『見逃すために必要な3つの能力』


 プロ野球は無観客試合が続いています。

 観戦に行けない人も、テレビで観戦する人も非常に残念ですが、テレビで無観客試合を見ると、非常に『球音』の素晴らしさに感じることができます。

 今だから感じられるこの『球音』を皆さん是非楽しみましょう。

 コロナに負けずに皆さんで協力して頑張っていきましょう!

 前回お伝えした、『選球眼について』。特に打者が打席でどのような時間を使っているか?これが理解できたと思います。

 とある研究者が説明されていた数式、

『ホームへの到達0.46秒』―『見てからの反応0.17秒』―『スイング0.16秒』=『残り0.13秒』

 この数式を今一度よく考えなければならない、ということが分かったかと思います。

 やはり研究者や専門家が言っているから…と単純に信じ込んじゃいけない、ということです。

 もちろん私が言うこともそうです。是非皆さん自身で本当にそうなのか?これを見極める力が必要です。

 だからいつも『再考』して頂きたいのです。

 答えを教えても意味がない、といつも私が言うのはそこです。

 ということで今回は『見逃すために必要な3つの能力』というテーマでお伝えします。

 では前回お伝えした私の数式をお伝えします(詳しく知りたい方は前回をご購入下さい)。

『ホームへの到達0.50秒』―『リリースされて判断0.10 秒』―『見てからの反応0.30 秒』(この途中にスイングが始まる)―『判断からスイングするか止めるか0.10秒』

 これが私の数式です。

 そしてこの数式を選球眼に活かすためには、

1.リリース後の判断をできるだけ早く(0.10秒以内)
2.目で見てから判断する能力を向上、選択反応時間の向上(0.30秒以内)
3.スイングを止める技術(ヘッドをどう出すのか?出さないのか?)

 この3つが重要であるということが分かりました。

 そこでこの3つの能力を上げるためのトレーニングをお伝えしたいと思います。

 まず皆さん、この動画を見て頂きたいと思います。


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