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【着せられてんじゃねぇ。着てるんだよ。】

大人の男性が着たくなる男服。アパレル歴20年。
1年で売上全国1位になったメンズスタイリストが大人の男のおしゃれ力を解放します。
https://fanblogs.jp/mensfuku/archive/1/0

ようこそ~シークレットベース~へ

居心地の良い空間に座る自分をイメージして
自分だけのグラス、美味しいおつまみを傍らに。
メンタルからかっこよくなれて、豆知識も手に入る貴方だけの秘密基地だと思ってください。
あなたの価値観をバージョンアップします。

今回は2023年春のトレンドであるカーゴパンツについてお話ししようと思います。

カーゴパンツの、
「カーゴ」とは貨物船の意味があります。

貨物船で働く作業員たちが着用していたパンツがカーゴパンツの始まりとも言われていて、
太ももの両サイドに大きなポケットが付いているのが特徴的ですね。

これは作業員たちが船の上で作業しやすいように道具を入れ、手を空けるために開発されたそうです。
ちなみに、1940年代頃からは軍用パンツへと発展し、アメリカ軍のパラシュート部隊などでも活用されるようになりました。ポケットには手榴弾を忍ばせていたそうですよ。

今春はメンズもレディースもハイブラもプチプラも沢山カーゴパンツを出していますね。

クセの強いアイテムですが、いつものコーディネートにエッジを効かせてくれるので、あっという間におしゃれ感を出せますよ。

一概にカーゴと言っても生地や加工、ラインは多種多様。
個人的にオススメな生地加工は顔料染めです。

「顔料」とは、水に溶ける染料ではなく、
水にも油にも全く溶けない色を持っている粉のことを言います。
顔料にも種類がいくつかあるのですが、顔料だけで2000文字書けそうで…長くなるのでちょっと置いといて…。

顔料で染めると、そうではない生地に比べて
履いている人の体温や動きに馴染みながら、とても味わい深く色落ちしていきます。

あなただけのオリジナルの1本が出来上がるわけですね。

自分が身に付けて、色落ちする過程を楽しみながら、育てる感覚を味わう。
それがまた大人の楽しみ方でかっこいいですよね。

無骨な雰囲気のカーゴにはクリーンな白シャツにネクタイ、カーゴにはシンプルな黒ベルトを通して、アウターにはシンプルな黒レザーを羽織る。足元はブーツ。すると大人の男性の色気が漂ってとても素敵だと思います。
カラーは3色にとどめると、まとまりやすくなりますよ。

カジュアルなら、
カーゴ×白インナー×グレーのカーディガンや、カーゴ×ロゴT×黒ジャケット×足元はスニーカーやブーツで合わせると間違いないかと。

他にも、アウターをモノトーンのチェックシャツやデニムシャツにしてみたり、アディダスジャージにすると、ゆるっとストリート感が出ます。

小さい頃、プラモデルにはまった記憶はないですか? もっとさかのぼると積み木とか。

男性は自分で何かを構築することに惹かれると言われていますが、トレンドを取り入れる時に「育てる」を意識して、「着せられてんじゃねぇ。俺が着てるんだよ。」と心の中で是非ドヤ顔してみてください。

次回は「育てる服」についてもう少し深掘りしていきますね。
あなただけのステイタスが生まれるはずですよ。

では、今日はこのへんで。

本日もシークレットベースにご来店
ありがとうございました。

またこの場所で お会いできることを
楽しみにしております。

                                                                                        SEN

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