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生きるということは感動すること 美しいものごとを求めて生きていきたい 芸術・食・人・空…

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生きるということは感動すること 美しいものごとを求めて生きていきたい 芸術・食・人・空・所作・・・ 歯科衛生士/食生活アドバイザー/上級食育アドバイザー/感動家

最近の記事

カサナルキセキ

学生時代、大好きだった歌手がいる。 世界観とか 言葉の選び方、 特徴的な声。 いつしかゆっくり聴くこともなく 過ごしていた。 昨年、 想像もできないことが起きた。 KANが逝去した…。 ショックというより 現実味はなく。 そして、 彼の曲を引っ張り出して 聴いていた。 私は過去の曲しか知らなくて。 やっぱりよいなと思い、 何度も聞きつつ それだけでは足りず、 最近の曲も探して聴いていると。 ある曲に辿り着いた。 初めて聴いたのが 今であることに ただ悔しさが溢れ

    • やってくれてる人がいる

      やってくれてる人がいる あなたが脱いだその服を 洗ってくれてる人がいる あなたが寝転ぶその床を 拭いてくれてる人がいる あなたが飲んだ牛乳を 買ってくれてる人がいる あなたが寝ているその間に 明日を迎える準備をしてくれてる人がいる あなたの視界に入ることは ほんの少し 世界は手の届く範疇だけで 動いているわけではない 沈んだ太陽は眠りにつくわけではなく またどこか別の誰かを 照らし続けている あなたが生きるそのために 動いてくれてる人がいる

      • 選択

        人生はシフォンケーキ 材料を用意して  作り始めたら後戻りできない 用意周到に準備したもん勝ち オーブンを同時に温めて 事前に型の準備をする 思いつきでできるわけはない シンプルだからこそ 忘れてはいけない メレンゲの硬さ 生地の滑らかさ 目の前の影色を忘れないで レシピ通りにはいかない ごわつき ざわつき 違和感 その時に感じるのに 筋書きを信じて 気のせいと思い込み 焼き上がりを見て 思い出す あの時の違和感は間違いでなく 自分の答えであった、と 人生はた

        • 幸せ

          生きている↓ 思いを伝えることができる↓ 自分の意思で身体を動かせる↓ 心身ともに痛みがなく、 生活に支障なく過ごせる↓ 元気である↓ お腹いっぱいに食べられて眠ることができる↓ 人に優しくできる↓ 目標をたて、努力をすることができる↓ 目標が達成できる↓ 新たな目標をたてることができる↓ 、、、、、、、、、、、、、、、、 指先に怪我をすると その不自由さに気づき、 怪我のない痛みのない状態が いかにありがたいかを思い知る。 何をもって人は幸せだと思う

        カサナルキセキ

          初詣 石段の苔 願う夢

          初詣 石段の苔 願う夢

          もっと冒険しておけばよかった。という後悔について。

          明日死ぬとわかったときに 自分の人生を振り返り 何を思うか。 とある本で 90%の人が死ぬ間際に 後悔したことをきかれたら “もっと冒険しておけばよかった”と 言うという。 ここでの冒険とは リアルに探検家になることではなく きっとそれぞれのやんちゃ、のようなもや、 企業。などの大それたこと、 好きなことを仕事にする、などの 選択肢をしなかった後悔の話なんだと思う。 やらない後悔より やった後悔。 とか。 すごく頷けるし、 そうだと思う。 これが 自分という軸のみ

          もっと冒険しておけばよかった。という後悔について。

          その時がくるまで

          楽しいことや 辛いこと その時がくるまで どんな気持ちでいるかというと 同じ心なのに 同じ時間なのに 思うことは全然違う。 例えば 大切な人との別れ。 これが いつかわからないけれど 近い将来にやってくる。 その時が  やってくることを ただ待つことがどれだけしんどいか。。 一つの着信が 一つのメールが こんなにもヒヤリとさせるのかと。 異変が 違いが こんなにも胸を締め付けるのか。と。 苦しむ姿は見たく無いけれど、 それすらも見られなくなるのかと、 反応がなくなってしま

          その時がくるまで

          意見とは

          私はこう思う 私はこう考える これが正しいと思い それは好きではない。 そういうことって 表現した方がいいですよね。 できれば 周りに理解しやすい方法で、 できれば ゆとりのある言葉で。 他者を受け入れながら 自分を表現する。 双方のバランスが取れている議論は 実りがあり 前を向いている。 でも、 実際の多くは 自己主張という名の暴力。 自分!自分!と 自分の感情の 特に怒りや悲しみ、 しんどいとか苦しいとか 自分だけが感じることのように 相手に放つ。 投げつける。

