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ビジネス書出版社社長の四方山話

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クロスメディアグループの代表による四方山話です。毎週更新しています。
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記事一覧

【ビジネス書出版社社長の四方山話】本のタイトル

先週『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』という新書を書店で見かけ、後日買おうと行く先々の書店でチェックをしたのですが、どこも売り切れていました。本は“思い立ったが吉日”で買った方がいいですね。 代わりではないですが、『「指示通り」ができない人たち』という新書を買って読みました。指示通りにできない人は買わない本です。 単行本より、このような衝動買いを促すタイトルをつけやすいのが新書です。 なんか、すべての新書が自分が読むべき本のように思えてきながら、書店をぶつぶつぶらぶ

【ビジネス書出版社社長の四方山話】人間ドック

先週、人間ドックを受診しました。 大きな問題はないと思いますが、人生初、メタボ予備軍と認定されました。 さっそくトレーニングを開始しました。夏までにシックスパックになる予定です。 アクティブヘルスラボにも通わないといけないですね。 昨年、試しに脳ドックと心臓ドックを受診しましたが、どこも問題はありませんでした。 何もないとネタにならないので残念な気がしますが、何かあったら大変なことなので、やはり何もないに越したことはありません。ぶつぶつぶつ。 【採用情報】 ただいまクロ

【ビジネス書出版社社長の四方山話】デジタル赤字とコンテンツ黒字

EOの合同例会でソウルに行き、韓国の経営者といろいろと話をしてきました。その中で、NAVERのCEOが基調講演で、自社のサービスが自国での情報インフラとして、GoogleやMeta、MicrosoftなどGAFAMを相手に奮闘していると話していたことが印象に残りました。 日本の省庁のデータを調べてみると、2023年の日本のデジタル収支は前年から16%増え、5.5兆円の赤字に拡大しています。 GAFAMのサービスはとても便利で、生活に欠かせないものとなっています。それだけに

【ビジネス書出版社社長の四方山話】仕事と遊び

人生、仕事と遊びの両方が楽しく充実しているのが理想ですよね。 昨日の講演で、「仕事は手を抜くけど遊びは手を抜かないから、遊びから仕事をつくる」と著者が言っているのを聞いて、それも一理あるなぁと思いました。 自分が30年近く飽きずに同じ仕事を続けていられるのも、仕事で遊んで、遊びで仕事をしてきたからかもしれません。 遊びにはお金がかかるので、仕事で稼いでたくさん遊べば、さらに稼げるようになると思います。 仕事も大事。遊びも大事。

【ビジネス書出版社社長の四方山話】ネットオークション

最近、ネットオークションで古美術や茶器を購入し始めました。 もう20年ぐらい前に、ネットオークションを利用した起業の本をつくったことがあるので、そのときに試しに使ってみたことはあるのですが、今はスマホでチェックできるので、パソコンの前にへばりつく必要がなくなりました。 オークションも株式投資と一緒で、指値で売買するとほったらかしでよく、気楽に取引をすることができます。 私の趣味のルールは“仕事に支障が出ないこと”なので、仕事中にスマホを見ていても誤解のないようにお願いし

【ビジネス書出版社社長の四方山話】イタリア

イタリアは、ファッション、デザイン、車、食品、観光において先進国です。 これらは日本がこれから世界にアピールしていく分野でもあります。 日本は安くて良いものを大量につくるのが得意で、そのことが高度経済成長の原動力でした。 でもそれは韓国、台湾、中国に役割が変わりました。 これからは、良いものを高く売る方法をイタリアから学ぶ必要があります。 GUCCIとUNIQLO、FerrariとTOYOTAをイタリアで目にして思ったことです。 ▼クロスメディアン公式サイト ▼採

【ビジネス書出版社社長の四方山話】安い日本

GW中の観光地が多くの人で賑わう中、 WHOが3年にも及ぶコロナ緊急事態終了を宣言しました。 私はコロナだろうがなかろうが、マイペースで外出していましたが、さすがにこう人出が多いと、かえって不要不急の外出は控えたくなります。 コロナ禍での空いている電車や飛行機、渋滞のない道路、予約が取れるレストランとホテルが懐かしいですが、そんなことを言ってはいけませんね。 さて、需要が回復していくなかで、様々な分野でまた新たな競争が生まれます。 新たな競争は、低価格や過剰サービスを

