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web3時代のSNSとは。

 web3時代のSNSについて少し思ったところがあるので考えてみました。walletを接続することによりログインの代わりになるとして、さらにゼロ知識証明をつかって個人情報の流出なしに個人を特定出来る様にすれば、どうなるんだろうと。
 まず、思いつくのが、SNSのサーバ側に個人情報が残らないことです。ログインの必要性がないので、SNS側でログインIDとパスワードを保存しないことになります。とはいえ、プロフィール情報とかをどうするかは考える必要がありそうです。個人の自由ですね。まあ、匿名で書いて残しておくというのはありかも。もちろん、walletを接続しないと書き換えは出来ません。まあ、これは当たり前ですね。

 次になりすましはどうでしょう。偽アカを作ることは出来ますが、ゼロ知識証明を使ってそのアカウントが本人のものなのかどうかは確認できそうな気がします。walletを乗っ取られたら駄目ですけど。なので、たとえば、ツイッターとかの青バッジも本人だけが表示されるというのは出来そうです。

 botはどうでしょう。walletを使えば出来そうです。chatGPTに確認しましたが、まあ、出来ると言っておりました。逆もありかもしれません。しつこい書き込みにはchatGPTとbotを組み合わせて相手をさせることも出来ちゃいそうです。あー、そうなるとSNS上がぐちゃぐちゃに混乱しそうですね。

 誹謗中傷系はどうでしょう。個人の特定は出来ないかもしれませんが、特定のwalletアドレスからの書き込みを遮断することは出来そうです。違うアドレスを使って別のwalletで接続して書き込みを継続することは出来そうですが、ゼロ知識証明を使えば、同一人物かどうかの特定は出来てしまいそうです。そうするとアカウントを無数に作っても同じ人物がやっていることが分かってしまうかもしれません。

 他にもくだらないかもしれないアイデアも含めていろいろ考えることはできそうです。表示するしないをコントロールするとか、wallet接続しているときだけ表示するとかetc。
 なんとなく、今までと少し違う感じの世界が実現出来そうな気がします。個人は特定出来ないけど、そのアカウントがある人物であるということを証明できるし、複数アカウントを作っても同一人物であることも分かる。となると、傍若無人な振る舞いはやりづらくなる可能性もあります。もちろん、ちゃんと個人名を出してもなりすましはやりづらくなるので本人として活動するのもしやすいでしょうし。
 上で書いたbotとAIを使ったやりとりですが、これもゼロ知識証明を使えば人間かAIかを特定出来そうなので、その時点でAIを排除することは出来そうです。
 もっとも今の考え方ではAIが誹謗中傷に使えるかというと使えなさそうです。なので、誹謗中傷の相手をすることは可能でも、AIを使って誹謗中傷は出来なさそうです。

 ツイッターをイーロンマスクが買収したことによって、にわかにツイッター系のアプリの競争が激しくなりそうですが、AIとweb3を使うと、次のSNSが出て来そうな気配がかなりします。穏やかな世界が来るかどうかは分かりませんが。
 人は自由に発言したいけど、他の人を傷つけるようなことはしない方が良い、その線引きは人それぞれ、など、微妙なラインをコントロールする必要があるので、それを冷静に判断、解釈、理解できるような透明性を保ちつつ、言いたいことが言える世界。いきなりは難しいかもしれませんが少しずつ近づくことは出来るかもしれません。個人的には新たにSNSを覚えるのは面倒くさいので、ツイッターがweb3化してくれるのが一番良いのですが、イーロンさんなんとかしてくれませんかねw。

 最後にちょっと話題がそれますが、SVBの破綻など既存金融の不安定性が露見していますが、中央集権は人がコントロールしているので、さもありなんという感じですね。やっぱり泣きつくとなんとかなる世界がみんな良いのかもしれません。救われる人と救われない人が出なきゃいいのですけど。失敗はツケを払ってもらうにせよ。

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