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気まぐれ短歌その9 2024.4.21

[庭に咲く花をGoogleレンズに尋ね「エビネ」と重なる亡き祖母の声]

昨日は祖母の一周忌法要でした。
親戚の方たちに集まっていただき、式と食事をしました。
いつもは静かなうちの家に、賑やかなおじさん、おばさんたちの声がこだまします。
明るくて賑やかな場が好きだった祖母もきっと喜んでいると思います。
トップ画像は庭に咲いているのをみつけた祖母の植えた「エビネ」
珍しい花が咲いていて、何だろう、とGoogleレンズに尋ねたら「エビネ」と答えてくれました。
そのとき、祖母が毎春、「エビネが咲いた、エビネが咲いた」と嬉しそうに話していた声が思い出されました。
私は以前は花に全く興味がなかったので、聞き流していたのですが、今日、花の名前とともに、懐かしい祖母の声と顔が蘇ってきました。
今は私もお花が大好きなので、祖母の気持ちがわかるようになりました。
そうか、おばあちゃん、こんな気持ちで春を迎えてたんだね。
エビネはきっと、たぶん、来年も咲くのでしょう。
そして、来年も私は祖母を思い出すのでしょう。
ひとは亡くなってからも生きる、そんなことがあらためて分かったような気がします。

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