【ビジネス書出版社社長の四方山話】本屋がいまできること

先週水曜日の朝日新聞で、ジュンク堂書店の有名書店員の福嶋聡さんが「本屋がいまできること」というテーマでインタビューを受けていました。 福嶋さんはたくさんの著書を持つ有識者で、関西出張で書店を伺ったときにたまにお会いするのですが、今度お会いしたときにいろいろとお話をしたい内容を取材では話されていました。 「書店、特に多くの本を置ける大型書店は、社会の変革器であるべきです。売上データだけに頼っていたら、今ある社会の欲望や格差の増幅器にしかなりえません」 「マーケティングや宣

【ビジネス書出版社社長の四方山話】古典芸能

趣味関心は、年とともに変わっていきます。 子供の頃、大人の嗜みには、「それの何が楽しいの?」と思うことばかりでしたが、今では自分もすっかり大人の嗜みを愉しんでいます。 大人の嗜みの1つに古典芸能があり、その中でも、能・狂言、歌舞伎、落語などは、何となく興味を持っている人は多いのではないでしょうか? 私も何となくの興味から、今では定期的に観に行くようになりました。 私の経験から、入門者が古典芸能を楽しむためのポイントは2つあります。 1つは、わかりやすい演目を選ぶこと。

【ビジネス書出版社社長の四方山話】情報的健康

先週は、意識をしていたわけではないのですが、食べ過ぎず、飲み過ぎず、よく運動をして、よく寝た1週間でした。おかげで、体調もすこぶる良く、仕事も捗りました。 あらためて、健康づくりには食事、運動、睡眠の3つが大事だと実感しました。 さて、『デジタル空間とどう向き合うか』という本の中に、「情報的健康」という言葉があり、そこで情報が健康に及ぼすことについて触れています。 情報過多や誤った情報はストレスを引き起こし、それが心身の健康に悪影響を及ぼす可能性があります。特にデジタル

【ビジネス書出版社社長の四方山話】マインドフルネス

先週木曜日に、来日中の『スタンフォード大学 マインドフルネス教室』著者、スティーヴン・マーフィ重松夫妻が、当社ZEROGYMのマインドフルネスを体験に来てくださいました。ご招待したのがコロナ直前だったので、3年半越しです。 インストラクターは隈で、NY仕込みの英語で、バイリンガルレッスンをしてもらいました。 最近、経営、営業、編集と、早朝から深夜まで集中しての仕事で疲れが溜まっていたので、ZEROGYMでリセットできました。翌日の朝の目覚めが爽快で、もっと通うべきと痛感。

【ビジネス書出版社社長の四方山話】価値観と経営

政治や経済など大きなことから、身近な仕事や私事まで、問題のほとんどが人間の異なる価値観により引き起こされています。 問題というほど大げさではありませんが、私も他人に対して「何でそういうこと言うかなぁ」や「何でそういうことするかなぁ」と思うことはしょっちゅうで(私も同様に思われているかもしれません)、このようなことも異なる価値観により思うことです。 会社組織は、異なる価値観を持つ個体の集まりであり、その集合体を目標に導くのが会社経営です。それなので、経営は大変なことだと今さ

【ビジネス書出版社社長の四方山話】ワークライフバランス

先週6月23日に48歳になりました。人生で、気力、体力、能力のバランスが一番整っている時期が40代後半なのではと実感しています。 20代は編集者として、30代は起業家として、40代からは企業家として脇目も振らずに仕事をしてきましたが、案外、仕事以外のことも年を重ねるごとに充実しています。 長い人生のワークライフバランスを実現するためには、脇目も振らずに目の前のことを頑張る、ということが大事なことかもしれません。 そして、人生は続く。 ▼クロスメディアン公式サイト ▼

【ビジネス書出版社社長の四方山話】自社商品

編集者としキャリアをスタートし、企画がなかなか出ずに悶々としていたときに、当時の編集長に、「君みたいな人は世の中にごまんといるから、自分が買いたいと思う本をつくればいいんだよ」と言われました。そして、そのアドバイスのおかげで、今日まで500冊以上の自分が買いたいと思う本をつくってきました。 毎月2、3点の自分が企画した本や自分が関係する本の原稿を読んでいますが、クロスメディアでは毎月10点前後の出版をしているので、すべての原稿に目を通すことはできていないのが実際です。 最