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北田博充「これからの本屋」書肆汽水域

本屋が町から消えていく・・。そんな記事やニュースが絶えない。
本当に本屋は消えてしまうのか?

そんな問いに対して、アンチを提示し、「新しい本屋のかたち」を本著では紹介している。なかなか面白い!その中でも「エア文庫という生き方」からはかなり学ぶことがあった。

 「いか文庫」という書店がある。「毎日、どこかで開店する」という。ジュンク堂などの大手書店を含めあらゆる書店に期間限定で「企画展」のような形で本屋を開く、いわば「ゲリラ書店」だ。店主の粕川ゆきさんが2014年にクラウドファンディングで150万円を集め、開始した。「いか文庫新聞」「いか文庫グッズ」「1日正社員」など面白い仕組みを組み合わせて挑戦を続けている。これが正解!ではないがこういう挑戦をしている粕川さんにはエールを送りたいと素直に思う。

本屋はこれから「本を売る」ではなく「人と人を繋ぐ」「共有したいを実現する」場所としての役割が増えていくだろう。俺が今参加している山代温泉「みかん図書館」の棚オーナーなどの形態は、既に全国に広がりを見せているが、まだ試行錯誤の段階だと言える。俺の中にも正解はない。でもこの流れのなかでいろいろ挑戦してみることは楽しい。このNOTEも然りだ。NOTEを初めて3ヶ月・・。いろんな人のいろんな記事に触れられることが楽しいし、反応をみるのも刺激になる。続けていきたい。

<メモ>
・いか文庫・・粕川氏
「空想の延長線上に現実があります。現実を変えるためには空想することからはじめなければなりません」

・Biblio therapy・・薬袋に本を封入し、効能を提示する売り方

・海文堂書店 元店主 福岡氏
「自分の棺に1冊だけ本を入れてもらうとしたら何を入れてもらうか?」を考える。「本と人の出会い方をデザインする書店」を目指したい。

・富山の薬売り形式に挑戦する書店

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