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技術同人のマネタイズを考察

カレーちゃん (@currypurin) です。

4月の技術書典4では「kaggleのチュートリアル」という同人誌を販売しそこそこの収入を得ることができたのですが、それは単発の収入であり、できたら継続的な収入が欲しいところです。
また、先月末で、財務省を退職してプロkaggler兼ブロガーになりました。(この経緯については後日詳しく書きます)

フリーランスになったので決まった収入がなくなってしまったこともあり、マネタイズについて毎日真剣に考えています。

そこで今回は、技術同人のマネタイズについて、同人誌の販売やpdf版の販売以外の方法がないかについて、とことん考えてみたことを書きます。
なお、この内容は、錬金術 Meet Up #6でのLTを元ネタにしています。

【目次】
[1]そもそもマネタイズとは
[2]既存サービスのマネタイズを類型化する
[3]「マネタイズの4類型」を技術同人に当てはめてみる
[4]更にインターネットを組み合わせてみる
[5]その他
[6]まとめ

[1]そもそもマネタイズとは

マネタイズとは、2007年頃からIT用語としても使われるようになった用語です。
マネタイズ(収益をあげること)は、サービスを安定して供給するために必須な事項であり、マネタイズに失敗してしまうと、サービスの継続が難しくなるため、マネタイズはどんなプロジェクトをやる場合にも常に必須になることがらです。

[2]既存サービスのマネタイズを類型化する


現在、うまくマネタイズができていると思われるサービスについて、どのようなビジネスモデルとなっているか、類型化してみます。(この類型は、マネタイズを考えないと企業は破産します。ビジネスの教科書【2016年絶対保存版】)を参考にさせていただきました。

①ECモデル EC (Electronic Commerce) とは電子商取引のことで、AmazonやZOZOのように、インターネットを用いて販売するモデルです。

②課金モデル アプリやサイトで課金をしてもらうモデルです。基本料金を無料にして追加機能を有料にする方法や、月額課金する方法もあります。
既存サービスでは、NetflixやEvernoteなどです。

③広告モデル 直接消費者に課金するわけではなく、ウェブサイトに広告を掲載するなどして広告主からお金をもらうモデルです。
既存サービスでは、Googleアドセンスなどです。

④仲介モデル マッチンクグプラットフォームなどを運営し、仲介手数料をもらうモデルです。
既存サービスでは、メルカリや出会い系サイトなどです。

また、必ずしもどれか一つに分類されるわけではありません。例えばこの記事を書いているnoteであれば、
・月額500円でプレミアム会員になればkaggleのチュートリアルプレミアム機能を利用可能なので、②の課金モデルに該当
・noteというプラットフォームを運営し、記事が販売された金額の約15%を手数料として徴収しており、④の仲介モデルに該当と
1つのサービスで、複数のモデルに該当することもあります。

今回紹介した4つのマネタイズのモデルについて、図にしておきます。

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