見出し画像

多子世帯は子供がいる世帯の12.7%しか存在しない。みんなの教育費無償化でいいんじゃないか。どこに住み、何人産めばいいのか。もはやカオス。


世間を賑わす記事には ことごとく我が家は当てはまらず

本日の朝日新聞の一面に、「多子世帯 大学無償化へ」の文字。
所得制限なし、と さも太っ腹な印象を植え付ける見出し。
多子世帯とは3人以上とか。
我が家は双子のみ。

一昨日は東京都の小池都知事が、東京都の高等学校授業料無償化を打ち出しましたね。
でも我が家は兵庫県。

大阪府の吉村知事も頑張ってくれていますが、我が家は隣の兵庫県・・・。

いったい多子世帯ってどのくらい存在しているのか

厚生労働省の2022年国民生活調査のデータを見ると、
18歳未満の子供がいる世帯での子供の割合ですが、
子どもが一人 49.3%
子どもが二人 38.0%
子どもが三人 12.7%
となっています。
多子世帯、少ない。
それ以外が87%も占めています。


厚生労働省 2022年 国民生活調査より

そもそも、年々、多子世帯は減少しているのが見て取れます。
もちろん多子世帯への支援も大事ですが、
そうではない標準的な世帯への支援はどうするのだろうと思います。

公立の中学・高校でもお金は結構出ていく

高等学校では、授業料以外にも、
・制服代(一人10万円規模)
・定期券代
・修学旅行積立金
・一人一台パソコン等の端末代(高校から)
・教科書代(高校から)
などが必要になります。

中学校でも制服代、修学旅行積立金、高校受験に向けての塾代などが必要です。
高校受験も、公立中学の授業をまじめに受けていれば対応できるレベルの入試問題だったら塾に行かなくても問題ないのですが、
近年の高校入試は問題文が異様に長く、覚えなければいけない英単語の数も増えました。
我が兵庫県の理科は特に難易度が高く、2022年入試では平均点が41点しかありませんでした。
公立中学の授業のレベルと、高校入試に求める学力のレベルにかなり乖離があります。
経済的な事情で塾に通えない家庭の子供たちは、受験準備という面ではとても苦労しているのではないかと思います。

特に塾。
我が家は双子なのですが、中二の3月から本格的に塾に通い始め、
月の塾代は10万円弱。
これでも切り詰めて、特に苦手な教科のみ受講しています。
今後、冬期講習、入試前の特別対策講座などを受けると、10万円ではとても収まらない状態です。
夏期講習とか、一人15万円はしました・・・・(気絶したい)

せめてこんな支援策があったなら・・・


・中学入学時 一人20万円支給
  制服代にあてる

・高校入学時 一人30万円支給(公立)
  制服代、買わされるタブレット(ノートパソコン)代にあてる
  月々の定期券代等 申請分

・大学入学時 一人50万円支給
  親元から離れて暮らす場合は、仕送り代として月10万円支給

本当は塾代などの補助もあれば助かりますが、
必要最低限の費用の支給をお願いしたいです。

少子化対策。もっと本腰でやってください。

少子化対策は、小手先の政策じゃ無理。
就職氷河期に社会に出た団塊ジュニア世代が子供を産める時期に少子化対策をしなかったのが痛恨の極み。
あの時期に子供一人当たり産めば1,000万円とか、教育費大学まで無償などを打ち出していれば違っただろう。

政府に言いたい。
けちけちするな。
一番少ない世帯を対象にするのではなく、一番多い世帯も手厚くしろ。

特捜部に言いたい。
パーティー券で収支が未記載の議員は、一人残らず取り締まれ。

すべての子供に明るい未来を

どこに住んでいるとか、
兄弟姉妹が何人とか、
親の収入がどのくらいとか、

そんなことを気にすることなく、
自分の望む道に進める社会。

大学に行っても行かなくても、
就職しても、
すべての子供たちに明るい将来が約束されますように。

サポートありがとうございます。サポートしていただいたお金は、行政書士として疲れたとき、母として疲れたときの癒しに使わせていただきます。