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【葬送のフリーレン】フリーレンアニメ勢が面白さを考察してみた

絶賛大人気、現在放送中のアニメ「葬送のフリーレン」最新話までの面白さ、感想をアニメ勢が考えてみた。
※アニメ放送部分のネタバレを含みます
↓別の考察記事



そもそも葬送のフリーレンとは?

勇者とそのパーティによって魔王が倒された“その後”の世界を舞台に、
勇者と共に魔王を打倒した千年以上生きる魔法使い・フリーレンと、
彼女が新たに出会う人々の旅路が描かれていく。
“魔王討伐後”という斬新な時系列で展開する胸に刺さるドラマやセリフ、
魔法や剣による戦い、思わず笑ってしまうユーモアなど、
キャラクターたちが織り成す物語で、多くの読者を獲得。

アニメ『葬送のフリーレン』公式サイトより

他の多くの物語では描かれない魔王を倒した“その後”の話を描いていて、数千年生きるエルフの心の成長、印象的な戦闘描写が特徴的なアニメです。
作画もかなり綺麗で、映像を見ているだけでも結構引き込まれます。

良さ①:剣と魔法の世界のリアリティーを感じる

作中の世界の特徴として
・数千年生きるエルフ
・エルフほどではないが長生きなドワーフ
・人間などと敵対している魔族
等がありますが、多くの部分はよく見る剣と魔法の世界です。ただそんな中に「もし数千年生きるエルフがいたらこうなるのかなー」みたいなリアリティーを感じることができます。

エルフの場合

作中に登場する多くのエルフはある意味で元気がなかったり、達観しているような印象があり、長年生きているからこその長期的な視点を持っていて現実の人間には見ないような空気感があります。
ただ、現実でも多くの長生きする海洋動物は動きが少なく達観しているようなイメージがあり、エルフがもしいたらそんな風になるのも納得です。
もちろんクラフト等の例外はありますが。

魔族の場合

作中では魔族が忌み嫌われる敵として登場しますが、魔族の成り立ちに関する印象的な話として
「元は魔族も魔物だったが人間を捕食するため一部の魔物が人語を話して人間をおびき寄せるような進化をして最終的に人語を用いる魔族になった。」
というような話があります。
世界に魔物がいるという前提と、魔族の成り立ちをうまく組み合わせていて、こちらも世界に魔物がいたら、、、という点でかなりリアリティーを感じます。

魔法の場合

魔法についても結構面白いです。作中でよく使われる一般攻撃魔法ゾルトラークという技があります

人を殺す魔法(ゾルトラーク)

魔王軍の魔法使いクヴァールが開発した史上初の貫通魔法。

かつては防御不能の貫通魔法として猛威を振るったが、クヴァールの封印後に精力的な研究が行われた結果人類の魔法体系に組み込まれ、魔法使いならだれもが扱う「一般攻撃魔法」と呼ばれている。

魔力の球、もしくは魔法陣からビームのように帯状に射出される。制御によって軌道を曲げることもでき、背面や側面を狙って撃つシーンが見られる。

wikipediaより

引用のように魔法が学術的に研究されていて、誰かが魔法を開発してそれが実戦に使われだすと、その対策の魔法が開発されていくという割と現実の兵器開発に似た空気感で魔法が開発されていきます。(リアリティーですね)また、ゾルトラークの対策として利用されている一般防御魔法はゾルトラークには強いが物理攻撃には弱いという点をついて、現代では物理攻撃を用いた魔法が良く使われています。これも個人的には結構好きな話です。

人間特有の強さについて(多分作中でも語られてた)

エルフ、ドワーフ、魔族など人間以外の種族はかなり長生きで数十年しか生きない人間はこの物語ではか弱い存在に感じられますが、人間の世代間でつながれる連続性や、数の多さ、関係性の深さが他の種族を凌駕することにつながっているのが熱いですよね。
主人公フリーレンの師匠が人間のフランメなのもいいですよね、多分フリーレンとフランメがあった時点ですでにフリーレンは数百年以上生きていた気もしますし。
短い人生だからこそ一瞬でも輝こうとする人間が特有の強さを発揮するというのがかっこいい。

良さ②:過去と現在の対比

フリーレンが経験する多くの会話と回想に過去と現在の対比が多くあるのは気が付いたでしょうか。
例えばザインを旅の仲間に勧誘するときとヒンメルがフリーレンを勧誘するとき、ヒンメルがフリーレンに「今まであったどの魔法使いより強い」といったときとフリーレンがフランメに初めて会った時。
このように対比が多くあってぞわっときました。(あんま覚えてないので申し訳ないです)

良さ③:絡み

フリーレン、フェルン、シュタルクの絡みも面白いですよね、フリーレンもフェルンも可愛いですが小動物を見ている感じの可愛さでほっこりしますよね。

まとめ

僕的に一番好きな点はリアリティーです。
今後もたくさん記事を書いていくのでフォロー、ハートボタンを押していただければ幸いです。ヒンメルならそうしていた、、、

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