船好きオヤジの独り言

2児の怪獣を育てる専業主夫・・・元は観光遊覧船の船長や機関長をやっていました とにかく…

船好きオヤジの独り言

2児の怪獣を育てる専業主夫・・・元は観光遊覧船の船長や機関長をやっていました とにかく「海・船・船乗り」が好きなのに、今は海なし県になぜか居住し、「海・船・船乗り」好きを増やそうと孤軍奮闘しています

最近の記事

船乗りの知識 「天気が友達」

船乗りってご存じの通り、海の上を進む船に乗って仕事をしています。 海の上って、陸と離れているので、情報を自分で分析し、それを活かす技術が必要です その一つが「天気図」を読む力です 天気図には、一般的な実況天気図と、予想天気図、高層天気図、数値予報天気図、気象庁天気図と呼ばれるものが主たる天気図としてありますが、これらを駆使して、自分なりに天気予報をする船乗りは非常に多いです これは、情報が陸上に比べて遅れて届くということ、海の上なのであまり気象予報士による予報がないこ

    • 船乗りの知識 「コンパスがあれば地図が書ける」

      日本地図を精巧に描いた歴史上の人物として有名な伊能忠敬氏 彼が地図を描くのに使ったものとして、方位を測るには彎窠羅針(わんからしん)、勾配を測るには象限儀(しょうげんぎ)を使ったそうです ある一点から見える目標物の方位を彎窠羅針で計測し、移動・・・移動は一定の距離となるように、竿や鎖などを使い行い、移動先で目標物を計測する これを繰り返すことで、地図の基本的な線が引けましたが、高低差があることで、例えば100m進んだと思っても、実距離は99mということがあるため、象限儀

      • 船乗りの知識 「帆船教育」

        クルーズ船に限らず、世界には様々な船が、海・川・湖を走っています そんな船の原点の一つと言えるのが、帆船ですね 帆船とは、「帆」に風をうけて推進力する船です その代表格と言える船が日本にはあります 独立行政法人海技教育機構が運航する「日本丸」と「海王丸」です 4本マストバーク型と呼ばれるその船型は、人間の力で操作が可能な船として世界最大級と言われております 現在運航されている両船は、それぞれ2代目で、1代目は横浜市(日本丸)と射水市(海王丸)に動態保存されています

        • LOG BOOK 「BRITISH PUB」

          海とPUBは切っても切れない関係があります その昔海の男たちは、「港みなとに女あり・・・」なんて言われたこともありますが、これは、寄港した港町での出会いがそうさせていましたね その出会いの場の一つがPUBでもありますが、PUBでの出会いは、異性交友ばかりではありません さまざまな職種、地域の人たちが出会い情報を交換する場でした 今のように電子航海機器がない時代には、航路情報の交換なども行われる、社交の場としての役割がとても強い物でした クルーズ船には、そんな港のPUBを再現し

        船乗りの知識 「天気が友達」

          LOG BOOK 「クルーズの夜は長い」

          ディナーを堪能し、ショーも堪能した夜はもうお休みタイム・・・なーんてもったいない!! 日本ではなかなか遊べない「カジノ」があるのがクルーズ船。 このカジノ、何度も言いますように、船の中は船籍国に準じます ということは、カジノが認められている国の船籍の船では、本格カジノが楽しめちゃうんです!! ただし、カジノが楽しめるのは、次のような条件のときです 1)次に入港する港が国内の港の場合は、その入港時刻が翌日以降である場合において、出港してから当日の深夜0時まで 2)終日航海日

          LOG BOOK 「クルーズの夜は長い」

          LOG BOOK 「シアターは本格的」

          クルーズの数あるアクティビティ その中でもおすすめなのは、「シアター」ですね 大人から子どもまで楽しめるエンターテイメントショーが毎夜行われる「シアター」 表題の写真・・・DIAMOND PRINCESS号のPRINCESS THEATER(定員700名)です とても船内とは思えない本格的なシアターです ここでは、マジックショーやミュージカル、ライブなどが行われ、もちろん無料です!! シアターで場所取りはやめましょう最近は、シアターも予約制となり、各船シアター定員以上は見

          LOG BOOK 「シアターは本格的」

          LOG BOOK 「船で働く人々」

          客船で働く人は、運航部の他に、サービス部門の方々がいらっしゃいます。 サービス部門は、ホテル部門、レストラン部門、スパ部門と大別されます。 そして、これらの部門で働く人々が、船の中では最も多く存在する従業員となります。 客船で働くには・・・運航部で働くには前述の通り、海技士免状を取得することが必須ですが、サービス部門では海技免状は不要です しかし、多彩な国のスタッフと、乗客が乗船しますので、英語力が求められます。 その他やはり、コミュニケーションスキルはとても大事ですね

          LOG BOOK 「船で働く人々」

          LOG BOOK 「船員になるには」

          船に乗っている乗組員さんのうち、運航部と呼ばれる部署の方々についてお話ししましたが、今日はその船員さんになるにはどうしたらよいか?について今日はお話ししたいと思います。 運航部の乗組員さんは、海技免状という国家資格を所有していますが、これは職員さんに限ります。 部員さんと呼ばれる方たちは海技免状を持っていなくてもその職に就くことが可能です。 では、海技免状はどうやって取得するか?というと、現在は主に「船員養成学校」や「海洋学部」などを持つ大学・高等専門学校に通うことで取得でき

