「あ！砂山さぁん！？！？そう、そう、うん、元気ー！これから透析いってくるぅ。ねぇ、なんかともちゃんからさぁ、そっち地震がすごいって聞いたけど、大丈夫？？？」

母の部屋から話し声が聞こえる

独り言ではない

これは、電話だ。

千葉から引っ越してきて、私たちと同居をはじめもうすぐ3年が経とうとしている。
砂山さんは、千葉に住んでいた時のご近所さん
バラが咲き乱れるイングリッシュガーデンが素敵なお家でいつもニコニコ笑ってる明るい人。お庭の門から何個か薔薇のアーチがあって、お姫様のお庭みたいだなぁなんて子供の頃は思ってた。

千葉で地震がすごいみたいよって私が話したのは数日前。千葉に住んでいる友達がSNSで言っていたのを母に話したんだっけな。

お母さんと砂山さんのお話はそこからまた、他のご近所さんのお話へ。
昔のまんまの井戸端会議が、電話を通して執り行われる。楽しそう

母は人と話したいんだな
地震で心配も嘘じゃないんだ
ふっと思い出して、衝動的に電話をかけた
まるで今その時かのように

彼女は最近よく電話をする
千葉のご近所砂山さんはたまーに

基本的には義理姉さんに電話をかけている
ほぼ毎日　楽しそうに
お互いに生存確認してるんだって

人と会話することは脳の活性化につながる

うちのお母さんやおばちゃんなど高齢な方だけじゃなく、人間は他人と会話をすると脳が刺激され、不安感やストレスの軽減につながります。
他者のとの会話がなかった親戚が必要以上に頑固になったり、考え方が意固地になったりしたので余計にそう思う。そこから認知症になりやすくなるとも聞いた。交流が少なくなると脳への刺激が少なくなるもんね

女盛り75歳
刺激が大切なんだ！！！

家族と話すのもいい。でもうちのお母さんには、それでは刺激がたりないのだ🤣

この前なんて、ブラウス買ったけど、ともちゃんが似てるの着てたから真似したみたいで嫌だって話してた。笑笑

お話することが好きな母にとってこの電話でのコミュニケーションは、楽しみなだけじゃなくて認知症の予防にもなってるんだな。

そんな感じでいつまでも元気でいてよね