変わりたいけど、変わるのが怖い。だから変えてくれる何かを待っている。
初めまして、黒羽ひみとです。
読書はインプットからのアウトプット、ということで大好きな太宰治さんの作品を読みました。
いきなり長編は難易度が高いので「待つ」という掌編作品について。
この作品は、およそ四ページしかない短い作品です。しかし、何か心の奥底に入り込んでくる恐怖を感じました。
テーマでいえば題名の通り「待つ」でしょう。けれどこの主人公、何を待っているのか分かりません。
主人公は駅のベンチに腰を降ろして、いつも待っているのですが、主人公自身、誰を、何を待ってい