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夏祭りの思い出教えてください

コロナの期間になくなってしまったものがある
それはうちの地域の夏祭り

コロナ期間は仕方なかった。
人が集まることで、感染が広がってはいけないということは理解していたし、そういうものだと思っていたから。
問題は去年、夏祭りをやるかやらないかで揉めたこと

町内の役員さん方が高齢の方が多かったこともあり、町内の夏祭り反対派が多かった。町内会長さん自身が反対派だったことも大きい。
そんな彼らが町内全体に夏祭り開催についてのアンケートを回してはくれたのだけれど、コレがひどい

夏祭りを「絶対にやるべきだ」
夏祭りを「やらなくてもいい」

この2択、悪意があると思いませんか???
我が家も含めこのアンケートはひどいと訴えたお家はいくつかあったみたいだけれど、もちろん「やらなくてもいい」が大多数で夏祭りは無し

「今年もないの??」と悲しがる子供達のために
町内のそれぞれの子供会は、それぞれの子供会で主催し小さな夏祭りをやる結果に。

それを今年、なんとか復活させようと動き出した今年の町内の役員さん。
うちの子供会の副会長さん!ともにアンケートについて憤っていた、明るくて誰にでも話しかけられるコミュ力の塊!
今彼女は、学校や幼稚園で地域のお母さんお父さんに声をかけて仲間を増やしている。もちろん我が家が所属する子供会の親たちは全員、なんでも協力するぜ体制。

私たち世代は、子供がとても多かった世代だからだろうか
とても盛大に楽しいお祭りが恒例行事だった記憶がある
太鼓や笛のお囃子や出店や、山車を引くとか、神輿を担ぐとか、地域によって違いはあれど大変だけれど楽しいそんな記憶

うちの地域の夏祭りは、各町内がそれぞれ担当の出店をだし、子供達は貰ったチケットで楽しめるというもの。住宅街のお祭りだから伝統的なものはないけれど、子供達がこの日を特別な日だと認識する大切な日。
お囃子は生ではなくスピーカーから流れるけれど、遠くから聞こえてくるその音が、街全体をお祭り特有の浮かれた雰囲気で包んでくれる。

子供たちのためが大きいけれどそれだけじゃなくて
そうやって季節を感じられるって、嬉しいことだと思うんだ。

例えば、体の調子によりお家から出るのがちょっと大変な方とか
日々頑張って忙しく働いている方とか……どんな人でも「あぁ夏祭りかぁ」って思うことで、浮かれた空気を感じることで、楽しかった思い出とか、ほろ苦い思い出とか、甘酸っぱい思い出とか、その祭り自体じゃなくてもたのしめると思うんだ

子供がいないから夏祭りをやらないという
準備が大変だからそこまでしてやる必要がない
そんな意見がまだまだたくさんなうちの町内会

だけれど、やってよかったねって
復活してよかったねって

形は変わっていったとしても
おばあちゃんになった時に、お囃子が聞こえる街であってほしいなって思うんだ

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