不安という名の詩
ほらまた不安という名の高波にのまれて
ほらまた漠然とした嵐に翻弄されて
ここらへんはなんにもないな
愛しい気持ちだけが呆然と立ち尽くしているよ
崖っぷちだなんておおげさか
ところどころに散らばった僕の作った歌が
もうこんなはずではないと泣いている
こころ忙しく生き急いだからかしら
保険をかけて決めたことがどんどん
信用出来なくなってきてさ
もうここじゃ無理だと叫んでみたりもしたんだ
ああ情けなくて
ああどうしよもない
この歌よ
せめて せめて せめて
前に進みたくても進めぬ
どこかのだれかの部屋の窓へと
届きますように
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