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#63 地元のことをヒアリングした。

現在進行形で地元『伊勢志摩』に関する観光などの評価をヒアリングしております。

場所は東京で行っています。
大手町にある、環境やエネルギー、まちづくりなどの活動や事業をしている方が多く集まるコワーキングスペースで定性調査をしています。

完全招待制のコワーキングスペースなので、怪しい人がいなく各地方の自治体の方も多く出入りしており、毎日各地方から色んな人と会えることが魅力です。

そこで、
地元の『伊勢志摩』に訪れたことがある方
またはこれからいく予定がある方にお話を伺い
どんなニーズがあって興味を持ってもらっているのか
または行った時の困ったことなど聞かせていただくことにしました。

その日は10人の20代〜60代の男女にお話を聞かせていただくことができました。

目的・交通手段・伊勢志摩を知ったきっかけなどなど
他にも聞いたことはあったのですが、この記事では私の気になったところをお話しします。

目的は皆さんほとんど「伊勢神宮の参拝」です。
これは間違い無いでしょう。
令和4年度の伊勢の観光課のデータからも出ています。
ダントツの1位の理由です。

しかし、
20代の学生や前半の人たちは『おかげ横丁』『VISON』などがメインの目的で
『レトロな街並み』『美味しい食べ物』が一番の目的でした。

伊勢神宮への参拝がメインの方達は
30代以上になり皆さん
「神聖な感じを体験したい」「浄化されたい」「人生に一度はお伊勢参りを」など
やはり場所自体に価値を感じている方が多かったです。

ヒアリングした方の居住地によってもイメージの違いが大きくあって
たまたま東海・関西エリアの人がいたのでその方達は
『神聖な場所というより、ちょっと遠出で自然やご飯が美味しい観光地』
という認識が強いらしく、デートや遊びに行く時の候補に入りやすいそうです。

逆に今回は東京に住んでいる方に多くヒアリングしたので、
距離が遠いという理由か
「一生に一度は」「神聖な場所」というワードが多かったような感じがします。

本社(実家)から伊勢神宮(外宮)までの距離が1.5kmの私からすると
幼稚園時代は遠足の目的地が外宮で勾玉池の近くでドッチボールをしていたので、「一生に一度は」みたいな感覚など一切持っていたかったので驚きでした。

一番気になったのは『伊勢神宮』『お伊勢参り』という言葉を皆さん知っていたことです。

歴史の教科書にも江戸時代の部分に1行くらいしか乗ってないワードなのによく知っているなと不思議でした。

皆さん知った理由は結構曖昧で
「インスタでたまたま見た」
「G7サミットで知った」
「テレビだった気がする」
「知り合いがたまたま伊勢に行った」
など

伊勢志摩を知った理由はもっとデータを集めて調査したいと思います。

交通手段についても、まず「名古屋」からどう行くのか?
が皆さん行くまでわからなかったようです。

三重県は近鉄が一番よく使われる路線なのですが、
日本でJR以外が主流な路線は近鉄を使う三重県くらいらしいです。

それもそのはずですよね。笑
僕も高校生になるまで近鉄が日本の主流でJRはマイナー路線だと思っていましたから。

関西圏に住んでいないと「近畿鉄道」を知らないですよね。

そんな感じでやはり関東圏では伊勢志摩の事前情報など全然わかっていないようでした。
しかも、インターネットやガイドブックも少なく事前に情報を調べる方法も少ないようです。
これは地元でデザインの仕事をしている私もよくわかります。
いまだにホームページビルダーの会社ばっかりなのですから笑

現在もヒアリングは続けているのですが、
やはり関東での声は貴重で『伊勢志摩情報の常識』が伝わってないからこそ、
『なぜそんなにまでしていきたいのか』調べられそうな気がします。
それがわかれば、伊勢志摩の本当の強みと弱みに気づけるかもしれません。

もしこれを読んだ方で、
伊勢志摩に訪れことがある方がいましたら
行った時の感想や不便に思ったことなどコメントしてくださると嬉しいです!

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