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Daryl Hall & John Oates / Live At The Apollo

 ダリル・ホールがジョン・オーツを訴えた、という話から始まり、その後それぞれインタビューで「ホール&オーツは終わった」旨の発言をしており、本人たちが公式に解散を認めたということになっている。

 訴訟を起こしたことには驚いたし、切なさがないわけではないが、お互いに罵りあうわけでもなく淡々と語っているし、長い間楽しませて貰ったのでそこまで落胆もしていない。まだソロ活動は聴けるし、早速来週ジョンの、来月にはダリルのアルバムがリリースされるというのは楽しみだ。(ジョンのアルバムタイトルが『Reunion』というのはわざとじゃないか?という部分はさておき)

 実際によく聴くようになったのは高校生の頃、アルバム『Big Bam Boom』から。当時開局2~3年のFM仙台(Date fm)で良くかかっていたし、MTVのおかげでテレビでビデオクリップも見れた。そしてライヴエイドでの演奏からさほど間を置かずにこのライヴ盤のリリースとなる。

  ジャケットに“With David Rufffin & Eddie Kendrick”とあるように、元テンプテーションズのデヴィッド・ラフィンとエディ・ケンドリックが参加している。ソウルの殿堂とも言うべきアポロ・シアターで憧れの2人と共演!である。

 収録曲はテンプテーションズのヒット・メドレーからサム&デイヴの“When Something Is Wrong With My Baby”のカヴァー(考えてみればここでモータウン&スタックスが実現している)があり、ホール&オーツの既発のシングル曲と、当時ポール・ヤングがカヴァーして大ヒットしていた“Everytime You Go Away”という豪華さ。

 余談だが、テンプテーションズのメドレーは当然の代表曲なのだが、“Get Ready”はそれ以前にノーランズ(!) のバージョンで聴いたことがあるという個人的オマケ話もあったりする(笑)

 余談その2。以前書いたように、デヴィッド・ラフィン&エディ・ケンドリックはロニー・ウッド&ボ・ディドリーのツアーにも参加している。そしてその時の繰り返しになるが、デヴィッドもエディも50代前半で亡くなっているのがやはり残念。

 そしてこのアルバムでエディ・ケンドリック(Eddie Kendrick)となっている表記がロニー&ボ他でエディ・ケンドリックス(Kendricks)となっているのはどういうことか?ロンとロニーに匹敵する謎。


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