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2022年 VTuber楽曲10選

 どうもです。

 2022年の総まとめ的な記事、第2弾。と同時に企画記事になります。
 タイトルにもある通り、"野良猫のユウ"さんの「2022年VTuber楽曲10選」企画です。昨年実施していたのを今年知ったので、今年から参加させていただきます。よろしくお願いいたします。

 "一人で何本(何曲)書いても大丈夫"と記載がありましたが、折角このタイトルなので10曲選びました。ベスト100も確かにできる自信あるけど、こーゆー記事は選ぶ事、選ぶ理由に意味があると想うので。オリジナル楽曲のみで、アーティスト名義被りもNGにしました。ではどうぞー。


★言霊 / V.W.P

【1/27 リリース】【作詞作編曲:カンザキイオリ】

 クリエイティブレーベル「KAMITSUBAKI STUDIO」所属のバーチャルシンガーである花譜かふ理芽りめ春猿火はるさるひヰ世界情緒いせかいじょうちょ幸祜ここの少女達が集結したバーチャルアーティストグループ「V.W.P」の4枚目のシングル。
 2020年10月に行われた花譜2ndワンマンライブ「不可解弐Q1」で初披露されてから遂に音源化。あの時は4人で歌っていた曲が、幸祜の加入によって真に完成したのもあり、もの凄い衝撃を受けて震えました。ガチで。1人1人の個性も勿論強く出ていて、その上で織り成すデュエットパート・5人での合唱パートでの美しいハーモニーに思わず息を呑むと云うか。3:05~からのパートが特に好きで、聴く度に涙を堪える程(4月に参加した1stワンマンライブでは無事崩壊した)。徐々に壮大さを増していくオーケストラサウンドを跳ね返す勢いで彼女達の歌声を前面に押し出してるのも良いですね。また、偽物や虚構概念の中にも""在る""と云う実在性を願うメッセージには、現実へ贈る彼女達の存在証明そのものであると同時に、彼女達と私達とを繋ぎ止めてくれているなと想います。来年は神椿フェスの開催や、もうじき1stアルバムもリリースされるはずなので、楽しみです。


★わたしの線香 / 花譜

【2/23 リリース】【作詞作編曲:羽生まゐご】

 引き続き「KAMITSUBAKI STUDIO」所属のバーチャルシンガーである花譜かふから、リアルアーティストとコラボレーションする企画「組曲」の第5弾となるシングル曲。民族楽器を使った作曲を得意とするボカロPの羽生まゐごさんとのコラボで、昨年12月に羽生さんがリリースした楽曲「抜刀 feat. 花譜」に続き、再タッグが実現した形です。
 「組曲」の中でイチバン刺さった曲でした。ここまでシンプルにスマートに儚く切ない程の美しさを表現できるものかと…。重苦しいはずなのに、軽快な音運びのがこれまた憎い(褒め言葉)。独特なリズムでありながらも構成としてはシンプルで尺も2分40秒と短め。だからなのかリピートせざるを得ない中毒性もあって。和楽器サウンドの気持ち良さはそこに拍車を掛けてますね。歌詞から浮かび上がるテーマ性は色濃く出ており、特に愛情と嫌悪…二律背反的な感情を見事に歌いあげているなと思います。花譜ちゃん独特の感情の乗った歌声や吐息が成せる技ですね。
 8月の武道館公演では堂々たる圧倒的パフォーマンスに感動しっぱなし、今年も花譜ちゃんの歌声を沢山聴けて幸せでした。来年はすぐに3rdアルバムリリースが控えており、より一層の活躍を楽しみにしてます。


