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【続いてる写経 874日め】〜”ンフ〜”、で沸かせた、王騎将軍

珍しく夫と観ているものが一致したのは『キングダム』。

現在続編公開されてますが、周回遅れのワタシはアマプラで実写版第1作目をようやく鑑賞しました。
フツーコミックをまず実写化しても、裏切られるのが関の山なんですけど。原作の世界観の再現力が凄かったのはもちろん、演じる俳優さんたちの熱のこもった演技が素晴らしかったですね。原作のイメージを裏切らないどころか、想像以上なので驚きましたよ。

主人公の信(山﨑 賢人さん)、秦国の王・政(吉沢亮さん)、道中で仲間となる貂(橋本環奈さん)、このメイン3人がハマりすぎでした。
3人ともマンガ的に素顔が美しい。こういった俳優さんたちがいるから実写版も作れるのですねえ…。ほれぼれ。

でもなんと言っても、作品の肝キャラ・王騎将軍ですよ。ンフ〜。
大沢たかおさんの演じる王騎、快演にノックアウトされました。

王騎将軍というキャラは伝説に残る最強の将軍。屈強な大男なのに、唇は赤くオネエ言葉という、見た目ギャップがものすごい。
現実に王騎将軍を存在させるのは、相当な苦労があったのだろうと思われます。王騎がコケたら他がどんなに素晴らしくても、台無しになってしまいますからね。

それがもう「ンフ〜」一言で、爆笑するとともに、やられました。
カッコいい系の大沢さんがやるから映えるんですね。

「何回これ練習したんだろうね、”ンフ〜”」と夫婦で感心することしきり。
大沢さんが王騎将軍を演じるまでのドキュメンタリーと、再現映像を作ってほしいほどです。

俳優さんたちだけでなく、映画の舞台となる春秋戦国時代の再現も迫力ありました。中国映画っぽいなと思ったら、実際中国でロケを行っていたようですね、そりゃそうか…。

『キングダム』1作目は製作費10億円で、通常の邦画の予算5本分だったとか。お金かかっているから、全編ちゃちっぽくない。(新作は7本分でさらに増えているそう)

邦画でも、お金があれば作れるのね、迫力ある映画。

昔は結構歴史物の大作映画(『敦煌』とか『ビルマの竪琴』とか)、あと角川映画みたいなアクションもの大作もありましたけど、この辺も韓国映画に押されて作られてなかったような…。

コミック原作だったら、ファンが観に行くのでまずそこである程度興行収入は見込めるとはいえ、出来がいまいちで、原作ファンにそっぽ向かれたら終わりですし。10億円以上は相当な博打なんでしょうね…。

コミックの実写版としても、歴史物アクション大作としても、稀有な大成功作。続編は劇場で観ないとな〜。

でも「ンフ〜」と、王騎将軍がいうたびに笑ってしまいそうなのが心配…。

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