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日本映画感想「ナラタージュ」

*2018年の感想なので時期の差があることをご理解お願いします。

#日本映画  #映画 #ナラタージュ 
やっとナラタージュを見てきました。予想外でよく作った映画で一度も目を離さず集中して観た。若い頃結構好きな人がいたのでクドにも、大人になって感じられる微妙な境界の感情の葉山先生にも共感した。

まずはクドの視線を追いつくこの映画はクドの感情表現がもっとも重要。初恋のみずみずしみ、繋がれない恋への痛み、忘れられない恋、恋が思い出になるまで、クド自体は10代後半から20代始まりの恋への熱情がもの凄くよく見えた。

直線的にクドの視線を完璧的に追いついて行くことで愛に対しての直接で熱情的な姿がこのまま伝われた。

若くて熾烈的なクドみたいな愛の熱情を持っていてた私だったが、この映画では妙に葉山先生になんとなく共感できた。

一緒じゃないけど奥様がいて、愛が全てじゃない歳、火災を起こした奥様を守れなかった自責の念とトラウマ、この暗い感情をちょっとだけでも忘れるようにしてくれるクド。
恋とは分からないけど私を救ってくれる存在、でも自分には奥さんがいる。この思い出が行ったり来たりするのがよく見えた。
誰により掛けたいけどそれが君ではいけないっていう心が混じり込んで結局最後は「愛じゃなかった」って伝えたけど本当なのかな。

愛って簡単に話するにはもの凄く暑くて悲しくて痛くて苦い…
愛っていう一言で話し難いくらい複雑微妙だったから恋をしたばかりのこの子に愛ではないって伝えたんじゃにかな。
特に、映像でずっとクドの視線で柔らかいけど強う光が葉山先生の後で光って恋人効果を出せようとしたことが実は瞬間的にクドへ出た葉山先生の表情を隠すためじゃなかたのかな。
最後に列車に乗って行くクドを遠くらから見つめた葉山先生の表情はどうだったのかな。
スッキリしたかな、それともなくゆがんだ顔で握られない彼女を向かって泣いていたのかな。

映画でずっと「雨」を使ったも単純にクドの悲しい恋を表現したことじゃなくて、叶えられない愛で大人だから泣けない葉山先生を代わって雨が降ったのじゃないかな。

オノは自分を愛してくれない彼女への不安、焦燥を直接に表現したキャラクターでオノも20代の愛の熱気にどうしようもできないことがよく見えた。
だが個人的には何のシーン(携帯検査、別れのシーン)では巨大な恐怖感を感じた。
恋には執着が繋ぐって言うが、個人的には執着人とは付き合えないし恋愛にとって一番怖いと思う状況で恐怖に震えた。

最後で葉山先生は奥様のとことに行ったかな?っていう色んな考えが浮かぶけど映画はここまでなのであとはみんなの想像に任せて。

NETFLEXで見れるので是非機会があればみてね!

https://www.netflix.com/jp/title/81156842?s=i&trkid=13747225&vlang=ja&clip=81164458

#ナラタージュ  #行定勲 #松本潤 #有村架純 #坂口健太郎 #葉山先生 #クド

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