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何のために続けてるんだっけ

◎「最近、面白いことあった?」
久々にお会いした先輩は、
体調を気遣う言葉もそこそこに、
近況をたずねてくださる。
でも、正直、この言葉、怖い。
だって。私の感覚上では面白いけれど、
きちんと言語化できたら
何が面白いのか。
多分わからないものばかりだから。
いわゆる
オチを献上できないプレッシャー。
その日もプルプルしてた。

◎面白さは諦めて。でも、なんとなく
こぼしたいことがあったので、
「面白さは勘弁していただきたいのですが…」
と前置きをして、弱音を漏らしてきた。

◎「最近、人の善意の受け取り方を間違えて、
不要に落ち込んでしまいました。
何を目的に、
読了本を投稿しているのか、
分からなくなりました。
SNSの魅せ方と見られ方を
今一度考えたくなりました」

◎先輩と話す中で、
頭の中が整理され始めた。
そういえば私は、
こんなことを考えていたらしい。

①絵本も漫画も雑誌も小説も、
どれも対等に扱いたかったこと。
それを表現したくて、
書物の文字数やページ数に関係なく、
全てを同じ様式にまとめていたこと。

②「この本がおすすめ」と
全ての読了本に対して言うのは、
嘘臭いと感じること。
本の内容に言及するよりも、
偏った意見でもいいから
自分の素直な感想を投稿したかったこと。

③今は数で勝負したかったこと。
投稿数を減らして、
一冊の本を写真や音楽、動画を使って
魅力的に発信する段階に行く前に。
まずは500冊の下積み読書期間を通じて、
最低限の読書経験を積みたかった。

◎ときどき、閲覧者様のターゲットを絞って、
その方々にお喜びいただける投稿へ、
方向性を合わせた方がいいのかな…と
悩む。でもまだ、その力がない。

今は「毎日できること。
一気に変化させるのではなく、
今日も明日も明後日も、
これなら投稿を続けられる」
という形を続けたい。

数にものを言わせなくても大丈夫、
という自信がつくまで続ける。
これって臆病な気がするし、
もしかしたら
卑怯な手口かもしれないけれど。

◎でも。本の投稿を始めてから、
途中で休憩を挟みつつも、
気づけば2年が過ぎた。
これって何も誇れるものを持たない
自分にとっては、
すごく大きな武器だと思う。
(ときには自惚れてみる。笑)

2年の間に、「彼女、マイペースそうな(?)
(おっとりした?)見た目に反して、
根性あるんだね。
やる時はやるんだね」と
半分笑われながらも、
実は陰ながら
長く見守っていただいたり。

こういう工夫もありかも!と
名案を授けてくださる人にも
沢山出会えた。
一人じゃない。何人も。
もう少しで十何人も。
(もちろん、
コンサルタント代、
無料。ありがたい。)

相変わらず、
パソコンの作業の技術は上がらないし、
この文章をはじめとする
書き言葉のちぐはぐさに
「本当に、
日本人22年やってきたのか…?」
と、落ち込む回数は減らないけれど。

ひとつひとつ。
少しずつ力をつけていけたらいいな。

◎ブックコーディネーターに
いつか、やっぱり、
なってみたいから。

◎きどももこ…函教大4年。趣味は読書、水泳、献血、落語鑑賞。月30~60冊、年間600冊以上の読書量を積む。今年度から選書サービス「きどの¥3000選書」を開始。将来の夢はブックコーディネーターとラジオパーソナリティー。




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