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連載【8】刺繍教室クロスマァムのひよこ時代ー学びと出会いとそれから…

 「刺繍の先生になる!」そう宣言したのは1995年7月の終わり頃だったかと思う。しかしその時私はまだ何者でもなく、少しだけ手先が器用なだけの1人の愛好家にすぎなかった。教えるからには責任があるのだから、先ず刺繍をきちんと勉強しなくてはと考えた。当然である。しかし子育て真っ只中の自分には学校に行く時間の余裕はなく、どうしようかと思いを巡らせていた。当時はスマホも存在しておらず、PCもほとんどの家庭にはまだない時代である。調べることもままならない。そんな日々の中、机の引き出しを整理していたら1枚のパンフレットが目に留まった。そしてそれを開いた瞬間「あっ!これ~!!」っと思い出した。それはなんとあのデンマーク手工芸ギルドの日本事務所とも言える「ヤマナシヘムスロイド」刺繍講座の案内だったのだ。
 実は横浜元町の手芸店ではいつのまにかデンマークの材料が姿を消し、渋谷の東急本店にあるヤマナシヘムスロイドショップに行く必要があった。多分その時に頂いたパンフレットだと思う。それを大事に取っておいた自分は先の未来を予測していたのかも? いや、そんなことはないだろうが、とにかく私はそのパンフレットのおかげで、ヤマナシヘムスロイドの受講生となり、刺繍を本格的に学ぶこととなったのだ。

明日に続く…

 
 

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