          意見とは

          今夜は

          今夜は月がきれいだから あなたの筆もいつもより 素直に進むことでしょう 今夜は月がきれいだから 太陽はゆっくり 休むことができるでしょう 今夜は月がきれいだから 虫たちは穏やかに 眠ることができるでしょう 今夜は月がきれいだから 海は絶えず静かに 呼吸をするでしょう 今夜は月がきれいだから あなたの想いは愛する人に 大切に伝わるでしょう 二度とない今日という日の 最後にこの月を見て あなたを想うことができる幸せ 例え片方の想いでも こんなに想える相手がいることは

          うた

          音楽は素晴らしい 一つの音に 一つの音を重ね その繰り返しで新しい一つが生まれる 声に出せば踊りだし 指に託せば 新しい音を奏でる 思うより先に 昨日あった嫌なことも忘れて 今ある音に心を重ねて 思いを重ねて 次の音を探る そう 音楽はいつでも前を向いていて 心の澱みも ざわつきも 忘れさせ お構なしにその答えを求める 今、どんな音を出す?って 一つの音に 一つの声を重ね それが メロディ 気づけば身体は小刻みに揺れて 今か今かと自分の時を待つ  あなたの音に 私

          親切を受け取る親切

          謙虚や遠慮、という心は 日本人の美しい部分だと思います。 貪欲にならず、 申し訳ない、という部分を持ち合わせる。 感謝の意を すみません、と返すのも その流れの延長線上かもと思ったり。 また、 同時に親切な人間でありたい、 と常日頃思うわけなのですが、 親切な行動は 時には少し勇気を出して行う場合もあったりします。 この親切という行動を 行うことが得意な人は多いですが、 親切を受け取ることが苦手な人が 案外多いなと感じています。 もちろん、いらない親切はお断り案件ですが

          親切を受け取る親切

          木々の間をすり抜ける やわらかな光 空から絶え間なく 降り注ぐ 美しさの定義など どこにも存在しないけれど 今ここにいる景色に それ以外の言葉が あるのだろうか どうか教えて欲しい 私の語彙力の無さが この景色の価値を 下げてしまうことがないよう あなたの言葉で 繋いで欲しい その光の大元に 私は行ったことがない それでも  遠く離れたその場所には 紛れもない真実が存在する 誰しもに 公平に与えられる 優しくも 厳しくもある 光 その姿に今日も 救われる 見たままの

          旅立つ

          命とは 燃やすものなのか 命とは 全うするものなのか 誰か教えてくれ 美味しいと頬張る最期を また見たいねと見納める景色の最期を あの人との最期の挨拶を 次がないのならば もっと もっと大切にするのに 一年後のことなど 誰もわからない 半年後も 一か月後も 明日のことさえもわからない でも 当たり前に来ると思う 明日の朝日を 次の再開を そして いつものように 笑えると、思う 二度と会えないことなど 想像もしない こんなことならもう一度 会いに行けばよかったと悔や

          We are all alone

          空を見上げる そこに広がる星は数え切れず この濃紺の中にある たくさんの願い 今日は少し グラスを傾けて 琥珀色に溶け込むメロディー 星が降るような音色と 甘いウイスキー 囁く声は 秋風の色 一定のリズムにあわせて またたく星たち 明日は雲がかかって 会えないかもしれないから 何度も瞬く まばたきの数ほど その音が消えても ずっと そう 眠りにつくまで 今日の願いは いつかの祈り とても遠い憧れが いつの間にか 手の届くところへあと少し それらが叶う瞬間を 目の前で見るこ

          We are all alone

          共鳴

          アンドレデジール 最後の作品 素晴らしかったです。 後からじわじわとくる感動と 清々しさ。 観劇中よりももっと なぜか終わってから 身体から震えが来て 涙がでました。 時間差にも押し寄せる感動。 不思議な作品でした。 ちょっとだけ ネタバレになる可能性がありますので、 お気をつけてください。 ↓ さて 初演、というターンにチケットを取るというのはなかなか緊張感のあるもので。ストーリーの説明もぼんやりして、もちろん前評判もない。 なんとなく取った2枚のチケット、いざ誰

          私が紙を愛する理由

          できないこと 人は言う この多様な時代に 思いつくことはいつでも スマホに書き留めることができると もっと言うなら 思いを言葉で放ち 音声を録音すればいい と もっというなら 指を使って 電子画面に留めればいい と いくらでも その思いを残す術はある と でも どうもダメなんだ 私には 紙と筆記用具が必要で 笑われるかもしれないけれど ペン先を動かすことによって 溢れるものが形にできる それは 何を媒体にしても 一緒だ と思うだろうけど でも 一つ気づいたこ

          私が紙を愛する理由