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聞き取れない英語ミーティングの対処法


先日あるお客様が、こんな話を
されていました。

ファイナンスを専門とされている方で
久しぶりに海外の会計士とミーティングを
されたそうです。

リスニングのトレーニングを
続けていただいているのですが
やっぱり全然聞き取れなくて・・・

とおっしゃていました。

これ、英語を使ってビジネスをしようと
思ったら誰もが通る道です。

「分からない」中で仕事をしなくてはいけない
状況は、なかなかツライものがあります。

今日はこういった場面を乗り越えるのに
重要なポイントを一つお伝えしたいと
思います。

ここで大切なのは、「英語」の問題と
「中身」の問題とを切り分ける
という
ことです。

海外の人と英語で仕事の話をしようとすると
どこからどこまでが自分の英語力の問題で、
どこからどこまでが話している内容自体の
問題なのかがグチャグチャになります。

ひどい場合には、相手の会話の論理
そのものが破綻していているにも関わらず
全てを自分のリスニング能力のせいに
してしまう危険性すらあります。

そんなとき、残念ながら英語力を瞬時に
上げることはできません。

でも、内容が理解できないという問題は
工夫すればその場で解決できることが
あります。

なので「英語」の問題と「内容」の問題は
きちんと分けて考える必要があるのです。

こんなことが起きる原因の一つとして一般的に日本の会社は、海外の人たちから
見ると、特殊な前提や仕組みを持っている
ことが多い
ということが挙げられます。

その場合、まずその前提や仕組みの違いを
すり合わせないと、会話が成立しません。

普段から海外の人たちとやり取りをしていると
ある程度このあたりの感覚が掴めてきます。

一方、そうした経験の少ない人が
会話をしようとすると、英語ではなく
そもそもの伝え方に問題がある・・
ということも多いのです。

私が昔勤めていた会社でこんなことが
ありました。

その会社では、私が新卒で入社した年に
アメリカの会社の買収が発生しました。
そして、日本の会社とアメリカの会社の
大規模な統合作業が開始しました。

数カ月後には、アメリカの会社の日本法人に
勤めていた人たちと同じオフィスで
働くようになりました。

アメリカの会社といえど
日本法人で働く人の多くは日本語を話すことが
できます。そして、彼らとの会議は当然
日本語で行われます。

それにも関わらず、会議はいつも混乱の嵐。

同じ業界用語を使っていても、微妙に言葉の
定義が違う。

日本の顧客と海外の顧客では
ニーズが全く異なるので、ビジネスにおける
前提も違う。

そんなこんなで、同じ日本人同士でも
会話をするのがとても難しかったのです。


日本語を話していても混乱しているのですから
それを英語でやれと言われたら本当に
大変です。

どうか、実際に仕事の場で英語を使って
みたときに、「全然分からない・・」
自信を失わないで頂きたいと思います。

そもそも「英語」だけの問題では
ないことが大半なのです。

「英語」と「内容」の問題を切り分けて
論理的な整理や伝え方を工夫するのが
オススメです。

具体的な方法はまた次回!

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