夫婦別姓制度についてニュースになることがあります。
家族たるもの同じ苗字でないと！みたいな精神論は私的にはどうでもよくて、
ただ、同性と別姓、社会制度的には便利なのはどちらなんだろう…とは考えます。
私は結婚により改姓したことがありますが、
正直手続きは面倒という印象が強いです。
改姓する側にその負担は偏ります。
実体験をもとにちょっと考えてみます。
マイナンバーが無かった頃の話です。

まず、住民票をとりました。松山市の場合だと300円かかりますね。本籍地も記載しておいてもらいます。

それをもって、運転免許証の変更に行きました。
松山市の場合、平日日中以外、日曜でも手続きできるのが、運転免許センターしかありません。
市内中心部にあるわけではないので、
そこにいくまでの時間と費用がかかる方は多いと思います。

そして銀行口座の名義変更を考えました。
これは金融機関によって違うのかもしれませんが、だいたい免許証提示でできたと思います。
届出印のために新しいハンコを作る費用はかかりますね。安いのを買ってもいいですが。
複数の金融機関に複数口座がある方は多いと思いますが、
それぞれの窓口に出向く手間がかかります。
しかも銀行の窓口が開いている間に。
クレジットカード類は、ネットで手続き完結した気がします。

それから仕事上の手続きとか、職場向けの報告ですね。
名刺作り直しとか、
健康保険証をやりかえるとか、
うーん全部は思い出せませんが、
自分で細々やらねばならず大変だった気がします。

そしてパスポートの書き換え。
新婚旅行に行くなどの場合は必要ですね。
有効期間が十分残っている場合なら、
氏名や本籍変更するだけですみますが、
松山市でそれをする場合だと手数料6000円かかるようです。
戸籍謄本も添えないといけない気がするので
その発行手数料450円と、
証明写真も新しいのがいる気がするので
証明写真を撮る費用、もいりますね。

あとはケータイとか、生命保険とか損保関係とかの名義変更…
まあ、これらも手間はかかりますが、
費用はそこまでかからないと思います。

それよりもし土地建物などの不動産を持っているなら登記変更とか、
国家資格持ってたら資格証の名義変更とか、
これらは手間も費用もかかるらしいですね。
車持ってたら車検証の変更もいるかもしれませんね。

これが、苗字変わる方だけにのしかかるんですよね。ひとつひとつはちょっとした手間ですけど、
働きながら、結婚式や新婚旅行や新居への引越しするならそれの準備でバタバタしながら、
こなすのはたいへんだった気がします…
きっと今も大差ない状況なのかな。

こういう手間こそ、デジタルの力で
なんとかラクにしてってほしいものです。

それから、話が最初に戻りますが、
もし夫婦が別姓のままでもいいとした場合の事務的な手間と、
どっちがしんどいんでしょうか。