも使われており「長野県のらくら農場の〇〇を使ったポタージュ」という形でメニューには農場名が明記されています。

お野菜自体の味に力強さがあるからこそ、こうして名だたるレストランのメニュー名に取り上げられているのだと頷けます。

のらくら農場のお野菜(7月頃のセット)


続いて、スープ(Potages)です。

スープには、こちらも信濃屋で取り扱われていた長野県のらくら農場の「濃厚じゃがいもと玄米のポタージュ」をお出ししました。

あたためるだけで美味しく召し上がれる逸品です。化学調味料が一切使われず、じゃがいも・たまねぎ・塩・牛乳・生クリーム・玄米のみで作られているのに、しっかり味わい深い。

のらくら農場の関係者にお話を聞くと、このスープをつくるために、わざわざじゃがいもの味の改良を進めたとのこと。そうすることで、調味料を足さずとも、しっかり出汁が効いたようは味わい深いスープを作ることに成功されたそうです。

のらくら農場の濃厚じゃがいもと玄米のスープ


そして、お肉のメインディッシュ(Viandes)。

メインは、クレイジータンクがまさに惚れ込んでいるといっても過言ではない、信濃屋オリジナル真空低温調理されたローストポーク。こちらも袋のまま湯せんし、あたたまったらお皿に盛り付ければ出来上がりです。

お肉は柔らかく、ハーブやスパイスが適度に効いて、家庭料理ではなかなか出せない味わいに仕上げられています。まさにレストラン級。

お肉にすでに味がしっかりついていてソースは必要ないのですが、さらに、味に変化を加えて楽しみたいとき、オススメさせていただいたのは、こちらも信濃屋のプライベートブランドの「木桶仕込醤油と黒トリュフのオイル」。この小さなオイルに私たち研究員は何度感動させられてきたか知れません。どのような料理に添えても、一気に華やかさを演出してくれるオイルなのです。


最後はデザート(Dessert)と、コーヒー・紅茶を。

信濃屋は酒販店からはじまった会社で、食品を扱うスーパー店よりも、ワインを中心とした酒販店数のほうが圧倒的に多いお店です。

その信濃屋がすごいのは、コーヒーや紅茶、そしてデザート品にも妥協なく力を入れていること。コーヒーも紅茶も信濃屋オリジナルプレミアムセレクションなる商品が6種類ずつあり、デザート品については、わざわざ社長が監修したプリンやフロマンジュなどが出現したりします。

そこで今回は、デザートには信濃屋のディアマンクッキーをお出ししました。このクッキーは、研究員メンバーの間でも口に入れた瞬間に唸り声が出るほど美味しいクッキーなのです。

信濃屋オリジナルディアマンクッキー


いつでもあるわけではないので、もし店頭で見かけたら購入しておきたい逸品です。


コーヒーは、信濃屋プレミアムROYAL RICH BLEND豆を選ばせていただきました。

クレイジータンクは約5年前よりコーヒーに関連する研究や仕事を進めておりましたが、信濃屋のオリジナルコーヒー数種類の研究をまさにスタートさせたばかりです。


ROYAL RICH BLENDは艶のあるみずみずしい豆で香りが非常に豊かなコーヒー。ミルで挽いたら、点滴抽出で時間をかけてゆっくりと、甘さを引き出すようにコーヒーを抽出していきます。この豆の味を一番美味しく引き出すためには、どのくらいの温度で、どのくらいのスピードで注ぐのがベストか、このレストランでご提供するまでに緻密に研究を重ねてきました。


コーヒーが苦手な方には、信濃屋プレミアムセレクションからアッサムティーを。こちらには、信濃屋で購入したドライした柑橘を浮かべ、香りをさらに楽しんでいただきました。

デザートタイムをはじめ、終始、和やかで楽しい時間を過ごしていただくことができたのではないかと思います。
どのような人でも、とびきり美味しくてこだわりを感じる食事に舌鼓をうちながら、お喋りを楽しみ、肩肘張ることなく、無理することなく、過ごしていただける…
提供する側も、たいそうな調理器具を使うことなくゆったりした気持ちでお出しできる…
これがまさに“ドレスコードがないレストラン”の魅力だと私たちは感じています。

「美味しかったわ、ありがとう!」とのお言葉をいただき、“ドレスコードがないレストランin大阪”を無事に終えることができました。

初めての出張開催となりましたが、ほとんど調理器具を使わずに開催できる“ドレスコードがないレストラン”の魅力を、私たち自身も改めて体感する機会となりました。

今度はさらに多くの方をお招きして、信濃屋の“ドレスコードがないレストラン”の魅力を感じ楽しんでいただける機会を創っていけたらと思っています。

私たちの信濃屋研究は、まだまだ続いていきます。


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