★Prism Melody / hololive IDOL PROJECT

 【3/13 リリース】【作詞作編曲:5u5h1】

 VTuberグループ「ホロライブ」のプロジェクトである「hololive IDOL PROJECT」のシングル曲。2019年の「Shiny Smily Story」から続く「ホロライブ」の全体曲であり、今年3月19、20日に幕張メッセで開催された"hololive 3rd fes. Link Your Wish"の為に制作された楽曲です。
 今年強烈に体験として残ってるのはこの楽曲な気がします。現地で浴びて完全に虜になったと云うか、ガチ号泣オタクでした。何がそんなに"泣き"かと云うと、イントロや間奏で流れるギターが圧倒的泣きメロすぎる。マジで好き。人って"泣けるツボ"がそれぞれあると思うんですが、僕にとってはコレが泣きメロすぎた。ギターソロもエグイのよ。あとはやっぱり歌詞。ホロライブの軌跡と、未来に向けファンの手を引いていくという決意の詰まった楽曲に仕上がっているんですが、サビの"連れて行くよ 光の真ん中 夢の先へ"とか特にヤバいですね、ムリ。今回の現地ライブ参加で僕とホロライブの全てが始まったと云っても過言ではないので、これから一生聴く度に想い出と感動で涙腺がやられると思います。


★Take You Higher / パン野実々美

【3/17 リリース】【作詞作編曲:KOTONOHOUSE】

 YouTubeや配信アプリで活動中、「歌ってみた」も数多く投稿している、ネット発の現役JKシンガー。活動1周年を迎え、制作された1stオリジナル楽曲。作詞作曲がKOTONOHOUSEの時点で、もう大勝利の舞でした。
 夏の始まりを告げる様なアッパーなダンスチューンでリピートが止まらない最強最高の1曲。3月は狂った様に聴いてた記憶。透明感ある可愛い歌声で、特に高音の抜けが良くて聴いてて無限に心地が良いです。サビとか超爽やかで堪らないです。そんなサビ直後のラップパートはカッコイイの権化。これをギャップ萌えと云わずして何と言うのでしょう。この曲から脱線しますが、実々美ちゃんバラードも歌えますし、非常に器用だなと思います。
 8月に行われた記念すべき1stワンマンライブや、9月のしーせんちゃんとの2マンライブも最高でした。歌枠配信などではV体で活動してますが、リアルライブではご本人登場で思いっきりの良い力強いパッション溢れるパフォーマンスを魅せてくれました。もう一生付いていく所存です。


★HUGE W / Mori Calliope

【3/21 リリース】【作詞:Mori Calliope,作編曲:かめりあ】

 VTuberグループ「ホロライブ」のホロライブEnglish所属、Mori Calliopeの記念すべき1stフルアルバム『UnAlive』から。カリオペちゃん今年は異常な活動ペースでアルバム2枚、EP1枚と30曲近くリリースしましたが、1曲選ぶならこの曲かなと。
 とにかく攻撃力が半端ない。治安悪すぎ。エッジ効きすぎな独特の暴れ狂うサウンドが駆け巡り、ついて来れるかと言わんばかりの展開力。かめりあさんマジで最速最強です。メリハリの付け方が本当に巧みで、ボルテージコントロールの妙。カリオペちゃんも日本語詞を交えながら、力強く煽る様に歌い上げてて、"skrrrra"の巻き舌気味のトコも好き。この後2:22~爆裂キックパートも大好きすぎて確で狂う。この曲がライブ映えするのなんか誰もが目に見えていたはずで、それだと云うのに現地チケット握れなかったんですよね…。今年イチバン悲しくて悔しかったわ。カリオペちゃん本人もこの曲は終盤に持ってくる位には気に入っているはずなので、また披露してくれる事を願って、その時は現地行ける様に徳を積んでいきます。


★Wicked / 星街すいせい feat. Mori Calliope

【4/12 リリース】【作詞:Mori Calliope・HIROMI,作編曲:Giga】

 VTuberグループ「ホロライブ」所属の"すいちゃん"こと、星街すいせいの両A面シングル『TEMPLATE / Wicked』から。2曲とも好きですが、どちらかと云えば、こっちの曲の方が好きですね。
 フィーチャーリングゲストとして"Mori Calliope"を迎えた最強にカッコいい1曲で、お互いの得意分野が思う存分発揮される構成と歌割りが見事。特に1サビ後、カリオペちゃんのラップパートからが好きすぎて、すいちゃんが随所で一緒に歌うのも最高。直感的にツボを的確に突いてくる多彩な音作りと、心地良い音の拡がりは流石鬼才Gigaさんと云った処で、本当に聴いた瞬間ブチ上がる。インストver.でも満足できる位のクオリティ。そんな音像を貫く様にすいちゃんの伸びのある歌声が響くサビも堪らないですね。やはり歌唱力お化けだなぁと思います。
 配信ライブでは何度か聴けましたが、まだ現地で浴びれてないので、いつかその機会が訪れたら良いなと思う日々です。やっぱりカリオペちゃんワンマンライブチケット握れなかったのが本当に悔やまれる…。


