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いやな黒板そうじ。なぜ奪い合いに??

「黒板を、水でふくなんてダメだろ!!」

「おい、やめろよっ」


「・・・」

僕は何人かのクラスメイトの声を無視して

無言で黒板を水拭きしていました。

みるみるとチョークの汚れが取れていきます。

黒板の濃い緑色が鮮やかに現れていきました。


小学校も6年の頃の話。

給食を終え、掃除の時間。

黒板は、黒板消しで何往復しても

うっすらと白く汚れていました。


僕はそれが気になっていた。

全然綺麗にならないなぁと。

それで、ある日のこと。

(こりゃいっそ。水拭きでやらないとダメだわ)

と、おもむろに黒板をふきだしたのでした。


おそらく僕以外の誰かが、

これをやっていたら。

ここまで静止されなかっただろうと思います笑

僕の机は、テストのプリントだったりが

くしゃくしゃに詰め込まれており。

いわゆる机カオス系小学生だったため...


でも僕には確信がありました。これはいける。

どんどん黒板をふいていきます。

(だいぶ楽しくなっている)

周りから止める声も、

自然と聴こえなくなりました。

(綺麗になってるから)


そうして全面きっちり磨きあげると。

黒板消しを、窓の外でバンバンとはたき。

それからクリーナーで

何度も粉を吸い込みました。

(もう、おらおらおらっと

テンションが上がってます)


最後に、黒板下の銀のスチール棚を

雑巾で拭き終えると。チョークと黒板消しを

綺麗に並べて掃除を終えました。

(ドヤァってなってたと思います...笑)


次の授業。黒板を見て、先生が一言。

「おぉ...... 黒板、めちゃくちゃ綺麗だな。

誰が掃除してくれたんだ???」


全員

「・・・・・」


次の日から、黒板掃除は、

なぜか奪い合いになったのでした笑

さらに卒業するまで。僕らの黒板はずっと

綺麗な状態をキープしました。


ちなみに、その後、僕が掃除させて

もらったことは一度もありません....笑


トムソーヤのペンキ塗りのエピソードを

聴くと。僕はいつも、この黒板のことを

思い出します笑


まだサポートを受けるところまで気が回っていないのですが...作っているカルタの印刷費にまずは回して形にしようと思います。作っているものを自費で作って営業がかけられるようにしようと思います