          LOG BOOK 「船員になるには」

          LOG BOOK 「船で働く人々」

          クルーズ船には、多くの人が働いています そんな乗組員さんについて今日はご紹介していきたいと思います 船長:CAPTAINまずはみなさまもご存知の船長さん 船長さんは、その船の総統括責任者 船内外で起きる全ての事柄において責任を有する存在です 甲板部:ナビゲーター:メイト1)船長:CAPTAIN 2)副船長:STAFF CAPTAIN 3)一等航海士:SAFETY OFFICER:CHIEF OFFICER 4)二等航海士:2nd OFFICER 5)三等航海士:3rd

          LOG BOOK 「船で働く人々」

          LOG BOOK 「乗船時の交通手段」

          国内発着クルーズの最大のメリットは、車でも乗船地に向かえることではないでしょうか? しかしながら、港によっては、乗船客用の駐車場が用意されていないことも・・・ 横浜エリアでは、大黒埠頭、大桟橋、新港埠頭ともに、駐車場が用意され、クルーズの乗船客には割引が適用されます 一方東京エリアでは、用意がなく、近隣のコインパーキングを利用するしかないのが現状です 日本海側の港ではほとんどの港で臨時の駐車場が用意され、無料のところも・・・ ドライブ&クルーズだと、荷物も簡単でお土産にも

          LOG BOOK 「乗船時の交通手段」

          LOG BOOK 「船は船籍国に入国したことになる」

          すでにご案内しております通り、船の船籍国は、船尾に書かれた国名・地名または、旗で確認することができます そして、その船に乗船するということは、その国に入国するということをもう一度ご説明いたします 港にある「黄色い線」は国境線写真のような黄色い線が、国際航路を航行する船舶が着岸する港には引かれていることが多いです この線より船側は、その船の船籍国となり、いわばこの線は国境線ということをご存知の方は少ないのではないでしょうか? 昨今増えた外国客船に乗船される方で、海外には数時間

          LOG BOOK 「船は船籍国に入国したことになる」

          LOG BOOK 「ウェルカムパーティー」

          乗船して最初のイベントは、ウェルカムパーティ!! クルーズによってその趣向は異なりますが、気分を一気に上げてくれるイベントです オフィサー勢揃い船には、オフィサーとクルーが乗船しています オフィサーとは、責任職・・・会社で言えば、課長・部長以上の職責です 船長をはじめとするオフィサーが一堂に会し、皆様にご挨拶をいただけるのが、ウェルカムパーティです どんな方たちに私たちのクルーズをお任せしているのかを知るチャンス!! ぜひ参加して、めったに会えない方たちとの交流チャンスを

          LOG BOOK 「ウェルカムパーティー」

          LOG BOOK 「どこで予約する?」

          ちょっと話題を乗船前に戻します クルーズ旅行に行くのに皆さんはどこで予約をしますか? 様々な旅行会社がクルーズ旅行を販売し、よくよく比較すると結構値段が異なることも・・・ とある旅行会社では、10万円単位で値段が異なることもあります ここでは、どことは言及しませんが、ぜひ予約する際には様々なサイトを比較してください 値段が安いから不安ということもあると思います 過去には格安旅行サイトが倒産して、旅行代金が水の泡になったなんて事件もありましたね でも大手サイトだから安

          LOG BOOK 「どこで予約する?」

          LOG BOOK 「DINNER TIMEの楽しみ方」

          レストランのディナータイムは、決まった席で、決まった仲間と食べることが多いのですが、やはりウェイターさんと仲良くなった方がより楽しい時間を過ごせます 特に、超大型船のクルーズの場合は、厨房も火の車・・・頼んだ注文品が届くまでにとても時間がかかることも・・・ 待つのが嫌ならスペシャリティレストランへそんな待ち時間が嫌ならば、別料金とはなりますが、スペシャリティレストランを利用することをお勧めします スペシャリティレストランでは、日本食やお寿司はもちろん、グリルを使った焼き肉を

          LOG BOOK 「DINNER TIMEの楽しみ方」

          LOG BOOK 「Dinner time」

          クルーズ旅行の醍醐味の一つとしてやはりお食事は欠かせませんね! 多くのクルーズ船では、長時間空いているビュッフェレストランがあり、乗船後すぐに食事をとることも可能ですが、やはり、おめかしをして食べるレストランも外せませんね ディナータイムのレストランの多くは、ドレスコードをしておりますが、ドレスコードの厳格さも船ごとにより大きく異なります クラスにより厳格さは異なる【カジュアル船】 テーマとして設定している感じで、ドレスコードから外れていても利用可能 【プレミアム船】 フ

          LOG BOOK 「Dinner time」

          LOG BOOK 「船内散策」

          乗船し、荷解きが終わり、落ちつたら船内散策に出かけましょう!! 乗船直後は、各場所が空いていて、写真も撮り放題!!説明も聞き放題です 初日に船内各所を回ることで、クルーズ期間中の過ごし方も選びやすくなります 初日オファーはお得満載!!特に有料施設は、初日に予約申し込みをするとお得なことが多いです 同じ利用するならお得に過ごしたいですよね キッズエリアも見学できる!!キッズエリアは通常は17歳以下のこどものみが入れるエリアですが、乗船直後は誰でも見学可能です また、多くの

          LOG BOOK 「船内散策」