シキ

TCGビルディバイドのプレイヤー。 Twitterでビルディバイド用にオリジナルプレイ…

シキ

TCGビルディバイドのプレイヤー。 Twitterでビルディバイド用にオリジナルプレイマットのイラストを描いています。 noteではビルディバイドアニメ世界を舞台にしたオリジナルキャラクターの二次創作小説を書いていくので、楽しんで頂ければ幸いです。

最近の記事

ヤンデレの女の子に死ぬほど愛されて眠れないBD(ビルディバイド)

コンコン、ガチャ 「お兄ちゃんまだ起きてる?」 「ごめんね。こんな時間に。今日のこと謝っておこうと思って」 「どうしても外せない用事があったっから、お兄ちゃんと大会に行ってあげられなくて本当にごめんね」 「ううん気にするよ。だってお兄ちゃんいつも私のアンスラーグ楽しみにしてくれてるもん」 「作り置きも考えたんだけど、お兄ちゃんにはやっぱり作りたてのアンスラーグを使ってもらいたかったから」 「でも大丈夫。明日からはちゃんと作るからね」 「別にっお兄ちゃんのこと嫌い

    • ビルディバイド-#VVVVVV-        第二話「孤高の花」

       ———なぜ目覚めてしまったのだろう。  ———揺蕩うまま夢の中に溶けてしまえば、  ———どれほど楽だったろうに。  ———朝焼けの光がまた新しい今日を告げる。 「———また該当データなし、か」  カーテンの間から朝日が差し込んだ部屋で、ARモニターに向き合っていた少年が独り言ちる。  その少年、朝倉天馬はモニターに表示された文字列を見てギシリと椅子の背もたれに寄りかかった。 「あれほどの事件の当事者だぞ。警察がデータを残していないなんてことがあり得るか?」  AR

      • ビルディバイド-#VVVVVV-        第一話「月に祈りを」

         ———人には誰だって、叶えたい願いがある。  ———その願いを叶えるためなら。  ———過酷な戦いに身を投じることも。  ———厭わないはずだ。 「待ちやがれ!」 「はぁはぁ・・・しつこいなッ!」    時間は夜半前。  ひとけのない路地裏で、追う者と追われる者がいた。  前者は派手な服装と金に染めた髪と鼻にピアス、ガラの悪い顔つきをしたチンピラの青年。  対し、後者はまだまだ顔にあどけなさを残した14、5歳の少年だ。  追われる少年が苛立ちを込めて背後から迫りくるチン

      ヤンデレの女の子に死ぬほど愛されて眠れないBD(ビルディバイド)

      • ビルディバイド-#VVVVVV-        第二話「孤高の花」

      • ビルディバイド-#VVVVVV-        第一話「月に祈りを」