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マガジン「旅する学校 タイ編」 sermの村

タイへ行きたいと思った動機の一つがsermの村へ訪ねることでした。
彼は衣の側面からこれからの暮らしの在り方を追い求めるBe natural projectの代表を務めています。
2018年に服の展示販売会を渡部建具店で開催していただきました。

BeNaturalProject WEB site

村は国道にほど近く、歩いて周れる大きさです。工房は村と国道の間に位置し、彼の家族が所有する田んぼと畑の中にあります。

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オーガニックコットンです。
工房の周辺に綿花が沢山育てられていました。
綿花を育てるところからBe natural projectの服作りは始まっています。
(追記:後ほどわかったことなのですが、まだ全てをまかなえるほどコットンは自給できていません)
黒いのは種です

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洗うための水は何度も入れ替えます。その際、色落ちしてピンクに染まった水は畑に撒かれていました。
天然の顔料だからこそ可能です

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干していきます。炎天下の作業です

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綿花栽培から布になるまで全て手作業でおこなわれています

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生まれ育った村で、技術を継承しながら、新しい感性の衣服をつくっていきます。
タイにおいても、地方から中央へと若い人が流れているのは同様です。
物も人も消費していく文化から、持続可能な暮らしの在り方へ、プロジェクトの挑戦は始まったばかりです。

工房横の田んぼ
牛がいるのは普通の光景です。牛や鶏といった動物が身近な暮らしって凄くいいなぁと思います。

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道を挟んだ隣には沼があって、魚取りをしている父娘がいました。
魚は村の食堂に卸されたり、お得意さんが買っていったり、そして家の食卓にならんだりします。
何十匹と大きな魚をとっていました。楽しそうに仕事をする姿が美しかったです。

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沼の横にはsermのお姉さん夫婦が経営するレストランがあります。ご飯類、麺類、西洋的なもの、コーヒーも充実しています。
店頭にはブランコまであるので、娘は大喜び!

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閉じることなく、関係性を豊かにしていくこと。ブリコラージュな視点で、新たな文化を作り出していく。
村の暮らしと共にあるbe natural projectの在り方に私たちは共感し、
ワークショップを企画し始めました。

村に滞在し、作業を体験して、Be Natural Projectの理念に触れられるようなひと時。

Sermと一緒によりよい機会になるよう練っています。
詳細を楽しみにお待ちください

こうしてbe natural workshopの企画が始まりました

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3年前、一家で1ヶ月間タイにタイ在しました。 その時、必要とする方の参考になるかもと思いブログに綴ったものをまとめました。 当時、父、母、…

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