2-11. 50年後もIBMがコンピュータを作っていたら、IBMは潰れているでしょう。
日本アイ・ビー・エム会長 椎名武雄
前回ご紹介した大島の言葉「2-10.本業大事ではいつまでも本業大事の発想では新しい事業の創造などできない」を、さらに具体的に語ったのが、日本IBMの育ての親とも言うべき椎名武雄である。
IBMの本業はコンピュータであった。International Business Machineという社名から考えても、ビジネス用にIBM360パソコンンも全盛という時代背景から考えても、当時はコンピュータのないIBMは考えられなかった。しかし、