#121 『0→1』が得意だなんて言わない
最近、noteのサムネは夜10時くらいから描くことが多くなって来ました。
というのも色々仕事を終わらせてからだと、そのくらいの遅い時間になってしまうからなのですが
遅い時間になってしまう時ほど、
質が悪くなってしまいがち…
デザインはかなり頭脳労働をする仕事なので
仕事が終わった後、夜の10時から新しいモノを1個作り出そうとすると
ガス欠のなか走り出すので、全然頭が回らない笑
頭脳労働の激しい職業の場合
1日4時間が脳のキャパ的に限度らしいのですが
なるほど、と納得してしまいました。
クリエイティブ系の仕事での話にどうしてもなってしまいがちですが、
世の中オリジナルなんてものはほとんどなく
『0→1が得意です!』
なんていう人は大抵、
「0→1」が実は下手か本当の意味を理解していない人が多いです。
本当に「0→1」が得意なのであれば、
自分が今まで作ったものを見せれば言わなくても伝わるのに、
大抵そういうことをいう人に限って
これまでに作り上げたものを見せてくれません。
その事柄への興味が深ければ深いほど
『この世にオリジナルなんてものは作れないのでは?』と絶対に思ってしまいますからね。
だからと言って『0→1』が不可能かと言ったらそうではなく、
『オリジナルなんて人生で1個作れたらめちゃくちゃすごいことなんだぞ』
という考えの上で
自分なりの「オリジナルの基準」を作っておくべきだと思うんです。
でないと、他との差別化や特異性にばっかり目が行ってしまい、『逆張りばっかする人』になってしまい、本来の本質からずれていきますからね。
私は『何か既存のものに1個でも自分の考えによって+αをして、1年続けることができたら自分の中でオリジナルを作った』と考えるようにしています。
例えば、コーヒーに牛乳を少しでも加えたら
その飲みものはコーヒーでも牛乳でもないですよね。
そう、『カフェラテ』という新しい飲み物です。
それを売ったりして誰かが喜んでもらえて、運用できたら世界に『コーヒーと牛乳を入れたものはカフェラテという』という概念ができてきます。
例えその規模が家の近所だとしても世界中だとしても、その概念を運用できるところまでいけば、それはもう『オリジナル』と言って良いのではないかと私の中では決めています。
『0→1』をしたいと思うならば
どんなに小さくてもまず何か作って運用する
それこそが「オリジナル」の第一歩だと
私は思います。
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