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マンガは日本が世界に誇れるオリジナルな文化だ

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子供の頃の手塚治虫体験から始まり、50歳を過ぎた今でも、毎日のようにマンガを読んでいます。そのほんの一部を御紹介。
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記事一覧

手塚治虫の低迷期

手塚治虫のキャリアのうち、 1968年から1973年は、 衰退期、スランプ期、暗黒期などと 呼ばれ…

Hiroyuki  Kikawa
5時間前
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僕とフイチンさん

僕とフイチンさん 第1回 僕が小学生の低学年の頃、 母方の実家が石川県の金沢市にあって、 …

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7年前に書いた「げんしけん」に関する記事

7年前に読んだ「げんしけん 二代目」21巻についての記事。 「げんしけん」というのは、現代…

呪詛の矢

さて、ちょっと前に投稿した、 倉庫の話の続きですが、 奥さんとパスタを食べながら、 倉庫に…

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倉庫に何かいたらしい

6年ほど前、僕は、 「合志マンガミュージアム」というところで働いていた。 その時の話。 「…

Hiroyuki  Kikawa
10日前
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僕のマンガ道 第7回 最終回 1997年~2019年

1997年にねこぢるさんがお亡くなりになって、 心にポッカリ穴が空きガックリと力が抜けた。 …

Hiroyuki  Kikawa
2週間前
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僕のマンガ道 第6回 山野一とねこぢる

僕が「ガロ」をリアルタイムで読み始めた頃、 毎月のように精力的に作品を発表していたのが 山野一さんだ。 そして1985年7月号から一年間、 「四丁目の夕日」が連載され、 僕は毎日を次号が発売されるのを待って暮らし、 次の回を貪るようにして読んでいた。 後に山野さんは「鬼畜系漫画家」、 というジャンルに分類されているが、 そのマンガには高度な哲学が メッセージとして隠されている。 その後山野さんは当時の奥さんとの共作で 「ねこぢるうどん」の連載を始めた。 青林堂から「ね

僕のマンガ道 第5回 杉浦日向子

「ガロ」にはガロ三人娘と呼ばれている作家たちがいた。 やまだ紫と杉浦日向子と近藤ようこの…

Hiroyuki  Kikawa
2週間前
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僕のマンガ道 第4回 つげ義春とつげ忠男

僕が18歳くらいの頃、 色々な趣味嗜好がこじれて、 結局好きなマンガ雑誌は「ガロ」、 という…

Hiroyuki  Kikawa
2週間前
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僕のマンガ道 第3回 大島弓子

僕がマンガを読み始めた頃は昭和40年代の後半、 ちょうど貸本屋が衰退して、 閉店や廃業が相次…

Hiroyuki  Kikawa
2週間前
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僕のマンガ道 第2回 白戸三平

手塚治虫の次に僕が夢中になったマンガ家は 白戸三平である。 マンガの単行本はもちろん、 マ…

Hiroyuki  Kikawa
2週間前
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僕のマンガ道 第1回 手塚治虫

僕は小さい頃、本を読むのが好きな子供だった。 読んでいた本は、年相応に、 「少年少女世界名…

Hiroyuki  Kikawa
2週間前
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タモリと赤塚不二夫

最近作業中の慰みに 武田鉄矢の「今朝の三枚おろし」という、 ラジオ番組をまとめたYouTubeを …

Hiroyuki  Kikawa
1か月前
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マンガ原作の改変について

昨日は本当に久しぶりにツタヤでマンガをレンタルし、 最近滞っていた「マンガ読み」のお勉強をしました。 現在「ゴールデンカムイ」の実写映画が好調らしいので、 原作をちょっと読んでおこうかと思ったのです。 しかし「ゴールデンカムイ」の最初の方の巻はすべてレンタル中で、 やはり好調の噂は、本当なんだなと感心しました。 もちろん「ゴールデンカムイ」は、 連載の初期に途中まで読んでいましたが、 僕はなぜか舞台が北海道のものと、時代設定が中世のマンガは ちょっと拒否しがちな傾向がある