「私ならこうするのに」とか
「私ならこれはしない」とか
頑張って出来上がったモノを前に
普通に感じてしまう自分が嫌になる
「何が足りてないか」とか
「何を足せば良いか」とか
そんなことどうでも良いはずなのに
上から目線で唱えてしまいたくなる

大好きだから、同化したいから
いつでもそれがそばに在るから
それが普通だと思っていても
そうじゃない想いも必ずあって
知識も想いも生まれたてなのに
ゴールだけを見させてあげたいと思う
そんなのは単なる自己顕示欲
知識をひけらかして自慢したいだけ
どこまで落ちても底のないくらい

あんなにあんなに可能性の否定を嫌がって
こんなにこんなに多様性の盛況を受け止めて
それでも「もっと」と考えてしまっている
何も信じていない人を見ていない最悪だ
結果だけで判断して自分は一体何様かって
ジワジワ重くのしかかる無為の圧力
言うこととやることが反対すぎて笑えない

いっそ関わり合いたくない遠ざけたい
最初から無かったように振る舞いたい
デジタルな世界なら一瞬で消えられる
思い出も過去ログもクリックで消え去れる
たくさんたくさん謝ってから消えたい
思いやりの無い哀れな感性を葬りたい

自分はもう少しマシだと思ったのにさ