見出し画像

富山マラソン2021ふりかえり。

前日は21時過ぎに寝たけど、眠り浅いまま5時前に起きる。昨日大浴場入って、部屋でも温泉入れるので朝風呂。6時から朝食。栗とキノコのご飯とブリ、ズワイガニ、甘エビ、いくらの海鮮丼を食べる。

ホテルから富山駅までは2kmくらいで、乗りたい新幹線の時間までは15分。走れば間に合いそうなので走って発車メロディーと同時に駆け込んでセーフ。

新高岡駅からのシャトルバスに乗る前に検温。スタートブロックに並ぶために検温済みリストバンドが必要で、スタート会場でもらうはずだったけど、ここでもらえて会場入りもスムーズ。

スタート1時間半前に会場入り。
ウォーミングアップのためのグラウンドがあって、駅まで走って温まってはいたけど、さらにじっくり身体をほぐす。鉄棒もあったので、最近やってるぶら下がりと懸垂もできてフォームを整えることができた。

この時期の北陸にしてはめずらしく雲ひとつない青空。金沢マラソン、富山マラソンともに晴れた日に走るのは初めて。スタートブロックで待ってるだけでも黒いTシャツがジリジリと。暑くなりそう。いつも何か忘れ物をするのだけれど、今回は完璧と思ってたら、Mag-onと乳首にワセリン塗るのと腕に日焼け止め塗るの忘れた。

大会ゲストの有森裕子さんがスタート前の挨拶からテンションMAX!待ちに待ったマラソン大会の復活を心の底からも腹の底からも声を出して、人が変わったかのように盛り上げていた。

車椅子の部に引き続き、9時に第一ブロックがスタート。ウェーブスタートと言っても、半分に分けて、15分後に第二ブロックがスタートするだけなので、それほど大差なさそうだけど、これも感染対策のひとつ。

前半は5分/kmペースで行くと決めていて、少し集団の流れに合わせて遅れつつもまずまず。5km毎のラップも15kmまでは短く感じるくらいだった。途中、6km過ぎでひとりランナーが倒れていて、心臓マッサージ中。AEDを持つ救護班を呼んでいて、心配しつつスタッフは揃っていたので祈りながら通り過ぎる。しばらくして救急車のサイレンも聞こえてきた。ツイート見たら意識戻ってたとのこと。よかった。

コース最大の難関、20km手前から続く新湊大橋に差し掛かり、少し手前で再び有森裕子さんの絶叫声援と名前を呼んでもらえて気合い入れて、ぐるりと一回りして、最高地点らしきところが見えたので、意外と行けそうと思ったのも束の間、走れど走れど上りが続く。ペースもだんだん落ちてきて、足も重くなってきた。空にはモーターパラグライダーが旋回していて、ようやく下りになる頃に少し霞みつつも前回は雨で見えなかった立山連峰を見渡す余裕もできてきた。ハーフ時点で自己ベストのちょうど半分くらい。後半ネガティヴスプリットできるほどの余裕は無さそうで、それでも行けるところまでがんばることにする。

10kmおきに粉飴を補給して、給食はどれも手をつけなかったけれど、暑さで給水は全部飲んで、水もかぶる。それでも25km手前でペースが上がらなくなってきて、このままずるずるいきそうだったけれど、そこへ颯爽と現れた女性ランナーについていって粘る。今回もお姉さんコバンザメ作戦が功を奏して、お姉さんと一緒にペースは落ちつつもなんとか持ち直した。

35km手前の給水後にお姉さんのペースが上がったのについていけず、なんとかもうひと踏ん張りと思ったところで右足が攣って万事休す。暑くて汗かくとミネラルが流れて足が攣りやすくなることを思い出す。昨日のエキスポ会場で、最近そんなに攣らなくなったけど、なんとなく持ってるといいかなと思って買ったけど、携帯必須だったよ。オレのバカ。

そこから先は、給水所でしっかり時間使って、アクエリアスをしっかりとって、アキレス腱を伸ばしつつ、ペース遅くとも前へ。そのうち足の違和感が少し落ち着いて、気持ちペース上げていけるようになったけど、38kmあたりの上り坂でペースダウン。ここが最後の上りだと思ったのに、ゴールまでに細かなアップダウンが続いたよ。コースマップよく見てなかったぜ。富山マラソン走るの2度目だけど覚えてないぜ。

残り2kmでサブ4のペースランナーに追い抜かれる。
同じくそれくらいで追い抜かれた金沢マラソンの記憶が蘇る。でも、7分/kmでもサブ4はできそうだからついていこうとしたけど、そこまでペース上がらずで、焦らずゴールを目指す。

応援自粛ではあったけど、田舎道の其処彼処に応援してくれる人々がいて、子供からじいちゃんばあちゃんまでゼッケンのニックネームで呼んでくれた。3年前に走った時に、「富山の片田舎で自分に負けてしまうのかー」と応援してくれて大爆笑したら、恥ずかしそうにしていた兄ちゃんのことを思い出しながら、片田舎に負けてたまるかー!とゴールまで踏ん張った。

3時間56分31秒(ネットタイム)でゴール!
目標のサブ3.5にも自己ベストにも程遠いけど、北陸で初めてのサブ4。この時期まだマラソンシーズン始まったばかりで足ができてなかったり、暑かったりで後半失速することが多かったけれど、今回も失速しつつなんとか粘れて、2週連続の30km走が効いたかなと思ったり。

全国的にもこの規模の大会が開催されたのは、金沢と富山くらいなので、運良くリアルなフルマラソンを走れる喜びと忘れていたマラソンの難しさを再び体験できたことに感謝しつつ、これが当たり前に戻ることを祈るばかり。久しぶりに走ると、思い出すことも学びも多きリアルのレースだったので、来年の東京マラソンを走れたら、今度こそ自己ベスト狙っていきたいものである。

よろしければサポートお願いします。いただいたサポートは、コミュニティ活動や、インプットに使わせていただきます。