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特に好きなイラストレーターさん①

 どうもです。

 今回は、好きなイラストレーターさんをまとめた記事です。noteでは自分の好きなモノをそこそこ書いてきましたが、そういえばイラストレーターさんについて書いてないなと昨年気付いたのがキッカケ。Twitterでは同人誌の感想をイベントがある度に呟いてたんですけどね。因みに、サムネは2019年冬コミ(C97)で買った同人誌です。

 記事にするに当たって折角なので紹介する形にした方がいいなと。詰まるところ、数を絞らないかん。神絵師をまとめてるリストがあるんですけど、2/5時点で242人もいました…。今の世の中、神絵師が多すぎる問題。

 色々考えて、今回は特に好きなイラストレーターさんを""30名""選ぶ事にしました。想い入れが強い方とかもやっぱりいるので、そーゆーのを優先的に10名ずつ、3回に分けて紹介していけたらなと。紹介する際、イラストを直接貼る事はできないので、Twitterやpixivのリンクを貼っておきます。自分が撮った写真等がある場合はそれも。気になったイラストレーターさんがいれば、是非作品を観にいってみてください。では、どうぞ!!



1.森倉円(もりくら えん)

自宅にある複製原画(家宝)

 大学在学中にライトノベル『インサイド・ワールド』(周防ツカサ/電撃文庫)で商業デビュー。2013年より同人サークル「CANVAS」を主宰し、商業共に本格的にイラストレーターとしての活動を開始されました。

 何気ない一瞬を切り取った時、特別に映る…そんな時が止まる様な一種の体験をイラストで表現してるのが一番好きな処。自分は基本的に動きのあるイラストが好みなんですが、森倉円先生の場合は髪の動きと質感が強烈に印象に残ります。加えて、顔周りと服の描き込みが多く、吸い込まれそうな瞳とシチュエーション作りで観る人を魅了するイラストをよく描かれます。同人誌では「冬の女の子」「恋」「花」など一つテーマを決めてイラストを描かれているのですが、横展開が上手いので凄い器用だなと。それでいて、一枚一枚の完成度も高い。昨年末の新刊では、色表現が更に進化してる印象で、また好きが加速してしまいました…。高級感すら感じた。

 もし一番好きな絵師さんは?って聞かれたら森倉円先生と答えます。好きになったキッカケが強いのが理由です。ご存知の方も多いとは思いますが、日本VTuber界のパイオニア的存在であるキズナアイのキャラクターデザインを手掛けた方だからです。アイちゃんを好きになったのがキッカケで、森倉円先生も好きになった方は結構多そうな気がします(笑)



2.Hiten(ひてん)

人生で初めて購入した版画(家宝)

  台湾出身、東京在住のイラストレーターさん。高校2年生の時に同級生と共に「ファンシーフロンティア」(台湾最大規模の同人誌即売会)にサークル参加。大学生からは来日してコミケにも参加するようになったそうです。サークル名「Hitenkei」で同人活動を続ける中、2013年にKADOKAWA『ソードアート・オンライン』のコミックアンソロジーで商業デビュー。

 まるで写真の様な、ポートレート感のある作品が多いです。イラスト集も写真集、雑誌って感じがある…。繊細なライティングが演出する透明感が素敵で、それによって息を呑む美しさが表現されていると思います。情緒的な風景や、そこに潜む一瞬の表情も好き。独特の空気感、温度感を帯びているのも魅力の一つかなと。淡いイラストだけでなく、可愛いらしいオリキャラとのデート風イラストもあり、そちらでは、Hiten先生の好きなタピオカミルクティーやペンギンがよく登場します(笑)

 先日、1月11日にHiten先生初の画集も発売されたので、もしよければ。掲載作品数も約150点と多く、ちゃんと出典歴などの情報もありました。インタビューとかは無いですが、紙の質感も良く満足できる一冊。



3.Mika Pikazo(ミカ ピカゾ)

Mika先生初となる個展「Mika Pikazo」展の開催時の写真(初画集も同タイミング)

 高校卒業後、日系ブラジル人の親戚のつてでブラジルに約2年半ほど移住。滞在中の20歳頃から「Mika Pikazo」名義でTwitterを中心にイラストを投稿し始めた奇才。帰国後は、キャラクターデザイン原案やキービジュアル、ライトノベルなどの書籍の挿絵、オリジナルストーリーの企画原案などを幅広く手がけるように。

 この方は何と言っても、色数と色使いが半端なくて好きです。この派手さはやはりブラジルで磨かれたモノとの事。ビビットカラーも多用し、鮮やかに表現されたキャラクター達からは、本能や感性に直接訴えかけるパワーを感じます。見てると元気が出てくる。大胆でダイナミックな構図に目がいきがちですが、細部へのこだわりも強く、小さな装飾までかなり見応えがあるります。ホント徹底的に仕上がりを詰めていく姿勢に感動する。因みに、この辺りは観た人が"愛でたくなる感じ"を意識して描いているそうです。

