自律神経失調症を治すために必要な要素
自律神経失調症の鍼灸治療を行なっていると、
・激しい症状に悩んでいる人
・些細な症状をたくさん抱えている人
・ほんの少しだけ症状を感じるときがある人
・薬を飲めば飲むほど症状が悪化している人
・薬が効いているときだけ楽になり効果が消えるとつらくなる人
などなど、たくさんの悩みを診る事があります。
そして、
・治すポイントを身体で表現できている人
・薬で治す力が消えてしまっている人
・症状と治すポイントがずれている人
などたくさんの反応を見る事ができます。
学校で教わっていたときの違和感。
自律神経失調症の鍼灸治療に特定のツボに特定の刺激の入れ方だけで本当に治るのか?
疑問は臨床の場に出て、すぐに確信を持つようになった。
自律神経失調症は特定の症状が出る病気ではない。
であれば、その場、その時で、ツボを見つけ、適切な刺激を入れていかないと治るものも治らない。
そんな中、自然治癒力を持った人たちは正確にツボを表現できている。
そのツボにツボから発せられている刺激量を入れていけば、確実に治っていく。
ただし、薬を長く飲んでいる人特有の誤情報が流れている場合がある。
要するに、意味のないツボが表れている事があるのだ。
そういうときに、そのツボに鍼灸治療を施しても何一つ症状は変わらない。
そんなときに中医学の脈診は非常に頼りになる。
症状と脈が一致するのか?
症状とツボが一致するのか?
どちらか一致する方を信じて治療をしていけば確実に変化していく。
だからこそ、中医学は頼りになる治療方法だと思う。
自分自身が、自律神経失調症もパニック障害もうつ病も経験してきたので、さまざまな治療方法を取り入れて最終的に、
【中医学の鍼灸治療が最も頼りになる方法】
と確信できるようになった。
そして、今、自律神経専門の治療院として、開業20年を超えた。
いまだにクレームゼロで、ほぼ全員が満足してくれている。
キュアハウスでは、何年経ってもスタンスは変わらない。
お金を払って治療を受けるというスタンスの人は決して治る事はない。
積極的に自分でできる方法、自分が取り入れている方法で謝って使っている方法などを理解し、生活に取り入れていく人。
言われた事を真面目にやり続ける人ではなく、自分がつらいと思っている症状を変化させる方法を日々考えながら調整できる人が、治りが良いのは理解できている。
けれど、常識的に、
【自分は間違いやすいから正しい方法をやらないとまた間違った方法をやってしまう】
と自己批判している人が多い。
この場合、ツボも違った情報を出す事が多くなってしまう。
その場合は、慎重に治療を重ねていって、その人固有の癖を見つけていかなければならない。
そんな深掘りをしながら自律神経の調整をしなければ自律神経の乱れを整える事はできない。
もっと簡単な方法はないか?
と考えながら、取り入れやすい方法を探す人。
そういう人のために手軽にできる自律神経を整える方法というなんちゃって情報を流す人。
こういう情報に負ける事なく、地道に自分の身体の声に耳を傾け、自律神経を調整できるようになると
【えっ!!こんな簡単で良いの?】
という場面に出くわすほどシンプルな方法で整う事が多い。
そんな体験をぜひしてみてください。
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