今朝起きて、はたと思い立ち映画「ゴジラ−1.0」を観に行くことにしました。「シン・ゴジラ」以来のゴジラ映画なのでゴジラの大迫力を楽しむため日比谷のTOHOシネマズのIMAXで鑑賞することに。

ゴジラの印象は原点回帰とオマージュ？

ネタバレになるので極力ストーリーに触れないように書いていきます。今回ゴジラという生物が原点回帰したような印象を受けました。初代ゴジラは私が生まれる前で映画館で観たことはありませんが、ビデオで観た初代ゴジラは感情の無い、人間社会を破壊する巨大生物という印象が強いです。ゴジラ−1.0はそれと同じ印象でした。人間一人一人を咥くわえるシーンは幼少の頃からたまに夢に出てくる怪獣そのもので、ホントに怖くトラウマになります。

また、ゴジラが海上で木製の船を追いかけるシーンには映画 JAWSのワンシーンのオマージュか？…と思います。

ゴジラの駆逐方法にしても、初代ゴジラを人間が唯一絶命させたオキシジェン・デストロイヤーという架空の大量破壊兵器で人命を犠牲にして倒したのと少し似ているのかなぁとも思います。本編の終幕は違いましたが…。またゴジラの再生力には映画とわかってながら神秘性も感じました。

そういうわけで原点回帰とオマージュが感じられる映画だと思います。

ゴジラの姿で印象的な点

毎回そのビジュアルが話題になりますが、今回の「ゴジラ−1.0」のゴジラの姿は最新VFXを駆使し素晴らしい、カッコいい、また凄みを感じさせる容姿です。映画では熱線（放射熱線）を吐く時の背ビレの動きと尻尾から背中に向けて🪼→ 🪼→ 🪼と順番に青白くなっていく描写が波動砲のエネルギーチャージを彷彿させて良かったです。ゴジラのビジュアルの中で一番印象にあるのは手足です。序盤最初の登場シーンからアップで強調された足が鳥類のように大きく鋭利な爪がなんとも凄くてそのうち羽が生えて空を飛ぶんじゃないかと思わせました(笑）

ストーリーに賛否あるけど私は大好き

毎度の事ながらストーリーには賛否あるようですが、私はゴジラ映画の魅力としても今回のストーリーは大好きです。人間の敵であるゴジラの駆逐方法が唐突に出てきた点は目を瞑つむり、従来のゴジラ映画と違うのはゴジラに立ち向かうのが国や自衛隊ではなく民間で組織されているという点が面白い。また、ゴジラの熱線で東京都心が壊滅的な被害にも拘らず割と速やかに駆逐手段を実行に移している点もネ。

映画の時代設定が太平洋戦争前後という軍事力も極めてひ弱でゴジラにどのように挑むのかは奇想天外でとても楽しませてもらえます。

俳優さんが演じる人間ドラマはストーリー性も魅力です。クライマックスにかけ盛り上げてくれてゴジラが主役だけど最後はちょっとアメリカ映画流の家族愛で終焉していて思わずウルっと感動しちゃいました。

映画館はIMAXで迫力がマシマシ

ゴジラの姿と咆哮ほうこうを大迫力で感じたいならIMAXでご観覧いただくことをお勧めします。壁一面の巨大スクリーンで大写しになるゴジラのお顔、ズシンズシンと足音の振動が座席に座っていながら感じます。正に“体感“できたと感じました。

また、館内通路壁にはゴジラの肌を感じる演出 2.5D Real PRINTINGが展示されていてリアルでゴツゴツした肌を感じることができます。

終わりに

大迫力と人間ドラマの二つで超感動したゴジラ−1.0でした。映画終焉ではゴジラはまだまだ続く演出もあったし次回作も期待したいですネ。