 Mika先生を好きになったキッカケは、VTuber輝夜月ちゃんでした。昨年ある程度情報も出て、やっぱ月ちゃんはもう戻ってこないっぽいけど、本当に沢山の想い出を貰ったので感謝してます。Mika先生も新しくホロライブEN所属のHakos Baelzのキャラデザを手掛けており、こないだのコミケでは同人誌を久々に出してくださり嬉しかったですね。



4.みわべさくら

C95参加時に購入したブランケット。可愛い…

 学生時代の頃から趣味でイラストは描いていたそう。Twitterアカウント見る限りは2013年頃からサークル名は「Pion」で同人活動を始めてたっぽいです。今ではトリニティやメロブでのグッズ展開も頻繫にあり、ライトノベルの挿絵などでもよく見かける様になりました。昨年には初の個人画集「初恋下着」が発売されました。

 下着×少女イラストで右に出る者はいないと云うか、ランジェリー系のイラストを描かれてる方の中では一番好きです。へそ周りの肌感も凄い好き。下着はデザインそのものが可愛い上に、刺繍やレース部分など、細部への描き込みが本当にエグイんですよね。出掛ける時には必ず下着屋さんをチェックする位にこだわりは強く、鑑賞用にトルソーも自宅に置いてあるそうです。みわべさくら先生が下着少女を積極的に描くようになったのは2018年頃からでしたが、それ以前から下着以外の可愛いモノへのこだわり、熱量も強かった様に感じます。例えば花や紅茶、ケーキなどのスイーツ、アクセやコスメなどの小物が散りばめられているのが特徴的です。

 最近は定期的に黒髪少女のイラストを挙げてくださいますね。どんどん線が細かくなって立体感が半端なくなってきてる様に思います…。同人誌も次のイベント辺りで新刊出そうな予感…。



5.天三月(あまみつき)

 サークル「ゼログラフィティ」で同人活動だけでなく、小説の装画やゲームのキャラクターデザインなども手掛けているイラストレーターさん。詳細情報は殆ど得られませんでしたが、Twitterアカウント見る限りは2013年頃から活動されています。オリキャラのフィギュアやグッズも展開。

 C93新刊から「Appealingirls」と云うシリーズでオリジナルイラスト集を出されていて、昨年末のC99で05が出ました。今んとこ全7冊のこのシリーズがむっちゃ良いです、マジで好き。品がありながらも色気を感じさせるイラストが特徴的。オーラや雰囲気がエロいと云うか。描かれる女性もスラっとしたモデル体型が多く、お尻や太ももを柔らかそうに描くのが本当に素敵です。透明感ある、女の子特有のピンクがかった肌を綺麗に魅せるこだわりや、緻密なデザイン描写にも唸らされます。ほつれみたいなダメージ感、衣類の縫い目とかマジで凄いんよ…。

 因みに全年齢イラストだけでなく、R18イラストも描かれているので、気になる方は要チェックです。エロさ限界突破。



6.ひろせ

 『グランサガ』や『プロセカ』、『アズールレーン EN』などにイラストを提供してらっしゃるイラストレーターさん。活動はTwitterアカウント見る限りは2019年からなので、今回紹介する中では最近の方ですね。版権だけでなく、オリジナルイラストも勿論書かれています。

 2年前に『アークナイツ』のメインキャラであるアーミヤのイラストをTwitterで見た時に衝撃を受けたのを今でも覚えています。もう一目惚れで、同人誌の方も購入させていただきました。

 オリジナルイラストではサイバーパンクな世界観で、前衛的な衣装が素敵です。サイケデリックな感じも若干ある。そこにひろせ先生のセンスが光ってる印象。あとは透明感ある瞳と強めのライティングがむっちゃ好きです。やや煽り構図で、煌びやかさを兼ね備えたスタイリッシュでエレガントな雰囲気も良いですね。それでいて、女の子には表情など可愛いさも残っている。総じて、ギャップ萌えできるイラストが多い様に感じます。

 オリジナルイラスト集はVol.2まで出てて、まだBOOTHの方で購入できるっぽいので、是非。



7.くろくま

 この方紹介するか迷ったんですが、やっぱりむっちゃ好きなので、紹介します。迷った理由は、2020年を最後に音沙汰が全く無いからです。本当にどうしたのだろうか…。アカウントや名義を変えたなら、このアカウントを残す意味が分からんので、活動を止めたと受け取るしかないんですが。VTuber「胡桃のあ」のキャラクターデザインも手掛けていたんですが、2021年に変更になりました。何かあったとしか思えない…。

