Totte_I_撮影機材をシェアするアプリ_-_20-36-55

なぜ撮影機材特化のシェアリングサービスを今始めたのか

昨年11月末にそれまで勤めていた会社を辞め、CREARC(クレアーク)という会社を立ち上げ代表をしております。五十嵐です。

世界のシェアリングサービスが次々と国内に入ってくる中で、シェアリングのサービスの認知度もあがってきたチャンスだからこそ、本格的にこのビジネスを始めようと思いクリスマスに起業。まさにスタートアップの最前線におります。

このサービスをはじめようと思ったきっかけ

このサービスを作ろうと思った最初のきっかけは、自分が趣味で保有していて普段使っていなかった撮影機材を、私よりもはるかに若く動画制作をしているクリエーターに貸し出したことがきっけでした。

彼は、私が貸した撮影機材を使って制作依頼主からのオーダーに応え、映像を制作して納品しそこで収益を得ていたことを知りました。

これは、もしかしたらそれなりに需要はあるのではないかと思いシェアリングビジネスの仕組みや、同様のサービスがあるかを調査しました。

撮影機材のシェアのニーズ

まず最初に調査したのが撮影機材のレンタルニーズ。googleフォームを使って以下の方々を対象にアンケートを取得。

・プロカメラマン
・セミプロカメラマン
・ハイアマチュアカメラマン
・アマチュアカメラマン
・アイドルを追いかけてる方、コスプレイヤーを撮影している方
・カメラや撮影機材を趣味として保有している人
・カメラや動画撮影を趣味として学んでみたい人
・カメラに興味はあるけど機材が高くて購入を迷っている人

アンケートをお願いし、取れた面白いデータは以下となります。

・プロカメラマンは撮影機材のシェアをしたくないが、あまり利用していないサブ機材ならシェアしてもいい。(ただし最新機材なら借りてみたい
・趣味でカメラを保有している方々でもカメラサークルやコミュニティーなどで撮影機材のシェアが行われている。
・個人間で貸し借りはしているが、高額な機材なのでなにかあったときに心配(破損・水没等)
・普段あまり利用していないので、なにかあったときに損害保険もかかっていて、利用していない期間貸し出せて新しい機材の購入資金になるのであれば喜んでシェアする。(アマチュアの方々)

また、プロや本格的に撮影等に関わる仕事をしていなければ、撮影機材のレンタル会社から撮影機材を借りるということはせずに、持っている知人から貸してもらい利用しているケースが8割を超えていたことがわかりました。

国内の競合他社

同じような撮影機材に特化した個人間のシェアリングサービスが国内に存在するのか調べてみましたが、2015年の10月にこのサービスを企画し、「Makuake」でクラウドファンディングを行った、撮影機材を気軽にシェア♪スマホアプリ「Take’s One(テイクスワン)」を発見。

ただ私がやろうと思っていた時点ですでに終了していた現実を知りました。昨年11月の時点ではまだAppStoreから落とせて中身を見てみましたが、UIやUXまでのデザインまでを落とし込んだ設計ではないなと感じたのが本音です。(あとから風の便りで聞いた話だと全員がエンジニアというチーム構成だったそうです)

調べたところ国内では上記以外に、弊社以外で撮影機材特化の個人間シェアをやっている会社は存在してません。


世界の競合他社

世界に足を伸ばして世界で同サービスがあるか調査しました。やはり世界に目を向けると、同じようなことを考える人もさすがにでてきます。

シェアグリッド(https://www.sharegrid.com/)というサービスができてました。

実はこの会社に対し、昨年11月にsharegrid.jpというドイメンを取得した上で日本で日本語化してローカライズするつもりはないかと交渉・打診をしてみたところ・・・答えは、


ノーーーーーーっ!!



ある意味Noと言ってもらえて、さらに起業してやろうという決意が固まった瞬間でもありました。

撮影機材シェアアプリ Totteについて

知っている方はこのサイトを知っているかもしれませんが、実は今年3月1日のCP+2018開催初日の開場30分前にこの撮影機材特化シェアサービスについてのプレスリリースを発表して、事前ユーザー登録の受付を開始しました。

撮影機材のビックイベント開催の直前に狙ってプレスリリースを公開し、#cpplus#カメラ などのハッシュタグをTwitterに含ませRTなどをすることでFacebookでのシェアも900件以上まで伸ばすことができました。

気になるシェアでの撮影機材の補償

Twitteやブログ等の記事や、事前登録ユーザーからのアンケート結果からみるとアプリを利用する際に不安なことの圧倒的1位が「カメラを借りる場合の保険」に関してでした。

保険や補償についてどうなっているのか心配な方も多い中、撮影機材のシェアで適用される保険については、大手損保会社と交渉した結果、撮影機材のシェアに特化した弊社オリジナルの損害保険を作成しました。

内容は現時点で公開できる範囲で以下の通り。

・個人間の撮影機材シェアで万が一の場合に対応(破損・水没・盗難)
・撮影機材の海外持ち出しがOK
・外国人が日本にきて機材を借りた場合でも保険適用
・保険額は日額100円〜で本体価格によって変動し、かなり高額な機材までもカバーできるように設計しております。

インバウンドへの対応も見込み、英語版のティザーサイトも用意しております。https://totte.fun/en


アプリでシェアが可能な撮影機材について

現在の進捗状況について

アプリの画面設計(モックアップ)はほぼ完了してり、現在システム設計及び実装段階にきております。


ご協力いただけるエンジニア大募集!

現在アプリ開発を手伝っていただけるサーバーサイドエンジニアを募集しております。カメラが趣味だ、スタートアップに興味がある、自分のスキルを活かして一緒に世界に出たい!などといった以下に当てはまるエンジニアを探しております。

・AWSを使って開発したことがある
・LaravelをつかってAPIを作ったことがある
・Web APIを作ったことがある。
・サーバーサイド他、上記経験3年以上

リモートワークもOKですし、週3でも自分のスキルを活かして好きな時間にコミットいただける方でも問題ありません。


私たちのミッション

世の中の人はすべからくクリエーターになりえます。”モノづくり”を始めるキッカケと、手の届きにくい撮影機材だけが、クリエーターとそうでないものを分けているようです。私たちはその一見高そうな壁を取り払い、すべての人がクリエーターになれる環境を作りたいと思っています。

手の届きにくい撮影機材が安価で気軽に借りられる場所や機会を用意し、人とクリエイティブな”モノづくり”の距離を縮めるのが、私たちの役目です。

周りを見渡せば、あらゆるクリエティブが世界を形づくっていることに気付きます。目に焼き付いて離れない写真や、魂を揺さぶる強烈な映像が、人と社会を動かして、いまも歴史を築き上げています。

「創る」ことはかくも偉大で、だからこそ刺激的なのです。
CREARCは、そんな「創る」ことの悦びを知ってしまった人たちをサポートするため、撮影機材のシェアリングを通して、クリエイティブを生み出す環境と機会を提供します。

気軽に借りれた撮影機材で、世界を震撼させたっていいじゃない。私たちは、世界中の野心を持ったクリエーターの味方であり続けます。


サービスに関するお問い合わせ・エンジニアへの応募

お問い合わせは以下のサイトの右下にあるお問い合わせボタンやTwitterのDMなどでも結構なのでお気軽にお問い合わせください。


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