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Vol⑥有鈎骨骨折について~バッティング動作から考える②~(3995文字、動画11本)

① 有鈎骨骨折についての最終回、2回目となります。

 前回の説明から、有鈎骨骨折になる要因に、3つのことがあることをお知らせしました。

 それは、

・ヘッドが〇〇過ぎる時
・〇〇を過剰に行う場合
・〇〇持ち過ぎる場合

 の3つです。

 これを理解するためには、まずは正しいヘッドの傾きを理解しなければいけません。でなければ、良く言うヘッドが下がっている、立っている、ダウンスイングだ、アッパースイングだ、などというヘッドについてとスイングの軌道についての説明ができないということになります。

 大概の人が、基準なしに、ヘッドが下がっている、立っている、と言っています。それでは選手はどうすれば良いのか分かりません?

 また、ヘッドを出す際の動きも理解しとかなければなりません。この動き自体が、有鈎骨骨折には大きく関与しますので。

 強打者がなり易いと言われる有鈎骨骨折ですが、ヘッドを出す動きと関連しているので、確かに…と思われることではあります。しかし、有鈎骨骨折になる打者とならない打者に分かれる理由がありますので、それを説明したいと思います。

 最後にバットの握りです。この握りも非常に有鈎骨骨折に関係します。知っているのと知っていないのでは大きく対応が変わりますので、是非今回勉強して頂ければと思います。

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