最初で最後のイラスト集『Super Neon Burst』

 同人誌も2018年のC95での新刊購入が最初で最後になってしまいました。オリジナルイラストが中心で、オリキャラである「EV(イーヴィー)ちゃん」がドストライクだったんですよね。犬耳、スタイル、紫を基調としたアシメファッションなど全て。デザインセンスが良く、キラキラしたカリスマ性のある、カッコ可愛い感じも最高。イラスト集ではこのイーヴィーちゃんが活動してる様子に現実味が出る様に、インスタに写真をアップしてる日常や使用しているコスメ紹介などが描かれています。性格とかもちゃんと設定があって、本当に愛着が持てると云うか…。

 もしくろくま先生の行方?とか、情報を知っている方いたらコメントお待ちしております。またどこかでイラスト見たいなと心の底から思います。少なくともお元気でいてくだされば良いんですが…。



8.LM7(えるえむなな)

自宅に飾ってあるポスター『rianastate』

 2007年頃よりSNS上での活動を開始。『進撃のバハムート』や『ウマ娘プリティダービー』、最近だと『アークナイツ』などへのイラスト提供を行っているイラストレーターさん。オリジナルイラストも多数あり、オリジナルコンテンツ『LAVENDER QUARTZ』なども展開。フィギュアやアパレルグッズも存在しており、幅広く活動してらっしゃいます。

 オリジナルコンテンツを展開する位、LM7先生は独自の世界観を持ってる方で、どのイラストもお洒落で強烈なオーラを放っています。どちらかと云えば退廃的な暗めの世界観のイラストが多いですが、明るいのもあるので結構作風は広い印象。塗り方も使い分けが特徴的で、敢えて粗さを残す様な厚く色を重ねていく感じが好きですね。最近また塗りが進化した感じもあります。一方で、シャープな印象を与える繊細な表現もあるので、本当にレベルが高い。後はとにかくスタイリッシュでカッコイイです。

 イラスト制作スピードも相変わらずなので、今後も活動に期待が掛かります。また個展等の開催があると嬉しいですね。



9.儀式(ぎしき)

 オリジナルイラストだけでなく、そのイラストを用いたアパレルグッズ展開を積極的に行っているイラストレーターさん。以前は"なで肩"と云う名前で同人活動をされていましたが、昨年8月に"儀式"へと改名。ずっと前から変えたかったらしいですが、 変えるタイミングがなく、酔っ払ってる内に!とツイートしてました(笑)

 尖ったカッコイイ衣装を身にまとった可愛い女の子を多く描かれており、どれも仕上がり(構図)がポスターっぽいと云うか、映えるイラスト。しかもロックな仕上がりで、その作風・スタイルに凄まじい強さを感じます。以前は派手なイラストもありましたが、最近は黒で統一された装いに落ち着いた印象。こちらを見つめる虚ろな瞳も良い。その中にクールで可愛い要素が沢山詰め込まれており、様々なアイテムから細かな主張があるのも好きです。ピアスにスタッズ、ブーツもお洒落。あと何と言ってもデスメタル、デスコアロゴっぽいデザインがドストライク。

 アパレルグッズは現在も買えますし、在庫補充してくださる機会も多いので、気になった方は是非ご検討を。男女共に普段使いできるデザインで、質も良いので、マジでオススメです。



10.爽々(そうそう)

 ライト文芸や青春小説、雑誌の装画、CDジャケット、ゲームキャラクターデザインなど幅広い分野にイラストを提供してらっしゃるイラストレーターさん。2012~13年の活動初期ではモノクロ作品が多かったですが、専業イラストレーターとして独立することを決めた2016年頃からカラーイラストも描かれるように。

 モノクロ時代から半端ない緻密な線描で表現される質感が特徴的な方でした。凄すぎて見惚れるレベル。幻想的なタッチでありながらリアリティを追求した作風で、風景もキャラデザインも本当に素敵です。どこまでも透き通る様な色彩には思わず息を呑む。アングルや配置、ポージングにもかなりこだわりが見受けられて、その辺りへの熱量が凄まじいなと感じます。細部への描き込みも半端ないのに、空間の描き方も上手で無敵感すら感じる。本当に大好きなイラストレーターさんなので、特大ポスターや複製原画とか欲しいんですが、そう云った展開は控えめなのよね…。

 2018年に発売された画集が本当に素晴らしいので、気になった方は是非。印刷が綺麗なのがまず最高。加えて、細かい解説付きのメイキング、ラフスケッチ、インタビューなども収録されています。




ーーー以上、特に好きなイラストレーターさん10名のご紹介でした。

 初めてイラストについて書きましたが、意外と書けるなと(笑) やっぱ好きなモノについて書くのは楽しい。プロフィール情報なども改めて整理できて良かったです。

 あと残り2回で20名。おそらく1週間ペースで更新するので、また覗きにきてくれると幸いです。反響が大きい程モチベーションも湧くので、この記事について何かあれば、お気軽にコメントください。

 とゆーことで、ここまで読んでくださって、ありがとうございました。

 ではまた!

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