★Under / 花鋏キョウ

【5/8 リリース】【作詞作編曲:篠崎あやと】

 バーチャルタレント事務所「Re:AcT」所属のVsinger。今年1月1日より体調不良と準備期間の為に活休してましたが、その約4ヶ月後の5月8日に復活ライブで新3Dモデルとこの新曲を携えて素晴らしいパフォーマンスを魅せてくれました。未だにサブスク配信されないんですが、選曲。
 まず、ここまで壮大な感動に振った曲は彼女初でその衝撃もあったし、純粋に"泣き"だなと。切なげなピアノから始まり、徐々に流麗なストリングスの音と共にスケール大きく広がる展開は星空を映し出している様。彼女の繊細な抑揚や感情表現も豊かで、楽曲に飲み込まれるしかないと云うか。心を掴んで離さないです。実際、7月30日に行われた彼女の生誕ライブで披露された時にはガチで泣いた。泣くとは思わんかったので、自分でもビックリで。演出の効果も勿論あったとは思いますが、やっぱり彼女の歌声が響いたとしか考えられない。活動休止中に迷いも恐れも飲み下して、次のステージへと歩みを進めた彼女の強さは間違いなく本物で、"君とこうして 生きていたいんだ"、なんて歌われたらファンはもう付いていくしかないです。今後のより一層の活躍を心から願っています。サポート頑張るわよ。


★バスタイムプラネタリウム / HACHI

【7/2 リリース】【作詞作曲:海野水玉,編曲:Seiji Iwasaki】

 VSingerプロダクション「ライブユニオン」所属の"感情系VSinger"、"はちたや"こと、HACHI。作詞作曲家の海野水玉さんとのコラボプロジェクトシリーズ第3弾楽曲で、彼女にとっては9枚目となるシングル。
 VTuber楽曲に限らず今年のマイベストソングです。本っっっ当に大好き。今年のSpotifyまとめでも再生回数ぶっちぎり1位になる位には。初めて聴いた時あり得ない位感動しちゃって、そーゆー時って何がそんなに刺さったのか上手く説明できないんですが、やっぱり何度もグッと来るのは、終盤3:27~"じゃ変われない"のトコから。「夜に寄り添う」をコンセプトに活動している彼女ですが、この曲ではただ寄り添うだけではなく、背中を押してくれる様なここのラスサビの展開が特徴的で刺さったんだと思います。心情変化が読み取れる歌詞も相まって。"何回だって夢を抱いて"が泣ける。水中の浮遊感ある音空間の中、澄んだ海にも負けない透き通った歌声はありったけの感情を乗せて力強く響き渡り、孤独感はパワーにもなるんだなと感じさせますね。セルフコーラスも綺麗すぎる。新衣装&ヘアスタイルでまた一段と可愛くなって楽曲を披露するMVも透明感ありすぎて好きです。
 9月23日に開催した2ndワンマンライブでは現地ではちたやの歌の世界に浸れて本当に幸せでした。「バスタイムプラネタリウム」も聴けたし。そして、「武道館に立つのが夢、BEES(ファンの名称)を武道館に連れていきたい」って言葉を改めて聴けて本当に感動した。必ず武道館行こう。


