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追わない

以前、短文のほうで「喜びを分かち合えるひとがいる。そんなひとがいて良かった」旨を書いていたが、そのひととは別れた。
最後はわたしの批判をして去って行った。
幸せな約三ヶ月は何だったのだろうとしばらく落ち込んだ。

今、新たにやりとりをしている人がいる。
これまでの反省を活かしたLINEを心がけているつもりだ。

  1. なるべく短文。3行。多くても5行

  2. 毎日送らない

  3. 質問し過ぎない

  4. 休日は送らない

前は相手が長文タイプだったこともあり、長文で返していた。短文で来たら短文で返す。質問をひとつは入れる。休日も送っていた。
ポンポンと会話しているようなリズムで返信が来ると嬉しかった。こちらもそれに応えることになんら負担は感じなかった。しかし、いつまでもそれは続かないものだ。もうすぐ会えるというところがピーク。会ったらその後落ちていくばかりだ。
そして、いつもそれは相手からなのだ。わたしがそうなることはない。むしろ、二回目、三回目……また会いたい、この関係を続けたいと願う。でも、相手の様子が変わってくる。わたしは変わらないのに、だんだん冷めてきているような、そんな気がすると不安になってくる。
もしかしたら三回目は無いのでは…?LINEの頻度はどんどん落ちていくのでは…?
そしてその通りになる。
これまで未読スルーが一日以上は無かったのに増えてくる。相手の返信速度が遅くなっている。毎日から一日おきになってくる。次はいつ会うかの提案が無い。どんどん不安になってくる。そして、わたしが送ったメッセージが原因で別れることになる。

別れたくないと願っているのに、自滅してしまうのである。
例えば、未読スルーを責めるような文面になる。あるいは、寂しさが滲み出ている。追いLINEをする。相手からそれを責められ、わたしが謝る。謝って許してもらえたことはない。そこで関係は終わる。無言でブロックされたこともある。

今回こそそれを回避したいのだ。
相手が未読スルーしようが追いLINEしない。そもそも「これまでは一日半も未読じゃなかった」なんてわかっている自分が気持ち悪い。トーク画面を見張っているのか?キモい。自分、キモいなー。

しかし、そんなキモい自分を変えられず、今回も悩んでしまっている。
せめて相手にはそんなキモい自分を悟られないように、じっと耐えているところ。
これまでの経験上、携帯を握りしめるのをやめて読書をしたり、部屋を片付けたり、出かけたりしているときに連絡が入る。「遅くなってごめんね」と。

前は「いいよ、気にしてないよ」と嘘をついていた。いい子ぶりっ子で「無理しないでね」なんて書いていた。
カウンセラーさんから「そこが気になる」と言われた。「返信不要だと思っていないのにそれを書いてはいけない」と。
わたしは返信はせかしていないけれど、既読はつけてほしいというつもりで「返信不要」の旨を書いているんだけど、未読や既読をずっと気にして、できれば返事が欲しいなと思っているならこんなぶりっ子はやめたほうがいいのだ。

昨日、遅くなってごめんと返事が来た。その一文はスルーして、ごめんのあとの本文についての返事をした。その後すぐに返事が来た。それの返事をした。そのメッセージは未読のままである。返事が必要な内容ではないのだ。お手紙の最後に書く「またね」的なものである。だから既読スルーでいいのに。スタンプにすればよかった。

追いLINEはしない。