発行国債は、民間商取引で言うと「支払手形」



自国が財政黒字を目標にするというのは、「国債発行を抑える」ということになりますが、それだけGDP増になる政府支出も抑えることになります。そもそも、政府支出になる国債発行収入(公債金)は、つまり発行国債は、民間商取引で言うと「支払手形」なのです。

政府がその支出で負う債務は「その支払手形の割引」にあたる「国債への付け利」の満期までの支払だけ。手形(国債)の額面は、政府の金庫番である日銀が自分の借方(資産)にある保有資格国債が満期になって清算してくれる仕組みになっています。