★SOS / Midnight Grand Orchestra

【7/23 リリース】
【作詞:星街すいせい・TAKU INOUE,作編曲:TAKU INOUE】

 VTuberグループ「ホロライブ」所属の星街すいせいと、サウンドプロデューサー・TAKU INOUEによって今年3月に始動したプロジェクトMidnight Grand Orchestraの1stミニアルバム『Overture』から。
 「3時12分」や「Stellar Stellar」に続いて、このタッグにハズレ無しだなと強く思い知らされた1枚だった訳ですが、中でも「SOS」は異常。両者が持ってる音楽性や世界観などクリエイティブな面が惜しみなく見事に融合、表現されている至極至高の楽曲です。オーケストラのような重厚感や壮麗さもイメージしたエレクトロニックポップが主体で、ユニット名に恥じぬガッチリとした世界観を演出。光り輝くネオン街を掻っ攫う勢いで退屈しているSOSを求めて隅々にまで響き渡るサウンドと歌声が気持ち良すぎて脳汁出まくりです。イノタクさんの楽曲は目を閉じると楽曲世界に飛ばされる位には奥行きがありすぎて好きで、それに負けない奥行きの深さ・立体感がすいちゃんの歌声にはあるので、本当に最強無敵のタッグだなと思います。
 8月20日に開催された初のバーチャルライブ『Overture』では、その立体感しかないステキな楽曲世界を魅せてくれて最高でした。配信ライブでは今年ナンバーワンの満足度。敢えてMVではなく、そのライブ動画を貼ったのもそれが理由です。円盤化をどうかお願いします偉い人!


★ヒカリへ / MaiR

【11/23 リリース】【作詞:MaiR,作編曲:FKBC】

 「ALIVE MUSIX」所属、デビューした2018年7月から2021年2月28日までは"星乃めあ"名義で活動していたVsinger "MaiR"。今年10月から始まった6ヶ月連続シングルリリース第2弾、通算7枚目となるシングル曲。
 11月17日に開催した配信ライブ「Shout My Live Ⅲ」で初披露されたのが記憶に新しい1曲ですが、披露された時只々感動する事しかできなかった。彼女がひたすらに真っ直ぐに愚直に気持ちを伝えようとする姿と、自身で書いた歌詞から汲み取れるこれまでの苦悩とこれからの決意の表れに。まだ見た事ない方は是非一度彼女のライブパフォーマンスを見て欲しいですね。全身全霊で力強く歌うスタイルは今も昔もブレずに、バーチャルロックシンガーとしてどんどん逞しい貫禄あるものになっていて。王道のギターロックナンバーながら、サビで何度も何度も歌声を重ねられるとやっぱり自然と胸が熱くなりますし、アニソンオタクはいつまで経ってもこーゆー曲が大好きなのよ。本当に心の底からカッコイイと想います。
 12月10日に参加したブイアワでも素晴らしいパフォーマンスだったし、彼女は本物のライブアーティストだなと確信してます。



~さいごに~

 初めて10選企画参加しましたが、10曲はやっぱり少ないし選ぶの大変ですねw 頭や感情で判断すると一生決まらないので、僕は今年のSpotifyまとめを頼って実績に基づいて選出しました。再生回数ベスト100が出るので、そこから。それであと2曲選べる状態だったので、記憶・想い出を辿ってパッと思いついた楽曲を選びました(「Under」と「ヒカリへ」)。やっぱり現地ライブ参加が好きなので。何かに紐付けされた楽曲の方が想い入れも深く生まれるものかなと。また、普段は基本ホロライブのオタクなので、ホロライブ関連で4曲もあるのは致し方ない感じ。ホロライブ縛りで10選しても良かったかもしれないですね、来年はもう少し工夫を凝らします。
 あと、この企画記事を読みに来る方はもう既にVTuber楽曲に詳しい方ばかりだと思って今回の10選は純粋に"好き"を優先したんですが、まだマイナーなVTuber楽曲を集めた紹介記事も書きたいなぁとか考えが浮かんだので、その内書くと思います。もっと広めたい良い楽曲は山ほどある。

 とゆーことで、ここまでお読みくださりありがとうございました。また、この記事を書くことができたのは、VTuberさんの素晴らしい楽曲とそれに関わった方がいてこそなので、感謝です。そして"野良猫のユウ"さん、ステキな企画をありがとうございました。他の方の10選を見るのも今から楽しみです。また来年も参加できたらなと思います。

 ではまた!


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