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神戸市立博物館特別展「Colorful JAPAN―幕末・明治手彩色写真への旅」をもっと楽しめる!おすすめ本5選

注目の特別展にあわせて、CUMAGUSおすすめの5冊を紹介するマガジン
「特別展・企画展をもっと楽しめる!おすすめ本5選」

今週は、神戸市立博物館で開催されている特別展
「Colorful JAPAN―幕末・明治手彩色写真への旅」(3/30~5/19)をピックアップ。
本日のブックリストはこちらです!


企画展紹介

日本の開国後、幕末から明治時代にかけて、これまで交流のなかった諸外国の人々が、来日するようになりました。
未知の日本文化を目にした彼らの需要に応え、フェリーチェ・ベアト、ライムント・フォン・シュティルフリート、臼井秀三郎(うすいしゅうざぶろう)、日下部金兵衛(くさかべきんべえ)、アドルフォ・ファルサーリ、玉村康三郎(たまむらこうざぶろう)らの写真館では、日本の名所や風俗を撮影した写真を販売しました。
それらの写真はしばしば、1点1点精緻に彩色され、カラー写真と見紛うような「手彩色写真(てさいしきしゃしん)」に仕上げられて、豪華な蒔絵表紙のアルバムに綴じ込まれました。
被写体の選定、巧みな構図と美しい彩色は、現実の日本そのものではなく、東洋の神秘「JAPAN」のイメージを作り上げていきます。
本展では、幕末・明治期に撮影され、手彩色が施された写真と関連資料約150点を一堂に展観し、手彩色写真のもつ唯一無二の美を通して、時代を超えて人々を魅了する「JAPAN」の姿をご紹介します。

オススメ本① 《レンズが撮らえた》F・ベアトの幕末(山川出版社)小沢健志・高橋則英(監修)


https://www.yamakawa.co.jp/product/15032
著者名:小沢健志・高橋則英(監修)
出版社名:山川出版社
定価:1,760円 (本体1,600円+税)
菊判:244ページ

【日本の写真・洋画の発展にも大きな影響!F・ベアトが写した日本】

諸外国で従軍カメラマンとして活躍し,充分な実績を誇っていたベアト。来日後,攘夷派もいるなかで下関戦争や各地の撮影を積極的に行った。ベアトが撮らえた幕末の日本の姿を貴重な写真を紹介する。
(山川出版社ホームページより)

貴重な古写真を紹介する《レンズが撮らえた》シリーズは既刊18冊。
ここでは特別展にも写真が展示されている”フェリーチェ・ベアト”にフォーカスした1冊を紹介しましたが、シリーズの他の巻もオススメです!

オススメ本② 外国人が見た幕末明治の仰天ニッポン(河出書房新社)ロム・インターナショナル(著)


https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309229126/
著者名:ロム・インターナショナル(著)
出版社名:河出書房新社
定価:1,980円 (本体1,800円+税)
A5判:208ページ

【幕末・明治期に来日した外国人は、日本をこんなふうに見ていた!】

幕末・明治に来日した外国人の目に、ニッポンはどう映ったのか。彼らが残した文献は、当時の日本を知るうえで貴重な資料である。今日につながるこの国の姿がわかる記録の数々を厳選紹介。
(河出書房新社ホームページより)

オススメ本③ 日下部金兵衛 明治時代カラー写真の巨人(国書刊行会)中村啓信(著)


https://www.kokusho.co.jp/np/isbn/9784336047724/
著者名:中村啓信(著)
出版社名:国書刊行会
定価:4,180円 (本体3,800円+税)
A5判:192ページ

【「横浜写真」を代表する写真家、ベアトの弟子・日下部金兵衛のすべて】

日下部金兵衛のカラー写真の美しさと、すばらしさを凌駕する写真家はいない。英国人写真家ベアトの助手として写真技術を学び、明治期に活躍しながらも写真史に置き去りにされた、カラー写真の巨人の足跡を紹介する。
(ハイブリッド型総合書店hontoより)

オススメ本④ 秘蔵古写真 幕末(山川出版社)日本カメラ博物館 (監修)


https://www.yamakawa.co.jp/product/15147
著者名:日本カメラ博物館 (監修)
出版社名:山川出版社
定価:1,980円 (本体1,800円+税)
菊5判:255ページ

【日本カメラ博物館初の古写真集!幕末・江戸・人物の3部作】

日本カメラ博物館所蔵の古写真から、人物を中心に保存状態がとてもよいものを厳選して収録。
これまでに出版されたことがない初公開のものも多数あり、一般に知られたものとは別角度から撮影された著名人写真も。特に日本カメラ博物館にしかない勝海舟の遣米使節団一行の写真は、すべてを掲載している。
また、ベアト、下岡蓮杖、上野彦馬、内田九一など当時を代表する写真家の貴重な作品も数多く紹介。『幕末』『江戸』『紀行』と続く3部作の第1作。
(山川出版社ホームページより)

オススメ本⑤ 幕末・明治の写真史列伝(雄山閣)森重 和雄(著)


https://www.yuzankaku.co.jp/products/detail.php?product_id=8610
著者名:森重 和雄(著)
出版社名:雄山閣
定価:3,960円 (本体3,600円+税)
A5判:365ページ

【黎明期の日本写真界を担った写真家たち】
横浜派を代表する下岡蓮杖と鈴木真一(初代・二代)
長崎派を代表する内田九一と上野彦馬・幸馬兄弟
京都で活躍した堀與兵衛……黎明期の日本写真会を担った写真家たちと、
その家族・子孫の足跡も追ったファミリーヒストリー
(雄山閣ホームページより)

あとがき

神戸市立博物館で開催されている特別展
「Colorful JAPAN―幕末・明治手彩色写真への旅」(3/30~5/19)
おすすめ本5選、いかがでしたか?

マガジン「特別展・企画展をもっと楽しめる!おすすめ本5選」は毎週水曜日更新です。
今後も注目の特別展・企画展を取り上げていきます。お楽しみに!

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